フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ

料理等の「こうでないとイヤ」を囁き中。まぁ、作ったり、眺めてニヤニヤしたりしている記録帳です。北欧業界の?な事項も発信。

大使の食卓から~デンマーク大使館直伝レシピでクリスマス!

2007-12-23 06:32:41 | アジな真似
ふとBSをつけると、あら?フレディが。といってもマーキュリーではなく、恐れ多くもデンマーク大使館のフレディ・スヴェイネ大使とゆかいなファミリーメンバーズでした。今日の番組では、大使館お抱えシェフがデンマーク料理の数々を披露してくれたのですが、折しもクリスマスにぴったりのラインナップ。Helstegt med rodvin sauce(あひるの赤ワイン煮・・でも今日は鶏ですが。)、Rodkal med aeble/balsamico sauce(りんごと紫キャベツのバルサミコ煮)、kidney bonner tilsmagt med basilikum(いんげんのバジル風味)、最後はデンマークのお子様大好物のBrunede Kartoffer(キャラメルポテト)といった内容。元レシピでは、チキンは丸鶏のお腹に詰め物をするんですが、少人数の我が家用にはロールすることにしました(よって、なんとなくクリスマスにしては地味目な仕上り・・)。そうだ、お皿もコペンハーゲンから持って来たAlminiaのオーバルプレートにしてみます。マッシュルームとエシャロットで出汁をとった赤ワインソースをかけて・・さて、早速切って一口食べてみましょう。
「!」
む?一見ただのロールチキンかと思いきや、中に詰めたドライベリー類とリンゴの甘味&酸味が一気にシベリア平原を越えてスカンジナビア半島へ強制連行してくれますね。なるほど、マイヤーズデリには負けるがなかなか美味であーる。3種の付け合せもいつもとは目先が変わり、覚えておくと「おぬしちょっとできるな」判定をもらえそうなので頭に入れておくとしましょう。デンマーク版大学いも?のキャラメルポテトはおやつにもいい感じですね。はぁ、これでクリスマス料理は終り・・のはずでしたが、同じメニューでの出張料理のオーダーがありますので、出かけてきます・・というわけで、
God Jul!
Hyvaa Joulua!

卓上でジブラルタル海峡の旅

2007-11-08 01:34:29 | アジな真似
先日cafeに投入のピペラード、保存食でもあるので沢山作ってあります。じゃ、今日はちょっと寒いし、鍋にしよう!ってことで、本日は今シーズン初のタジン料理。豚肉・あさり・じゃがいもというポルトガル料理の定番材料をモロッコの鍋で煮てみました。で、味の決め手がピペラードというわけ。にんにく、豚肉をオリーブオイルで炒め、角切りのじゃがいもを投入。更に全体が被るくらいピペラードを加えて20分程度フタをしたまま煮込みます。じゃがいもに火が通ったら、あさりを加えてまたしばらく蒸し煮。仕上げにコリアンダーシードとパセリを振って出来上がりです。む?なんとなく地中海の入り口も行きたくなって来た!

詰め放題は苦手です

2007-09-23 21:55:05 | アジな真似
スーパーなどで詰め放題と格闘しているおばちゃん達を時々みかけますが、どうも私は不得手です。やはりこれはパズルは苦手で代数幾何の成績が悪いせいかはたまた論理的思考が皆無なのか・・・いや、ただ単にめんどくさいのが嫌いなだけか?でも、この詰めもの苦手な性質も今日のようなファルシ料理には良いようで。鮮度の良い槍イカが手に入ったので、「白ワインあけるぞー。」「おうーーーっ。」と台所で一人決起集会を催しているだんな氏用におつまみを作製してみました。なぜなら只今"秋の良い妻キャンペーン"を開催しているからですがな。ポイントが溜まると、500ポイント毎に日頃の悪行を1つ帳消しにしてくれるらしいのでこれは頑張らねば!さて、調理。イカはワタを綺麗に取り除いておきます。(げそは刻んで具に利用)続いて詰め物も用意。ズッキーニ・帆立・イカのげそ・にんにく・アンチョビをそれぞれ細かく刻んでよく混ぜます。更にオリーブペーストを混ぜ込んで塩・コショウ・タイム、としょうゆごく少々で味を調えたら具の準備は完了。さ、イカが破れない程度に少なめに詰めましょう。楊子で入り口をとめ、耐熱皿上でオリーブオイルを回しかけたら、オーブンで20分。おっ、だんだん良い色がついてきました。最後にレモン汁・・と行きたいところですが、ここは旬のかぼす汁で。さーて、ポイントは貯まったか??
今日のプレート:Leaf/Rorstrand

