今日も札幌は良い天気。
といっても、気温はマイナス。
今年は雪が少ない。
このまま春になればいいなぁ。
なんて思いながらも、
このまま春になると、かなり薄気味悪い。
いつもなら、雪が少ないと喜んでいると必ずドカッと雪が降る。
なので、今年もそうだろうと思っている。
できればドカッと降らず、さり気なく積もったり融けたりして、
毎年と同じくらいっていうのが理想だ。
……なぁ～んて、そんなに都合よく思った通りになるわきゃあない。
昨日、友人夫婦が旅行のお土産を持ってきてくれて、
スマホで撮った写真などを見せてくれた。
「幸せになれるというプリンを食べたの」と言いながら、
スマホで撮ったそのプリンを見せてくれたので、
「幸せになれるって……、今、幸せじゃないの？」と言うと、
友人は隣の夫の顔を盗み見て、ビミョ～～な顔で笑っていた。
その一連の流れで、Ｍはとある人物を思い出してしまった。
……母。
「コレを持っていると幸せになるから」とか、
「幸せになれるものだから」などと言っては、
ガラクタに見えるものを、母は捨てずに持っていたっけ。
自分で持てあましたものは「持ってると幸せになれるんだから」と、
Ｍに押し付けた。
が、Ｍは「今、じゅうぶん幸せだからケッコウ」と受け取らなかった。
……だって幸せになれるであろうグッズを持っていながら、
母がその時点で幸せだと思えないのなら、それを貰ったところで……
ちっともありがたくない。
今日もまだＭの心の奥では止めたはずの血が流れ続けている。
何かあるたびに、わだかまったものがそれと結びつけてしまう。
とはいえ、いつまでもグズグズとしているのは性に合わない。
スパッとサクッと、頭を切り替えたつもりでいても、
感情がなかなかついてこない。
なかったことにできればいいのに。
ちなみに友人夫婦もイロイロとあるようで、
仕事の事、成人した子供の事、親や兄弟、親戚のこと、などなど、
もしかするとＭ達の年代が一番抱えるものが多いのかも……と、
改めて思う。
そう考えると、Ｍはまだ恵まれているのかな。
実家の人間はサイテーだったけど、
Ｍとダーの築いた家庭では、ダーのお陰でみんな思いやりがある。
これを幸せと思えなければ、Ｍはただのマヌケだ……。
