さんらいずの徒歩鉄備忘録

過去の鉄道写真を中心に撮影時の出来事、旅行記、その他いろいろなメモ書きです

2011年F1日本GP3日目報告書

2011-10-09 21:09:40 | F1関係
あぁ・・・どうして楽しい時間てあっという間に過ぎてしまうんだろう・・・。(泣)

決勝が終わって、グランドスタンドでいつも思うことです。

心地よい感動と一抹の寂しさと。


さて、結果はバトンの優勝、アロンソが2位、ベッテルが3位になったので、この瞬間にベッテルのチャンピオンが決定しました。

ベッテルに優勝してきれいに決めてもらいたかったのですが、フリー走行からバトンが調子が良くて、もしかしたらバトンが勝つかも・・・という予感が当たりました。

でも3日間ともこんなに天気が良い鈴鹿は初めてですね。
今までは必ずと言っていいほど雨が1日、せいぜい曇り空で何とか雨が落ちてこなかった程度の日がありました。


では続きを。


フォースインディア。
今ではすっかりバランスの取れたマシンとして、しかも直線の速さも維持しつつですから、うっかりすると上位陣も抜きあぐねることもあるほど速いマシンになりました。
コンスタントにポイントを獲得して、ついにザウバーを逆転してコンストラクター6位に浮上。
エンジンはメルセデス、ギアボックスはマクラーレン製と、後ろ半分はいわば「マクラーレンに丸投げ」と言っても良いようなもので、チームとしてはフロント周り等、残りの問題点に集中すればいい方法をとっているのが効率の良い開発を可能にしていると言えますね。
ジョーダンの時代からコストパフォーマンスの良さはこのチームの伝統なのかな?
スタッフも経験豊富なので、資金が潤沢になれば上位への仲間入りも可能だと思います。



エイドリアン・スーティル。
もう5年目ですか。すっかり安定した昨シーズンから今年は若干波があるよう。
まぁ、プライベートで「やらかしちゃった」事件のせいもあるのだろうけど、実力はあるので、可夢偉とザウバーチームにとっては「越えるべき最初の壁」と言えるかもしれません。彼とこのチームを常に上回れるかが、上位陣への挑戦権をつかむ条件とも言えるのではないでしょうか。



ポール・ディ・レスタ。
今年デビューのイギリス人ドライバー。
実力はかなり前から評価されてたのですが、なかなかデビューのタイミングが合わなかった人。
今年の新人王の有力候補。



ザウバー。
今年はメキシコのスポンサーがいくつかついたため、資金繰りが安定。開発も去年よりはンスタントにできるようになりました。
しかしながら風洞など、設備はかなり良いものを持ってるのに人材不足に悩んでいるようで、人数規制の中でやりくりが大変という噂も。
ただ、昨年からは確実にマシンも安定してきているので、もう一息と言ったところでしょうかね。
後半の失速の原因はエギゾーストブローを巡るルールの混乱により開発をやめてしまったためらしい・・・。
そりゃ「使用禁止」って言われればただでさえ少ない資金を無駄につぎ込むなんてできないからやめるわな。あとからまた「使ってもいいですよ」と言われても「そりゃないよ!話が違う!」と言いたいよね。




小林可夢偉。
我らが可夢偉。今年は前半はポイントを重ねて、モナコでは日本人歴代最高の5位入賞など、期待は高まる一方だったんですが、中盤以降はマシントラブルや、チーム戦略とかみ合わなかったりして苦戦が続きます。
鈴鹿も予選は最高だったのに・・・。
決勝はスタートの失敗が全てでしたね。
プライムタイヤでもさすがにレースの半分以上の周回は耐えきれず、終盤失速。
13位で終わってしまいました。orz
ただ、来期も契約が決まってるので、残りのレースと、来年に期待します。
大手メーカーが抜けた今、唯一の日本代表。



セルジオ・ペレス。
今年デビューのメキシコ人ドライバー。
メキシコのスポンサーは彼が連れてきたと言えるかもしれませんが、フェラーリの育成ドライバーという実力もちゃんとあるドライバーです。
事実、予選や、中盤以降の決勝でも可夢偉を上回る成績を残すこともあるので、うかうかしてられないよ。(笑)
初めての鈴鹿で17位スタートだったもののタイヤ戦略が当たって見事8位入賞。


スクーデリアトロロッソ。
レッドブルのセカンドチームとしての立場はありますが、レギュレーションにより、独自開発の比率が多くなり、ようやくオリジナリティが出てきたかな。
でもその開発も結構効果があったみたいで、ザウバー、フォースインディアと中盤争いを繰り広げています。



