八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

山縣亮太、日本歴代2位 10秒00!

2017年09月24日 23時40分41秒 | スポーツ

山縣亮太選手が出したこの記録は、1ヶ月前だったら、1998年に伊東選手が出した日本記録に並ぶタイ記録だった、ものすごい記録です。

 

しかし、つい先日、桐生祥秀選手が9秒台を出したばかりなので、視聴率を追いかけるマスコミにはニュースバリューはないのかもしれません。某局のスポーツニュースでは、相撲、プロ野球、マイナースポーツのスラックラインの特集、ゴルフ、パラスポーツの特集の後、最後の最後の今日のスポーツのまとめで簡単に触れただけでした。

 

この記録のすごさを本当に分かっているのだろうかと思ってしまいます。

 

プロ野球選手になることは、東京大学に入るより難しい言ってきましたが、それと同じ言い方で言えば、100mを10秒で走るのは、何と言ったらいいのか分からないくらいです。先日、桐生選手が9秒台を出すまで、日本でたった一人しかいなかったのですから。日本で一人か二人しかなし得ないものって、どれくらいすごいことか!特に、陸上競技というのは、単純に自らの肉体のポテンシャルを競う根源的な競技であり、誰もが経験したことのある、もっともポピュラーな競技でもあるのです。比べては申し訳ありませんが、その前に特集されたスラックラインなどのマイナースポーツの比ではありません。

 

つい二三日前に、ちょうど山縣選手の特集をテレビでやっていました。山縣選手と言えば、桐生選手のライバルとして、どちらが先に9秒台を出すのかと言われていた選手です。それが、サニブラウン、ケンブリッジ飛鳥、多田修平という新勢力の台頭で、桐生選手ともども世界陸上への出場権を逃してしまいました。両選手とも、どれほど悔しかったことでしょうか。それでも、桐生選手は400mリレーで出場しメダルを獲得し、続いて100mで9秒台を出し、その悔しさを雪辱しました。

 

一方、山縣選手はライバルの中では最年長でもあり、どうなるんだろうと思っていました。正直、厳しいのかなあとも。その山縣選手は、慶應大を卒業後、陸上部のないセイコーに所属していますが、テレビ番組で知ったのは、何と慶應の陸上部の同期生が決まっていた就職先を断り、山縣の個人マネジャーになり、サポートしているということです。いくら親友といっても、なかなか出来ることではありません。まだまだ流動性のない日本の労働市場の中で、就職先を断り、個人マネジャーになるということは、将来の見通しがまったくきかないことだからです。

 

そんな思いだけで何とかなる世界では、もちろんないのですが、それでも、いくばくかの力になっているのは間違いないと思います。

 

山縣選手の10秒00を称えるとともに、9秒入りを期待です。そして、時間の問題と思われますが、サニブラウンの9秒入り、ケンブリッジ飛鳥、多田修平の9秒入りも期待したいですね。そして、彼らを見て、次に続く俊才たちの登場が待ち望まれます。少子化の日本の若者も大したものです。

 

 

 

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清宮幸太郎選手、プロ入り表明!

2017年09月22日 21時58分30秒 | プロ野球・高校野球

プロ入りか、系列の早稲田大への進学かが注目されていた清宮幸太郎選手が、今日、プロ志望届けを提出することを表明しました。プロ入りを表明すれば、過去最高の重複指名になるのではなどと報道されていますが、どうなるでしょうね。

 

私自身は、マスコミが騒ぎすぎで、清原和博、松井秀喜のような過去の高卒ルーキーと比べると、そこまでではないのではと思っているのですが、清宮選手が進学ではなく、プロ入りを表明したのは、良かったと思います。

 

以前、先輩でもある斎藤佑樹投手についても書きましたが、プロ入りする意思があり、チャンスがあるなら、早くプロ入りした方がいいと思うからです。プロから誘いがないなら仕方ないですが、プロ入りする力があれば、よりレベルの高いところで鍛えた方が当然成長の余地があるからです。

 

