為替ってややこしい？

1980年代は車の輸出が盛んでした。
円安だったので、材料を輸入しても日本車がバンバン売れてくれてかなり儲かったそうです。
でも、アメリカから円高にしろと圧力がかかり、円高ドル安へ転向。
こうなると日本の輸出企業はピンチ、金利が高かったのです。
つまり100万円借りると利息込みで106万円になり、借りにくい状況でした。
そこで金利を下げたら皆が借りますね……こうして財テクブームが到来しました。
こうなると日本で低い金利でお金を借りて土地を買い、その土地を担保にまた大きなお金を借ります。

土地の売買が成功し、日本中の会社がお金持ちになりました。
この時、電電公社（NTT）株が発行されました。多くの人が株を買えば儲かるのかなと思っていた時代です。
ちょっとばかり金回りが良くなった企業や投資家は、銀行から土地を担保にして更にお金を借りて株を買いました。
本来の物が倍倍になり世の中は凄い速さでお金が回っている……これが所謂バブル。



しかし、やがてバブル崩壊が起こります。



何故そうなったのか？



銀行の金利が上がり、企業や投資家は土地を買えなくなりました。
当時は倒産するところが本当に沢山ありました。
天下の山一証券でさえ、崩壊を免れることは出来なかったのです。
当時、私も山一証券で株を買っていて、大きな損を出しました。
本当に辛かったけど、自分が悪いのだと我慢しました。
怒って石を投げた人がいたらしいですが、そんなことをしても帰ってきません。
自己責任と言う言葉が重くのしかかってきます。

又そろそろバブル来るのでしょうか？
３０～４０年間隔で起っている世界中をパニックにした事件…例えば８年前に起こったリーマンショック。
アメリカのサブプライムローンがどうのこうのでエライ目にあいましたね。
これらの事件が今の日本を作ったわけです。持ちこたえるだけでも大変な事です。

これから先もどんな危機が襲ってくるか解りません。
どんな心構えで、どんな準備をすれば良いのか？
誰か答を知っていたら教えてほしいものですね(:_;)