平成26年3月2日(日) 堺市産業振興センターにおいて、近畿大学医学部附属病院主催の『人工聴覚器の現状と未来』という講座を受けてきました。
講師の土井先生の話はわかりやすくて、沢山の質疑応答に的確に答えて下さいました。
難聴治療における人工内耳についての説明は、医学の日進月歩の進歩に驚くばかりでした。
少し昔なら諦めないといけなかった人でも、通常の生活が送れるようになったケースもふえているそうです。
人工の鼓膜で気圧の変化に対応して、飛行機に乗れるようになった話も驚きました。
一番心を打たれたのは、やっぱり赤ちゃんのお話でした。
現在2歳の可愛い赤ちゃんでしたが、親御さんが手術をするか悩んでおられました。
赤ちゃんの人生を左右する大事な決断です。まだ小さな我が子にメスをいれる恐怖心もわかります。でも、土井先生は耳が聞こえる事で赤ちゃんが持つ可能性を広げるためにも、決断したほうが良いのでは…と話しておられました。
部外者ながら、この赤ちゃんが美しい音楽を聞き、楽しい会話に花を咲かせられたら…と、胸が切なくなりました。
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