セバスチャン・ブエミ。
日本人にとっては横浜で「日本で初めて公道でF1を運転した男」として伝説になっちゃいましたね。(笑)
震災チャリティーイベントにわざわざレース直前なのに来てくれました。
ありがとう!!!
鈴鹿では残念ながらリタイア・・・。



ハイミ・アルグエルスアリ。
今年は去年よりも走りが安定してきて、中盤以降はブエミを上回ることも増えてきました。もちろん入賞回数もグッと増えてきてますね。
チームがいわばレッドブルの育成チームなので、結果を残さなければすぐに交代させられるのをわかっているからでしょうね。(汗)


                                    続く

2011年F1日本GP2日目報告書

2011-10-08 21:46:08 | F1関係
さて、今日も鈴鹿はピーカンでした。
さらに焼けた・・・。

観客もさらに増えて盛り上がってきました。

が、それに輪をかけて予選が劇的すぎて!

可夢偉は予選Q1は1位通過!!!だし、結果、予選10位とここのところの不振を振り払う走りを見せてくれたし、ベッテルは最後にポールを獲得するし、でもマクラーレンも速さではレッドブルを上回ってる印象なので、決勝がどうなるか楽しみです!


では写真の続きを。


メルセデスGP。

2年目になってもなかなかトップ3に追いつけないですね・・・。
チーム態勢を再構築しようとしてるのでもう少し時間がかかるのかな・・・。
マシンは波が非常に大きくて、速いときは速いけど、遅いときはホントに遅い・・・。
一応今年のマシンの中ではフォースインディアを抜いて「直線番長」になってるんですがね・・・。
エンジンパワーにものをいわせて空力がいまいちって・・・ホンダの時にも聞いたような・・・。



ミハエル・シューマッハ。
今回の鈴鹿でのドライバー紹介では「7回のワールドチャンピオン」と紹介されているまさに「生きる伝説」。
でもフェラーリ時代より確実に丸くなってる気がするのは気のせいかな・・・。
でもなんだか「走ることがホントに楽しい」って感じでドライブしてる(しかも速いときは速いしね)みたいなのでいいんじゃないのかな・・・。

むしろ結果を求めるなら速いマシンを用意してあげるのが先じゃないのかな・・・。
このチームの2人には。

予選ではトップ10に入ってるし、元々鈴鹿が大好きな人だから、決勝でもまた速さを見せてくれると思います。



ニコ・ロズベルグ。
今シーズンで100戦目を越えて中堅になりつつあるものの、表彰台が遠い・・・。
シューマッハを上回ってるのがもう普通になってる感もありますが、予選の速さが決勝の時になかなか出てこないですね。
ルックス共々走りもスマートなんですが、そこで止まっちゃってて、ハングリーさが見えないのが原因なのかな・・・。
お父さんはある意味ハングリーさの固まりのような人だったけど・・・。(苦笑)



ロータスルノー。
今年は「ロータス」を名乗るチームが2つ、しかも両方ともルノーエンジンという訳わかんないことになってますが、こちらは去年のルノーのワークスチーム。
色は往年の「JPS」のブラック&ゴールドカラー。
アイルトン・セナも乗ったマシンカラーにあやかってますね。
実際渋くてカッコイイです。グッズも今年は例年より売れ行きが良いらしい・・・。
普通エンジンの排気管はエンジンより後ろにあるもんだと思ってたら、今年はエンジンの位置より前に排気口がある「前方排気」を採用。その排気を空力に利用するなど、このチームも空力に独自のアイデアを色々生み出す(しかもそれがよかったりする)伝統は変わってないようです。
目下の問題はお・か・ね?



ブルーノ・セナ。
もともとNo9はロバート・クビサがドライブするはずだったのが、シーズン前のラリーで事故って大けがをしてしまい、今期絶望に。
で、代役にニック・ハイドフェルドが就いたものの、成績不振を理由に途中交代となりました。(はっきり言ってニックへの仕打ちはいじめとしか思えなかったですが)
ブルーノ自身は去年はHRTからデビューしましたが、やっぱりマシンが遅けりゃ、限界はあるというのを今シーズン示してくれました。
今は僚友ペトロフを上回る速さを見せてますね。ただ来シーズンは乗れるのかな・・・。
乗って欲しいけどな・・・。



