昨日はテレビを見る暇がなかったので、
たぶん、精神衛生的には良かったと思う。
デモ今日、
昨日のオマケのように、まだアレコレやっているのをみて、
Ｍはウンザリ。
どいつもこいつも！ ってカンジで……。
一番気持ち悪いのがワイドショーのリポーター。
声をひそめて、いかにもってカンジの「同情」を大いに醸し出すけど、
年に一度の恒例行事になっちゃったね。
また来年も同じことするために、スケジュールを押さえた？
あの、とってつけた「同情していますテキな顔と声」が、
とにかくわざとらしくてイラっとする。
いつまでそんな声色で東北の人にマイクを向けるの？
私達は忘れない！ なんて言うけど、
いつもその場限り。
毎日の生活のうち、何時間思い出す？
無いでしょ？ きっと。
せいぜい、こんな時くらいでしょ？
でもね、それを責める人いる？
それぞれに生活があるから、自分に関わりのないことは
忘れて当然だと思う。
いつもいつも、忘れていませんよ。
……なんて言うのってどうかと思う。
Ｍだって、たまたま長男が気仙沼に赴任していて、
そこで被災したから、あの時の大変さは覚えているし、
思い出すだけで泣けてくる。
たとえ無事であっても、だ。
だから、身内や知人が無くなった人は何年経とうが、
思い出すたびに毎日が本当に辛いと思う。
でも、実際知っている人がいなければ、
年に１度この時期に思い出す程度だろうと思う。
だから、忘れたい人は忘れたらいい。
テレビでは必ず「あの日……」とか言ってから語りだす。
もうソレが気持ち悪い。
３・１１を痛がるふりなんか、もうしなくていい。
本当に思っているなら、仕事として行くのではなく、
お金があろうがなかろうが、自費で現地に赴くべきなのよ。
それさえせずに、痛がるふりばかりが見えてもうウンザリ。
痛がるふりなんかしなくても、本当に痛い目にあう日は近いうちにくる。
本来は、
同情なんかじゃなくて、自分ごととして考えなければならないはずなのに、
やっていることが、なんか違うからイラっとする。
３・１１にみんなと同じように東北のことを思っていないと、
冷たい人間と思われるんじゃないかなんて、
義務テキになっても何の意味もない。
だから
あの日を忘れないようになんて言って、
「〇〇記念日」とか、作りたがるけどそんなんもうやめ！
忘れたい人は忘れる。
それでいいじゃない。
防災記念日とかあるけど、経験していない人には言葉だけ先行して、
別に何が？ ってカンジの、
ほとんど役に立たない日になっている現実があるじゃない。
ここを活用せずに、３・１１の記念日？
これまた『なんだかなぁ……』だ
ま、人間なんて忘れる生きものっていうし、熱さだって喉元過ぎれば……なのよね。
でもね、何度も書くけど油断大敵。
防災訓練も、避難訓練も、自宅の避難バッグも、
「万が一」が起こったらと想定しておくべきでしょうね。
お茶をすすってお菓子を食べながら、
テレビのワイドショーで見た『見ず知らずの他人』に同情する前に、
『見ず知らずの他人』にとりあえず迷惑をかけないように、
出来る範囲で、自分のものは自分で用意する。
喉元過ぎても、備えあれば憂いなし、ってことで。
