前にも書きましたが、今週末練習試合を行う中郷イーグルスBチームは強いです。Aチームと対戦する秋季大会では、恩方には12対2、八王子アパッチには10対1と快勝しています。2チームとも散ドラが今年負けた相手です。散ドラ諸君もこの2チームに完全に負けているとは思いませんし、最近の戦いぶりなら互角の戦いが出来るかなと思いますが、そのチームに快勝しているので、なかなかの強敵です。
学長杯に向けての練習とするのか、来年の新チームのための練習とするかわかりませんが、いずれにしても相手にとって不足なしというところです。練習試合だと緩んだ気持ではなく、気合を入れて勝ちに行くつもりで戦おう!
今シーズンの試合は、創価大学学長杯を残すのみとなりました。この大会に全力を尽くすのはもちろんですが、大会後の目標を持つこと、つまり次に向けての準備が大切です。
6年生は、最後の大会が終わると、あとはおまけのような感じになりがちですが、別に小学生で運動を卒業するわけではありません。中学校に入ってからも野球を続ける部員もいるでしょうし、他のスポーツをする部員もいるでしょう。運動部に入らなくても、まだまだ体をしっかり鍛えないといけない年頃です。ですから、大会が終わった後も、持久力を鍛えるとか、スピードを身に付けるとか、自分なりに目標を持って練習をしてほしいですね。
5年生は、言うまでもなく来年に向けての準備が必要です。レギュラーで出場していた部員も、まだまだ足りない点がたくさんありますし、6年生が抜けたらポジションチェンジもあるかもしれませんから、今までのようにはいきません。試合慣れした部員たちも、慣れてしまわずに初心に帰って基本からしっかり練習しよう。試合慣れしていない部員は、練習中試合のつもりでボールを追いかけるようにしよう(そうしないと、練習と違って、試合では対応出来ないよ)。
ということで、これからの季節を大切に過ごしたいですね。
原監督が「1つの球団が一人も選手を出せないと言ってきた。さみしいことだ」と言ったとのことですが、その球団は中日だということです。理由は、ケガなどにより体調が不安とのことで、実際その通りなのかもしれませんが、それを言うなら他球団も同じような状況だと思います。
中日は、北京オリンピックに川上、岩瀬、荒木、森野の主力4人を派遣しました。それと因果関係があるかどうかは分かりませんが、川上の今年の成績はあまりさえず来年には移籍が決定的、岩瀬はシーズン中も打ちこまれることが多く五輪でも不可解な起用で傷を広げました。結果的に中日は何とか3位には入りましたが、とても優勝争いには絡めませんでした。落合監督は、こうしたことに対して不満を持っているのかもしれません。加えて、原監督は、レギュラーシーズンのライバルチームです。原監督が、ライバルチームの選手をわざと酷使するような人間とは到底思えませんが、勝負に熱が入るがあまりに無理をすることがないとは言えません(前回のWBCでは投手起用にちょっとやりすぎの制限がありましたが)。
いろいろな思惑は分かりますが、監督選考があれだけすったもんだした末だったのですから、選手選考はすっきりといきたいものですね。それと五輪の時には、ケガ人や病み上がり、不振選手などの選考も多かったですが、今回はシーズン直前ですからあくまでも体調万全の選手の選考をしてほしいものです。あとは、メジャー選手がどれだけ参加するかも重要です。今回の声掛けでは皆参加意欲を示したとのことですが、さてはてどうなることやら?