ビタリー・ペトロフ。
昨年はF1初の、今年は唯一のロシア人ドライバー。
今年は鈴鹿でもロシア語が聞こえてきました。
今年は2年目ながら開幕戦で3位表彰台を獲得。
予選では10位以内も結構あって。モナコ以降は全戦完走で入賞率50%と確実に速くなりました。去年のような「お金」の陰を払拭した印象です。



AT&Tウィリアムズ。
今年はカラーリングが往年の「ロスマンス」カラーにちょっと似たものになって、速さも古豪復活・・・と行きたかったんですが、なかなか・・・。
今年は空力重視のマシンなんですが、そのせいで非常に扱いにくいマシンになってしまって。なんかいつぞやも「マンタノーズ」とか「セイウチノーズ」とか言われるような過激な空力マシンを作ったものの失敗に終わったことがあったはず・・・。
来年はルノーエンジンを採用し、ホントに往年の「ウィリアムズ・ルノー」として速さが復活するか期待したいと思います。




ルーベンス・バリチェロ。
300戦以上の出場を記録し続ける「鉄人」。
マシン開発はこの人に頼り切ってると言っても過言ではないはず。
だって僚友がここ数年はルーキーばっかりだし。
ただ、この人、要望を出してもなかなかチームに聞き入れてもらえてる印象がない気がするのはフェラーリ時代のイメージのせいなのかな・・・。



パストール・マルドナド。
ベネズエラ出身のルーキー。
リアウィングなどについている「PDVSA」は彼が連れてきたベネズエラのスポンサー。
最近は予選でも結構「中の上」辺りにはいるので、扱いにくいマシンでこの結果なら良い方な気もするんですが・・・。
ただ、ウィリアムズは伝統的に結果重視なチームだから、厳しいことに変わりはないですよね。


                               続く。

2011年F1日本GP1日目報告書

2011-10-07 23:28:35 | F1関係
さて今年も鈴鹿にF1サウンドが帰ってきました。

木曜日のイベントも大いに盛り上がったようで、参加した方は結構美味しい思いをしたらしい・・・。

いいなぁ。(T□T)
行けるものなら行きたいけど、1泊分増えちゃうんだよねぇ・・・。
しかも仕事そんなに休めないし・・・。

しかしながら、普段は「なかなかサインをくれない」とか、ファンサービスという点ではいまいちなF1ですが、今回は震災直後から日本を応援、援助してくれてますね。
ありがたいことです。本当に感謝感謝です。

そんないつもとはちょっと違う雰囲気の今年の鈴鹿。

例年以上にドライバー達も、ファンもスタッフも一体感が増してる気がします。
そして、チャンピオン決定の可能性があるためか、去年よりも金曜から来る人が多い!

土日が久々に大変かな?


ではいつもの通り、コンストラクター順に行きます。


レッドブルレーシング。
去年もマシン性能は圧倒的でしたが、今年はさらに進化していて、ぶっちぎりの強さ。

最高速は(トップグループの中では)高くなくてもコーナーリングが速いので、トータルでタイムを出す事ができるマシンですね。しかも以前のようなマシントラブルも減ってるみたいで、確実に穴を埋めてきてる感じですね。

チャンピオンになってもそこに甘んじることなく攻めの開発が続いてるのがこの強さの源なんでしょうね。
よくもまぁ、こんなにあれこれ思いつくもんだ。(笑)


セバスチャン・ベッテル。
昨年は大混戦の末、チャンピオンになりましたが、今年はぶっちぎりの強さ。
何より自滅が大幅に減って、落ち着いた感じになりました。
若いのにこんなに王者の風格がついちゃったらどこまでもチャンピオンを続けられる様な気すらしてしまいます。
ミハエルに並べるかな?

でも・・・

あんだけクラッシュしちゃダメって言ったでしょうが!!!

今年は午前のフリー走行直後にデグナーでクラッシュ。
幸い軽いダメージですんだようで、午後も走りました。
鈴鹿でチャンピオンを決められるか?



マーク・ウェバー。
去年は僚友とチャンピオン争いをしていたのに、今年はなんでか勝てなくて、未だ未勝利。
ピレリタイヤに手こずっているようで、これはもう早くなれるしかないのかもしれませんが、ベッテルが使いこなしているわけですし、頑張らないと・・・ねぇ・・・。
まぁ、もう何も気にすることはないのかもしれないので、鈴鹿では勝利のみを目指して頑張って欲しいですね。



