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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

禁煙のきっかけ

2008年09月24日 14時54分33秒 | Jog&Walk,Health

喫煙のきっかけがひょんなことだったように、禁煙のきっかけも偶然みたいなものです。といって、楽々禁煙できたというわけではなく、むしろその逆で、これまで禁煙をしたいと思っても一日たりとも成功した試しはありませんでした。喫煙歴23年ですが、10年目までは禁煙はまったく考えたことはありませんでした。20年が近づいたあたりから本格的に意識し始め、20年を機にやめるんだと意気込んだものの、当然のように失敗しました。以来、禁煙しようと思ってもことごとく失敗。失敗の理由は、禁煙ということを意識しすぎたことと、一方では長年慣れ親しんだタバコを手離す気が本当にはなかったのだろう思います。
 
禁煙する時は、いつも必要以上に意識をしていたと思います。大抵、前日でタバコを吸い終えて翌朝から禁煙にチャレンジしようとするのですが、意識しすぎるとタバコの存在ばかりが頭に浮かんできて、朝起きた瞬間からもうダメなんですよね。ひどい時は朝の犬の散歩の時に買ってしまい、そうでなくても、九割がた通勤途中の西八王子駅までで挫折してました。ごく稀に西八王子駅を突破しても、会社に行くまでで陥落、ジ・エンドです。朝一の段階での失敗は意識しすぎ、それ以降の失敗は手離す気がないことが原因だと思います。「いずれやめるんだから、今日のところはここまででいいじゃないか…」と囁いている自分がいました。こうして朝一からの禁煙はほぼ100%失敗、成功したときも昼までか最長不倒でも16時くらいが限界(というか、自滅)でした。
 
こうして今まで一日たりとも禁煙できなかった私が、今回曲がりなりにも禁煙が継続しているのは、肩の力を抜いた「だらけ具合」と時の運としか言えません。スタートした日以降仕事が少し落ち着くこと気づき、直前になって「やめてみるかあ」というくらいのゲーム感覚でした。また、タスポを持っていない私は気軽に買うことが出来ないという条件も幸いしました。そんなこともあり、それまで散々失敗してきた朝の時間もやり過ごすことができ、会社でも仕事が立て込んでおらず、イライラを市販の通常ガムでごまかすことができたのです。人それぞれ重要なファクターは違うと思いますが、私の場合は、朝をどのようにクリアするかであり、肩の力を抜いたことで成功したのです。
 
禁煙サイトや禁煙本にはいろいろなことがありますが、人それぞれで個性が違いますから、万人に通用する方法などないと思います。私がこれは違うなと思ったことは以下のようなことです。あくまで、私には違うと思うことです。
 
まず一つ目は、「身近な人への禁煙宣言をしないさい」ということです。これは上記の意識してしまうことの代表格ですし、この裏返しの身近な人から「禁煙したら」と言われることほど逆効果なことはありませんでした。自分で禁煙したいと思っていながら出来ないところへ、こう言われると「そんなに簡単にできれば苦労はないっ」との反発を呼ぶだけでした。私は、出来たらそっと見守っていてほしいものです。
 
次に、「連休など仕事のストレスのない時期を選んでください」ということです。ストレスがない時期というのは分かるのですが、それが仕事のない日とは限らないということです。私の場合、休み日は、予定があるときなら、子どもがぐずぐずして予定通りにいかないとすぐストレスでタバコを吸っていましたし、予定がない日は手持ち無沙汰でタバコを吸っていました。仕事があるときの方が良かったと思います。
 
あと、「タバコ、ライター、灰皿などを処分しましょう」というのも、いたずらに意識しすぎることですから、私としては反対です。これで禁煙できなかったら、処分したものをまた用意しなくてはならず、かえって敗北感が募るだけです。私も今回は「だらけた」感じで禁煙をはじめ、10日目を目前にした時に処分に踏み切りました。人それぞれ、禁煙を阻んでいる要素は違いますし、それによって取るべき禁煙の戦略も違うということです。