早いもので倅が散ドラに入って丸三年になります。三年生の11月入団ですから、ちびっ子ギャングのような今のタカナリ、ナオキ、シュウヘイたちと同じだということです。そう思うと感慨無量です。今も決して大きくはありませんし、その当時も決してかわいげのある子どもではありませんでしたが、こんなチビッ子だったんだなあと思ってしまいます。入団当時、コウキは練習中マーとふざけてばかりで、始終注意をしていました。カズマは気が付くとシャドーピッチングをするなど当時から研究熱心でした。ユウヒは散ドラ補佐さんに抱っこばかりしてもらっていました。その後、シュウヘイ、ツバサ、5年になってトウゴと仲間が増えました。
そんな子たちも今や6年生で、小学生時代もあと5か月です。子どもが小さい時は、親としての責任の重さから早く子供に大きくなってほしいと思ったものですが、来年には上は高校生、下は中学生と思うと、寂しいものがあります。大きくなってみるとあっという間です。しかし、大きくなったからといって、それに見合った行動が出来ているかというと別問題です。うちの倅をはじめ、今年最初に目標に掲げた「挨拶する」「声を出す」「きびきび動く」は十分に出来ているとは言えません。残り少ない散ドラ生活で、プレーだけでなく、日頃の行動でもしっかりと模範となるような選手になってほしいものです。
しかし、我が家の倅について言えば、上級生の数が少なかったため4年生の後半から試合に出してもらい(外野)、5年生の時にはそれまで練習でもやっていないファーストを守り、6年生では投手と、散ドラでなければ経験できない貴重な経験をさせてもらいました。親としてもいい経験が出来ました。
卒団まであとわずかですが、最後まで完全燃焼です。燃え尽きたあとは…?どうなるのでしょうか…??明子姉さんのように陰ながら応援か…???
いちょう祭りは来週ですが、甲州街道の銀杏の黄葉は、今が真っ盛りです。ここのところ暖かい日が続いていましたが、昨夜からぐっと冷え込み心なしか葉の落ち方が強くなったようです。朝の犬の散歩もこれまで寒いと思ったことはありませんでしたが、今朝はさすがに手が冷たかったです。でも、そんな中、朝から落ち葉の掃除をしている人がいて、ご苦労様といった感じです。
同じ場所にある銀杏でも、年齢によって黄葉の進み方が違うとTV番組で言っていましたが、同じ木でも↓のように緑と黄色が混在している木もあります。
高尾警察署付近から高尾山方面を望んだ風景です。
すっかり恒例になりましたね。FA宣言してのメジャー挑戦。入団時から公言していた上原浩治は「やはり」という感想ですが、川上憲伸もメジャー挑戦の意思があったとは驚きです。やはり日本のエースが次々に海を渡っていくと、第一人者としては「オレだって…」という気持ちになるのでしょうね。39歳で好成績をあげた広島の左腕高橋健も挑戦するようです。上原も、川上もピークは越えたような気がしますが、それでも日本を代表する投手には違いありません。一人二人のときはいいですが、毎年毎年球界を代表する投手が流出するのは由々しき事態です。かといって、今更この流れを止めようもありません。裾野の拡大や育成に球界あげて取り組むべきでしょうね。
国内も大型トレード
横浜の三浦大輔、中日の中村紀洋がFA宣言し、国内でも大型移籍が起こりそうですが、純然たるトレードもありました。巨人の清水隆行が金銭トレードで西武へ、巨人の二岡智宏・林昌範、日本ハムのマイケル中村・工藤隆人の二対二のトレードが相次いで成立しました。清水も二岡もいい選手ですが、ラミレスの加入やケガで出番をなくしていました。二岡はこれに不倫騒動が追い打ちをかけ、出番がないどころか二軍落ちをしていました。以前の日本ではトレードは後ろ向きにとらえられがちでしたが、選手構成によって、実力があるのに出番が与えられない選手に出場機会を与えるトレードはいいトレードです。
トレードはチャンス!
かつて巨人に山本功児という長身の一塁手がいました(’76~’88)。守備がうまく、長身の左打者でしたがミートがうまい好打者でした。しかし、この時の巨人の一塁は言うまでもない王貞治です。山本選手は当然控えです。代打などでいい働きをする貴重な戦力でしたが、いかにももったいなかったです。そんな時にロッテにトレードになりました。すると、簡単に一塁のポジションを自分のものにし、クリーンアップを打つ主力選手になりました。同じくロッテにトレードされた庄司智久(’72~’88)もイースタンリーグ(二軍)で抜群の成績を残しながらも当時の選手層の厚い外野陣に食い込めず、トレードされた途端レギュラーを獲得しました。同じくV9時代の後を担った高速スイングの淡口憲治(’71~’89)も、厚い壁に阻まれ、ようやくレギュラーと思ったら駒田・吉村ら若手の台頭で出番が減りはじめた時に近鉄に移籍してひと花咲かせました。このように、トレードというのは、必要とされるところに選手を再配分する方法ですから、こうしたトレードは積極的に行うべきでしょう。清水・二岡両選手も心機一転の活躍を期待しましょう。林投手も巨人の将来を背負って立つ大型左腕の期待がありましたが、いま一つ伸び悩みでしたから、舞台を変えての飛躍を期待です。
しかし、これでこの10年ほど巨人を支えてきた選手がほとんどいなくなりますね。松井、清原、桑田、仁志、上原、二岡、清水…。ここを埋める若手が育っていればいいですが、実際にはFA移籍組で埋めているのでちょっとさみしいですね。
ということで、高尾山に行ってきました。
そうだ、紅葉を見よう!