マクラーレンメルセデス。
サイドポンツーンの形を見て「なんだこりゃ!?」と思いましたが、やっぱりこのチームのマシンて過激な方向に行きやすいのかな・・・。
序盤はトラブルが結構あったんですが、中盤以降は安定性が増して来るのは流石ですね。
底力は半端じゃありません。
今やレッドブルに対抗できる唯一と言っても良いくらいのマシンになってると思いますが、それだけに序盤にレッドブルに食らいついていけなかった(レッドブルのKERSのトラブルの隙をつけなかった)のが痛すぎた・・・。
直線スピードは上回ってたんだからね・・・。



ルイス・ハミルトン。
今年は序盤はベッテルと争ってたものの後半はなんだか走りが荒っぽくてクラッシュやら追突やらでトラブルメーカー扱いになってしまってますね。(汗)
まぁ、彼のスタイル自体元々攻めの走りでバンバン抜いていく!って感じなのですが、チャンピオンになったときのようにもうちょっと落ち着いてやればいいのに・・・。
私自身、こういうアグレッシブなドライバーが一人はいないとつまんないと思うので、(モントーヤとかもそうですよね)なんとかしてもらいたいのですけど・・・。



ジェンソン・バトン。
中盤から後半になってコンスタントに表彰台を獲得してきて、今やチャンピオン争いにまでなっているのですが、後1点でベッテルがチャンピオンになってしまうので、非常に厳しい事に変わりはありません。
元々苦労人ですから、いろんなマシン、タイヤ、天候にも対処できる術を持ってるので、荒れたレースで勝つのが一番似合ってる人なのかも。
今年の鈴鹿は特に気合いが入ってるみたいで、今日は2回ともトップタイムでした。


スクーデリアフェラーリ。

タイトルスポンサー名のマールボロがはずれてタバコ名がF1から姿を消してしまいました。
マクラーレンと反対に非常に空力的に保守的なマシンであったため、アロンソをもってしても序盤の出遅れを解消できず、ずるずると後退・・・。
まぁ、前年とレギュレーションが変わるときに攻めてガラッと変えちゃうか、保守的に行って経験を生かせるようにするかの2択な訳で、結果責任しかないわけですが・・・。

もう来期に向けて開発してるようなので、来年こそは復活を・・・。



フェルナンド・アロンソ。
フェラーリが何とかコンストラクターズ3位を守り、表彰台を獲得できるのはひとえにこの人のおかげと言っても過言ではないかもしれません。
最後まで諦めない走りは見ていてやっぱり応援したくなっちゃいますね。



フェリペ・マッサ。
09年に走行中落下した部品がヘルメット直撃!な大けがを乗り越えたもののそれ以来いまいち速さを取り戻せないでいる彼。
何が原因なのかさっぱりわからないのが余計に心配。
ハミルトンとチャンピオンを争った08年の速さをもう一度・・・。


続く

2011年F1日本GP1日目おはようございます

2011-10-07 05:25:41 | F1関係
おはようございます。

さぁ、今年もF1日本GP1日目の朝を迎えました~。\(^o^)/

今年もサンニッパ使い放題は今日だけなので、何とか全車撮影したいですね・・・。

ドライバーのみなさん!

積極的にコースに出て、バンバン走ってください!(笑)
ピレリタイヤも初ですし。

そして。


クラッシュは勘弁!!!(特に午前中は)


去年はハミルトンが午前にクラッシュして、焦りました。(苦笑)


では、行ってきます!

ご無沙汰になってます

2011-10-06 23:08:19 | その他
ご無沙汰しております。

5月のグランクラスの記事以来、音沙汰無しとなってしまいました。

全く鉄ちゃんやってなかったわけではないのですが、風景的な写真は全く撮ってないですし、仕事が忙しい&精神的に疲れる→夜勤明けで帰ったらベッドに倒れ込む→どこにも行く気がなくなる→休みが過ぎてまた仕事・・・のループでした。

前ならお仲間があちこち行ってる→危機感を持ってどっかに飛び出す
だったんですが、今はもはやどこに行こうか、頭すら回らない状況・・・。

写真をUPするのもおっくうになっててこのような状況になったのであります。


まぁ、やる気が起きないのに撮影に行ってもちゃんとした写真にならないだろうし、頭が回ってない時に無理すると、けがの元ですから。

ネタとしては津軽鉄道、リニア鉄道館、叡電などがあるので、それらの記事ができ次第、この記事を削除しようと思います。


で、明日からはF1日本GPです。
震災があってどうなることかと思いましたが、無事に開催されます。
夏の計画停電の予定も仕事に影響なく、無事に名古屋の定宿からこの記事を書けることに安堵しています。

天気も3日間晴れるようです。珍しい。(笑)

頑張って今年も全車撮れるようにしたいですね。