今年も天高く腹肥ゆる・・危険な季節到来

2007-09-10 01:35:29 | アジな真似
某だんな氏から「お肉がっつり食べたいなぁ」といった狩猟民族的"ニクエスト"が時々出ます。久しぶりに昨日、そんなセリフが出たので、「ふーーーん。」と聞いてないふりをしながら、突然夕食に登場させたのがこちら、豚肩ロースの赤ワインプルーン煮です。プルーン煮というとドライプルーンを使ったものがポピュラーかと思いますが、丁度生プルーンを発見したので今日は少しフレッシュな仕上がりで。
厚手鍋(今日はSTAUBを使用)でスライスしたにんにく・玉ねぎををバターでしっかり炒め、一口大に切った塊肉(300g)を投入して表面を固めます。そこに赤ワイン・生プルーン(3個)・塩コショウ・はちみつ・ドライデーツを加えて弱火で汁気が半分以下になるまで煮込みます。最後にしょうゆと塩で味を調えば出来上がり。プルーンの酸味とデーツの甘味のバランスを調えることが唯一のポイントですかね。さつまいもとくるみのチャパタを添えたので、ソースも味わってください。
付け合せは、かぼちゃのガレット・・の予定でしたが、重大な諸般の事情(お皿に移すとき落下。なんとセルクル型が破壊していた・・・ガレットは渾身の2回転半新月面宙返りのD難度ワザを決めましたが、あろうことか着地ミス・・)によりただのマッシュに変更してしまいました。これは挽回不能な大減点・・・。出直します。
器・・パン皿delikatess by Gustavsberg
シチュー皿:Ningside by Upsala-Ekeby(素直にLindbergのPrunusに盛っても良かったかなぁ)

流しの達人

2007-08-26 19:42:08 | アジな真似
「こんばんは、お客さん、ここで会うのも何かのご縁、おひとつ歌などいかがですかぃ?」・・ゆっくり飲んでいる席で、こんなナガシはいやですが、口に入る方のナガシものは大歓迎。そう、私は枝豆のすり流しに始まり・・、いろいろな流し汁が大好き。今日は旬に食べたい「カツオのすり流し」です。魚モノの汁といえば、いわしのつみれなどが一般的ですが、脂ののったカツオもイケますよ~。大きめのすり鉢さえあれば、簡単に作れるので新鮮なカツオを手に入った際はぜひお試しを。まず、出汁を用意して冷ましておきます。続いて炒った胡麻をすり鉢でしっかりすっておきます。そこにあらかじめ細かく切ったカツオを投入。さらに、すりすりすりすり・・・。では、味付け。味噌を適量混ぜいれて冷ましておいた出汁を加えて、と・・ゆる~いお好み焼き生地くらいになったら準備完了。これを鍋に移して、火にかけると・・・カツオがもろもろと固まってきました。出汁の中をそぼろが泳いでいる感じになったら出来上がり。ショウガ汁を絞ったり、万能葱などをあしらったりしてご賞味あれ。頭にタオルを巻いていただけば、気分は鳥羽1郎です。ついつい自分が大漁の歌でも一曲聞かせたくなり、自らが流しになってしまうので気をつけましょう。

「晩夏のお疲れ、さようなら」ディナー

2007-08-24 22:33:44 | アジな真似
暑い暑いといいつつも、セミの皆さんも力尽きて地面に仰向けになってる頃となりました。そういう私もタタミの上でセミと同じポーズを取って力尽きております。
これはいかん!あと少し、1発ではとても足りなさそうなので「ファイト2はぁぁぁぁぁっっつ!」くらい出して乗り切るために、食欲そそるメニューを考えねくては。そこで、今夜のテーマは"スキっと爽快"味。体に溜まった熱を放出してくれる食材を沢山使って、焼きしめの器群に盛ってみました。