ミシュランに載って人気沸騰中の高尾山です。最近は紅葉がきれいなコマーシャルもやっています(京王電鉄の)。ということで、高尾山に行こうと、近くにタバコでも買いにいくような格好で出かけました。平日ですが、電車は高尾山に向かう人がたくさんです。山登りの格好をした中高年、若者、家族連れなどさまざまです。高尾山口に着いたのは10時くらいです。上りも、下りも歩きでいきました。
富士山は見えた
行きは舗装された1号路で行きましたが、前に書いたようにケーブルカーが行くあたりまでがもっとも傾斜がきついです。周りも杉が多く紅葉も見られません。標準時間は100分とのことですが、45分くらいで頂上に着きました(トレーニングですからね…)。今日は20℃くらいまで気温が上がった暖かい日ですが、日陰の山道は涼しいものです。しかし、かなりの薄着なのに、行きはすっかり汗だくになってしまいました。紅葉は見えませんでしたが、山頂では富士山がきれいに見えました。3回目で初めてです。
紅葉見るにはケーブルカーか
帰りは稲荷山コースで下りました。こちらも紅葉はそれほど見えませんが、木々の隙間からちらほらと紅いものが見えます。パンフレットでもケーブルカーの周囲の紅葉の写真が表紙ですから、紅葉を見るにはケーブルカー(かリフト)の方がいいかもしれません。また、今年も暖かかったので、紅葉の時期にはちょっと早いのかもしれません。
帰りに道すがら、上ってくる登山客の中に中国語を話す若者の一団がありました。春に登った時も外国人が非常に多かったです。ミシュランに掲載されてから、外国人観光客が増加していると新聞などで報道されていますが、本当にそう感じます。ただ、わざわざ外国からやってきて高尾山に登って楽しいんでしょうかね。富士山が見えれば、それはそれでいいんでしょうが、他に外国の山と違うところがあるんでしょうか?
はるか昔のこと
禁煙して二ヶ月が経過しましたが、意識の上ではタバコを吸っていたのはかるか昔のことです。それほど、いまはもう意識することがありません。タバコを吸いたいという気持ちはまったくなくなりました。なので、もう卒煙といってもいいような気がしています。あとは、もう大丈夫と油断して一本くらいと吸ってしまう危険がありますが、よく聞く話だけに同じ轍を踏むつもりはありません。…と、思っていたら、久方ぶりにタバコを吸う夢を見ました。それも一本、二本ではなく、たっぷりとです。そんなに我慢しているつもりはなかったのですが、潜在意識の中ではそうしたかったということですかね…。やはり、まだまだ修行が足りません。卒煙宣言はまだ先のようです。
太りました
禁煙すると太るとよく言いますが、一ヶ月経ったくらいの頃は体重も変化ありませんでした。ところが、二三日前に量ってみると2~3キロ増えていました。禁煙関連のホームページをみると、2~3キロ太ると書いてあるものが多いような気がします。理由は人により異なるのでしょうが、食欲が出て食べる量が増える、口寂しさを紛らわせるためにアメなどを舐めたりする、胃腸の調子が良くなり吸収が良くなる、などが一般的な理由のようです。私自身はというと、特段食べる量が増えたわけではないのですが、今まで食べていなかった朝食を食べるようになったので、若干は摂取カロリーは増えています。しかし、私はこれまで暴飲暴食したり、不規則な食生活をしていても全然太れなかった人間なので、ちょっとくらい摂取カロリーが増えたというよりも、胃腸の調子が良くなったということの方が大きいような気がします。体重的にはまだ5キロくらい太っても大丈夫ですが、問題はどこに肉がつくかです。お腹のまわりだと今のズボンがはけなくなるので、要注意です。
昨日の川口ジュニアーズとの一戦は、掲示板で一駿の父さんが書いてくれている通りです。ミスもありましたが、良いプレーもたくさんあり、寒い中ですが、本当に熱い戦いを見せてくれました。ただ、うちの倅は試合結果の「四球の悪い癖」を読むと、「だって本当に寒くて指先が痛いんだ」と言っていました。確かにそうでしょうが、相手投手だって寒いのだと思いますけどね…。
