サラーム …「平和」

紛争地域パレスチナの女性たちが伝統手刺繍を活かし手作りした
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検問・・・

2013-04-29 | 敏子のパレスチナだより

パレスチナの敏子さんからメールが届きました



4月24日、イドナ村訪問。
ギロチエックポイントを過ぎて西岸内に入ると
あちらこちらにイスラエル軍の車が止まっていました。
エルサレム市内が混むと、
オリーブ山からイドナ村まで1時間半以上の道のりです。
イドナ村の入り口にはイスラエル軍の監視塔があるのですが、
今日はイスラエル兵士が村の入り口に数名いて、
検問をしていました。

イスラエル兵士に村に入ることを許可されない場合は
引き返すしかないのですが、
村に入る
ことができた場合は、
村から出る時に検問が終わっていることを期待して村に入るしかありません。
なぜなら、村から出る時に
イスラエル兵士に質問攻めにあう可能性があるからです。

…期待はずれにも、村を出る時にも検問は続いていました。
長い列ができていて、
イスラエル兵士がパレスチナ人の身分証明書と車の中の点検をしていました。
兵士2人が道の脇で銃を構えて立ち、一人が点検をしています。

私の番がきました。
 

私の顔を見てイスラエル兵士は
外国人が村から出ようとしていることに驚きを示し、
車のナンバープレートがイスラエル側のものであることを確認した後に、
「何をしている、何故ここにいるか、頻繁にくるのか」などの質問。
私は村の女性に会いに来たことを伝え、
逆にイスラエル兵士に「何故検問しているのか」聞きました。
彼は「答えられない」と言い、
「危険だから村には入らないこと、とても緊張しているから」と私に言いました。
そして私は村から移動しました。

隣村の境目あたりにイスラエル軍の監視キャンプがあり、
その塀に設置されていたカメラをパレスチナ人の誰かが壊したと
村の女性達が話していました。
村に入るには畑の中を通る道がありますが、
そこは閉鎖されていました。
村の入り口は完全検問になりました。

パレスチナ人の生活の日常です。

写真はイドナ村の検問所ではありませんが、
  このような状況であることがわかる写真として参考までに…】





         ~敏子~


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