まだ胸を張って禁煙しましたと言える時期ではありませんが、そうするつもりで喫煙のきっかけお書いてみます。
たいていの人の喫煙のきっかけは、生意気盛りの中高生の頃に好奇心だったり、仲間にいきがって吸い始めることでしょう。しかし、自慢にもなりませんが、私は中高生のころにタバコを吸ったことはありません。私の父親は酒も、タバコもたしなみますが(実はたしなむなんてレベルではありませんが)、私は家の中でタバコの煙をもっとも毛嫌いしていたくらいですから、自分からタバコを吸おうなんて思ったことがありませんし、酒も飲みませんでした。大学に入ると、酒は否が応でも飲まざるを得ない状況になりましたが、飲んでみると、「おっ、これはいけるかも」ということであっという間に大酒飲みになりました。しかし、タバコの方は吸うつもりもなく、実際に吸うこともありませんでした。その当時の20歳代男性の喫煙率が70%程度でしたが、実際に感じるところでは非喫煙者はもっと少数派でしたが、まったく気にせず、喫煙派の友人たちを非難してました。
きっかけはひょんなことです。20歳をすぎてしばらく経った頃、タバコ屋さん(当時は普通にありました)で道を聞く機会があり、気が弱い私は何か買わないと悪いなと思い、セブンスターを1個買ってしまったのです。買ったからといって、吸わずに捨てたり、人にあげたりすればよかったのですが、その時になって中高生のような好奇心を出して1本吸ってしまったんですよね。これが運のつきでした。
当時は、大学の教室の外の廊下にも灰皿があり、悪いやつは教室内でも吸っていました(もちろん休み時間ですが)。飲食店でも喫煙は当たり前、歩きタバコも当たり前で、今では想像もつきませんが、地下鉄の駅ホームにも灰皿がありました。いわば好きなようにタバコを吸えた時代で、一度そこに足を踏み入れると抜け出すのが難しい時代でした。そんな時代背景と違い、今は喫煙事情がだいぶ異なりますが、青少年諸君は、好奇心などで絶対にタバコに手を出さないようにしよう。