それはともかく、昨日の試合及び最近の試合で感じるのは、ようやく少しは「考える」野球をするようになってくれたなあということです。守りでは、三塁にランナーを置いてのバックホームや、けん制しての一塁送球は当たり前といえば当たり前ですが、そういうことが普通に出来るようになりました。また、一つのプレーを終えて安心するのではなく、次のプレーに移ることも出来るようになりました。打つ方でも、まだまだ打ち勝つレベルには至りませんが、速い投手の時には早めに始動したり、バットを短く持って食らいつくなどの工夫が出来るようになりました。結果、川口の速球投手に7三振は喫しましたが、3安打を放ったほか、いい当りもありましたし、ファールで粘ることもできました。
このように、体格・体力で劣っていても、「考える」野球が出来れば、決して一方的な展開にならないのです。6年生も自信がついたのではないかと思います。5年生は常時4~5人が試合に出場してましたから、来年が楽しみではありますが、頼りない6年生でもいなくなると、落ち着きがなくなるのは新人戦で経験したとおりです。そろそろ、自分たちがチームを引っ張るつもりで取り組もう!
もつれたシリーズも最終戦となりましたが、今日ももつれています。西武の先発は、(管理人的には)意表を突かれて西口でしたが、初回ランナーをためて暴投で1点を許し、2回には坂本にソロホームランを浴びました。その後、西武は石井一、涌井とエースリレーで流れを引き寄せます。
一方巨人は、予想通り内海が先発し、代打ボカチカに一発は浴びましたが、6回途中まで1失点で役目を果たしました。その後、西村が中軸をしっかり抑え、7回は越智にスイッチする万全の態勢ですが、ヒット・支給でピンチを迎えています。ここで涌井の代打石井を三振にとり、ここで前打席ホームランのボカチカ。ここも三振で、しっかりしのぎ流れを渡しません。2回を抑えられた涌井の代わりに出てくる投手を叩くと、巨人にぐっと流れがきます。
7回裏西武の投手は、左サイド気味の星野。左の亀井・李はタイミングが合わず力ない内野ゴロ。坂本も当てただけの内野フライ。正念場の2イニングに入ります。
8回表、越智が先頭片岡に死球で出すと、初球にいきなり盗塁され、送りバントで一気に一死三塁のピンチです。ここで三番中島のボテボテ三塁ゴロで、片岡が一気にホームイン。同点としました。脇腹をを痛めた中島だったことが幸いしました。しかし、ここへきて、片岡一人に点を取られた感があります。尚も、中村、野田と連続四球でピンチを迎え、越智が続投。しかし、平尾に対しノースリー。何とかツースリーまでこぎつけたものの、何とセンター前にクリーンヒット。スタートを切っていたとはいえ、何とおかわり君中村が楽々ホームインで逆転です。完全に代え時を間違えたのと、センター鈴木の守備位置が深すぎでした。ここで投手が豊田に交代し、三塁ゴロに抑えて、ようやくチェンジ。しかし、完全に流れは西武に移りました。
8回裏、西武は抑えグラマンを投入。谷、脇谷、鈴木あっさり三者凡退。これで、巨人は3回以降パーフェクトに抑えられています。流れは完全に西武。9回裏のクリーンアップがこの流れを断ち切ることが出来るかです。ところが、9回表に豊田から先頭赤田が右越え三塁打でダメ押しのチャンス。ボカチカ三振とし、片岡一塁ファールフライで二死、栗山四球とするも、中島ショートゴロで無失点。そして、運命の9回裏へ。
先頭木村拓は三振で一死。3番小笠原は一塁ゴロで二死。頼みのラミレスもショートゴロで万事休す。西武が4ぶり13回目の日本一を決めました。