斎藤祐樹投手は、完全にその機を逸したのだと思います。ポテンシャルに違いはあったと思いますが、高校時代には対等に投げ合っていた田中将大投手は、先日日米通算150勝をあげました。対する斎藤投手は、10分の1にも満たない14勝です。この差のすべてが大学で4年間遠回りをしたためとは言えないかもしれませんが、私は結構大きいと思います。

 

そういう意味では、清宮選手の選択は正解だと思いますが、だからと言って、清宮選手のプロでの活躍が保証されたわけではありません。高校時代110本を超える本塁打を放ちましたが、相手投手のレベルもさまざまです。本当の高校一線級から打った印象はあまりありません。格段にレベルがあがり、木製バットになるプロでどこまで出来るのか。

 

清原の新人31本は今の時代では到底無理だと思いますが、松井の11本だって相当に高いハードルだと思います。そもそも高卒ルーキーがいかに一軍定着できるのかが最初の難関です。松井も開幕は二軍、その後一軍にあがるも再び二軍落ちし、後半に一軍定着し、何とか11本を打ったという感じです。

 

清宮も当然、プロの速球、変化球に当然苦しむと思いますし、レギュラー定着はそんなに簡単なことではないと思います。その時に、マスコミの騒ぎすぎのギャップに潰されないでほしいと思います。

 

プロに入ってからが、本当の勝負ですね。

 

清宮の陰に隠れてしまいましたが、今年の夏に注目を集めた広陵・中村、履正社・安田、横浜・増田など、高校生打者には逸材が揃っています。大谷翔平のメジャー行きが現実味を帯びる中、切磋琢磨して、プロ野球界を盛り上げてほしいですね。

 

 

 

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お悔み申し上げます。

2017年09月10日 22時22分29秒 | 管理人のこと、雑感

かつて散ドラで一緒に汗を流したOBのお父さんが亡くなり、今日お通夜に参列しました。先日、突然の訃報に触れて大変驚きましたが、今日も子どもたちの参列も目立ち、本当に若くしてのことだということが痛ましく感じられました。

 

2年前にも散ドラOBの父の訃報に接して、同じようなことを感じましたが、お子さんのこれからの成長を楽しみにしていただろうと思うと、本当に胸が詰まります。

 

心よりお悔み申し上げます。

 

 

 

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桐生祥秀、日本人初の9秒台!

2017年09月09日 19時05分30秒 | スポーツ

4年前の洛南高校時代に、10秒01を出して以来、いつ9秒台に突入するのかと期待されてきた桐生祥秀選手(東洋大)が、今日のインカレで遂に日本人初の9秒台をマークしました。速報では9秒99で、反対に転べば10秒00で、1998年に伊東浩司選手が出した日本記録タイでしたが、良い方に転び9秒98でした。追い風も1.8mでセーフでした(追い風参考では桐生選手はじめ何人かが9秒台に突入していますからね)。

 

私の若い頃は、同郷・同世代の不破弘樹選手の10秒33くらいが日本記録でした。その前と言ったら、もう伝説となっている飯島秀雄選手というくらい、日本のスプリントの歩みは遅々として進みませんでした。1998年に伊東浩司選手が9秒台にあと一歩に迫った時も、朝原選手など選手層も厚くなりつつありましたが、コンスタントに好記録を出すには至らず、9秒台も間近という機運はありませんでしたね。

 

それが4年前、高校生の桐生選手が登場して一気に9秒台突入の機運が高まったわけです。それに山縣亮太というライバルもいたため、ますます期待は高まりました。ところが、この4年間、いつかいつかと言われながら、ケガがあったりもして、足踏みをしてきました。

 

そして、その間にケンブリッジ飛鳥、サニブラウン、多田修平と、9秒台を狙うライバルが次々と登場し、先日の世界選手権では何と桐生選手が100m代表の座を失うという事態となりました。この4年間、常に日本のトップとして、期待を背負ってきた立場として、その悔しさはいかほどであったか。

 

それを世界陸上のリレーで悔しさを晴らして迎えた今大会で、堂々の9秒台突入です。

 

こうした記録というのは、一度壁を越えると堰を切ったように後が続くことがあります。今日の試合で2位となった多田修平も10秒07をマークしましたし、急成長中のサニブラウンも9秒台は近いと思います。

 

日本のスプリント界も楽しみになってきましたね!

 

 

 

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