・谷中ショウガごはん・・こんぶと塩で炊いたごはんに最後に千切りの谷中ショウガをたっぷりと。

・鮭のもろみ焼青柚子風味・・もろみを青柚子果汁とみりんで割り、鮭に塗りながら照りが出るまでこんがりと。

・きゅうりとすりごまの冷汁・・擂った炒り胡麻に味噌を混ぜ込み、出汁で延ばします。軽く塩もみして歯ごたえを出したきゅうりを合わせます。

・焼しめじとクレソンのおひたし・・クレソンの微かな苦味としめじの香ばしさがほどよくマッチ。からしを加えてピリッと。

あ~満腹、満腹・・と、再び地面に落ちたセミ状態で至福の休憩時間を満喫中・・・。今日はこのまま動かないので("家スト"決行予告)、だんな氏、後は頼んだよ。ぐー。

つれないアイツ

2007-08-20 00:46:02 | アジな真似
いつもいつもいつも・・気になって仕方がない人がいます。もう旅行なんか行くと心配で心配で。一方、相手は春夏秋冬私のことなんてちっとも気にかけてくれません。何せ、ぬか床だからね・・・(だんな氏、脅かしてすまん。)。実は私の最も好きなおかず、といえば自家製ぬか漬を細か~く刻んで、これまた細か~く刻んだショウガと混ぜた「おかくや」。そそ、とてもこの地味な配色のおかくや、なぜかARABIAの茶色の器に盛ると更に美味しそうに見えるんですよ。そして、美味しいおかくやを食べるには、(みんな素手でぬかをかき混ぜるのが嫌なもんだから必然的に)一子相伝で守ってきた我が家のぬか床もきちんと手入れせにゃあいかん!ということで、私の手にわたって早数年・・何かと世話のやける「アイツ」です。暑いとごねてカビを生やすし、寒いと機嫌を損ねて発酵してくれないし、そんじょそこらのギャル顔負けのワガママさ。でも、日頃のメンテナンスの成果であるおかくやを真っ白いごはんが見えなくなる程どさっっと載せて食べると・・くくくく、また誘惑に負けてライトハンドをおひつに突っ込んでしまいました。つれない相手に手を焼くのも楽しみのうち、世の中の殿方の「振り回される喜び」がちょっとわかるような気が・・。伝来のぬか漬けをダメにしてはなら~ん!!という周囲の無言のプレッシャーと戦いながら、私のゴールドフィンガーは日夜ぬか床を混ぜ混ぜするのであった・・。先代のぬか床マスター、my母の目が今日も鋭く光らせております。

飲まない人の夏おつまみ

2007-08-06 14:45:16 | アジな真似
「飲めますか?」という第一の質問を飛ばして、いきなり「何合ぐらいいけるんですか?」と聞かれる事がよくあります。しかし、ご期待に沿わず、まっっっっっっっったく飲めません。酷い場合は、飲んでない!と言ってるのに、「随分濃いウィスキー、いきなりいきますねぇ。」とか(もちろん氷でやや薄まったウーロン茶である)。イメージとは恐ろしいもの...そんなわけで、なんちゃってガラッパチの私は(しつこいようですが本当に飲めませんから。)、アクアヴィットは愚か、ビールでさえも体調不良の原因となるゆえ、あまり夏のビアガーデンでこれは美味しい~と思うことがないんです。そこで!お茶でも良さそうな簡単おつまみを。合わせ調味料(塩昆布・かつをだし・裏ごし梅ぼし・はちみつ・こしょう・ごま油ほんの少し)をトマトと枝豆、糸切りのしそと合えるだけです。唯一のコツは、ケチらず完熟の美味しいトマトを購入することのみ。こちらはできるだけ冷たく冷やして、相方のほうじ茶はできるだけ熱々で。こんな組み合わせのメニューでも、そこらのジョッキビール軍団にテンション負けしないのはある意味特異体質なんでしょうか??それはそれで問題があるような....。

夏こそあたたかく

2007-07-31 23:04:50 | アジな真似
朝起きたては、よくもろこしヘッドになっている私ですが、もちろん本物のもろこしも大好きです。丁度今は生のとうもろこしが出回っている季節なので、甘味を生かしたスープにしてみました。だたし、夏なのでスウィートなベイジルと併せてさわやかに。ほうれん草を少し足すと余り青臭くなくバランス良く仕上がります。時間のある時は、一晩冷やして朝食にしても良いかも。

すもももももも、朝のうち。

2007-07-29 23:06:40 | アジな真似
雷も鳴りまくり、いよいよ週明けとともに夏が来そうです。しかし、服装はシーズン遅れなのに、なぜか体調だけはシーズン先取りしてしまう私はすでに毎年恒例の夏バテ気味・・。そんな時は桃!朝食から桃で食欲不振を撃退しています。今日は、ソルダム、ブルーベリーもあるのでハチミツとヨーグルトでフルーツサラダにしました。ごく僅かにシナモンを振ると更によし。さーて、ロンドン・ノッティングヒルから持って来たPoolのお気に入りボウルでたっぷり食べますよ~。