巨人は今日詰めを誤ったことで日本一を逃しましたが、やはり西武が勝ったのは順当な気がします。昨日の岸、昨日・今日の平尾、ケガをおしてチームを引っ張った中島、今日3試合目の当番の涌井と、チームをけん引した主力がすぐに浮かびます。日本シリーズの勝利チームは、MVPは誰とすぐに浮かぶものです。今年の西武なら岸でしょう。しかし、巨人の方の主力もラミレス、小笠原、阿倍とポイントでは活躍しましたが、MVPかと聞かれれば?です。鈴木尚、坂本、越智、山口など若手は頑張りましたが、まだMVP級には至りませんでした。巨人はまだまだこれからでしょう。
4回は岸がピンチを切りぬけ、5回表は西村が西武平尾に一発を浴び、4対1とリードを広げられました。平尾は今日3安打4打点、クルーンから一発を放ったように、打つタイミングが非常にいい打者です。岸はピンチを作りましたが、5回も抑えました。6回表は巨人久保が抑え、点差はそのまま裏へ。岸はラミレスからの打線を危なげなく三者凡退にとりました。7回表、岸が打席に立ちました。最後まで岸でいくつもりです!
7回裏も、代打谷が粘りましたが、岸が三者凡退で抑えました。しかし、もう一回くらいチャンス(西武からみたらピンチ)がくると思います。8回表は、巨人は山口が登板、こちらも三者凡退に抑えました。5イニング目に入る8回裏、岸は鈴木尚を打ち取ったものの、脇谷を四球、小笠原中前ヒットで、一三塁となりました。やはり中2日でロングリリーフは厳しいですね。ここで迎えるは4番ラミレス!しかし、セカンドフライで二死。続いて、李承燁は落ちる球に二球連続空振りで、最後はずばっとストレートで三球三振。この回も岸はピンチをしのぎました。これでちょっと巨人の逆転は厳しくなりました。
9回表、山口は二死のあと四球を出して岸が打席に立ちました。最終イニングに立つということです。そして9回裏。先頭亀井をショートゴロで一死。しかし、続く代打阿倍はライトフェンス直撃の二塁打。あと数十センチでホームランという惜しい当たりでした。続く加藤が左前ヒットで一三塁。岸は続投。9番木村拓は三振で二死。ここで今日三安打の鈴木尚はツースリーからまたもや落ちる球で三振。で、ゲームセット。西武が逆王手をかけました。しかし、岸のピッチングも見事ですが、巨人は岸のタテに落ちるカーブ、チェンジアップをまったく打てません。
西武はタイにこぎつけましたが、これで岸はもう使えません。明日は西武は石井一久に涌井の投入もありというところでしょう。一方、巨人は内海、上原に越智、山口、西村、東野、クルーンと総力戦でしょう。ここまで来ると、まったくの互角のがっぷり四つです。
ところが、です。7回表、一死後ラミレスが豪快な一発ではなく、「食らいつく」打撃でチャンスを作りました。しぶとく食らいついた当りはセカンドベースに当り、右中間に手前に転がります。いつもはホームランで悠々と走るラミレスが激走で二塁打としました。続く阿倍もやはり食らいついて、パームを右前に転がし、またまたラミレスが激走でホームイン同点としました。続く、亀井はセンターオーバー二塁打で、二三塁。脇谷は左中間三塁打で、逆転。坂本も左中間二塁打で5連打で2対5と大逆転しました。久々に見るつなぐ野球でした。ラミレスが火を付けたとはいえ、後を引き継いだのは生え抜きの面々です。
7回裏は豊田が抑え、8回裏は越智が登板。昨日は休んだとはいえ、殆ど出ずっぱりです。本当にタフです。一死後、大島が三塁ファールフライに倒れるも、脇谷が落とし命拾い。その後、149キロの速球をセンター前にクリーンヒットを放ちました。西武の野球教室に来てくれたあの大島選手ですっ!しかし、その後は越智がしっかり抑えました。そして、9回表、亀井のヒットの後、李・谷という豪華代打攻勢で、谷タイムリーで1点追加、鈴木がスクイズでさらに1点追加で2対7と突き放し、9回裏、クルーンが登場です。平尾が一発放ったものの、3対7で巨人が勝ち、王手をかけました。
王手をかけた巨人が有利であるのはもちろんですが、完膚無きまで圧倒されたわけではないので、西武にはそれほど精神的なダメージはないでしょう。巨人は、前回完璧に封じ込まれた涌井を打ち崩しての勝利ですから、気分的には乗っていけそうです。しかし、今回のシリーズはまだまだどちらに転ぶかまったく分からないですね。
今日は今シリーズで初めてもつれませんでした。5対0で西武の快勝です。おかわり君中村が本塁打を連発しました。巨人とすれば昨日打たせてしまったのが響きました。投げては2年目岸が完封です。涌井、岸の二人が巨人を完璧に封じたのは西武にとっては大きいですね。4勝を目指す日本シリーズでは計算できる投手の二枚看板は何より大きな武器です。対する巨人の先発は、上原、高橋、内海とそれぞれいいピッチングをしましたが、いずれも途中降板で相手を圧倒するには至りませんでした。打つ方は、双方とも本塁打中心の得点です。巨人のラミレス・小笠原、西武の中島・中村が足を止めての打ち合いといった様相です。しかし、このあとの後半戦では、西武片岡、巨人鈴木などの機動力などが勝負を分ける場面がくるかもしれませんね。今シリーズは、最後までもつれそうで、おもしろいですね。
今日ももつれています。今日も仕事だったのですが、帰りの電車で電子辞書についているワンセグで中継を見てみると、何と伏兵鈴木尚がスリーランホームランを打って、序盤で4対0と巨人リードとなりました。しかし、このワンセグ吉祥寺あたりから映りが悪くなり、国分寺辺りでは完全に視聴不能です。ということで、家に帰りましたが、何と5対4となっていました。巨人はラミレスが一発を放ったのに対して、西武は中島のタイムリーと、このシリーズ無安打だったおかわり君中村がスリーランを放って復活しました。巨人としては、眠ったままにしておきたかった相手です。終盤、巨人が小笠原のソロホームランで6対4としたあと、巨人は越智、西武は星野ら中継ぎが踏ん張り、6対4のまま、9回裏クルーンを迎えています。巨人が必勝パターンで勝てば勢いがぐっと増します。ここで西武がひっくり返せば、中村が復活しただけに、西武の勢いが増します。さてさて、どっちに転ぶか…
先頭平尾をフォークで見逃し三振。佐藤はキャッチャーゴロで二死。しかし、ここで西武のファウルではとの抗議(スローVTRで見ると、確かにファウルグランドではねたボールがミットに当たっています)。しかし、判定は変わらず…。遺恨を残さないといいのですが。最終打者もフォークで空振り三振に取りゲームセット。
ということで、巨人はぐっと勢いが出そうです。西武は判定に対するわだかまりを残さず、持前の伸び伸びを取り戻せるかが重要ですね。それはそうと、西武のGG佐藤が出ていないことに今日になって気づきました。故障ですかね。
試合も終盤8回まできました。ポストシーズンのラッキー男鶴岡が打ち取られ、同点タイムリーの亀山も倒れました。ここで1番鈴木がストレートの四球で出塁。しかし、木村拓がセンターフライでチェンジとなりました。9回表、越智が2イニング目に入ります。西村健太郎に続いてしっかり抑えています。山口も加えて、中継ぎの成長が巨人躍進の原動力です。2番片岡をセンターフライにとり、3番中島もライトファールフライに打ち取りました(しかし、力があります。フェンス際まで飛ばされました)。そして、おかわり君中村はフォークで三振にとりました。見事です(一昨年の野球教室に来る予定だった中村が本塁打王ですからねえ。来てほしかった)。
そして、9回裏です。しかし、四球退場の小笠原の代役寺内は三振。そして、ラミレス登場です。とここで、打ちました。サヨナラホームランです。シーズン終盤で見せたような無茶苦茶強いラミレスです。とんだ位置も同じでした。これで、ラミレスの硬さは取れたでしょう。1勝1敗のタイですが、これで文字通り振り出しといった感じです。
八王子から生中継でお伝えしました。