私の大好物の一つ、モロヘイアのスープの作り方を紹介します。
初めてモロヘイアのスープを食したのは、1991年のエジプトを旅行中でした。
緑色のトロリとしたスープとご飯の異様な組み合わせに驚きましたがとても美味しかったことを思い出します。その後、広島のスーパーマーケットでもモロヘイアを見かけるようになりましたが、エジプトで食べたものと違うのですよね。パレスチナに住み始めて、毎年6月から7月に掛けて市場に出回るモロへイアを楽しみとするようになりました。知り合いの村の女性は4月頃に種を自分の畑に植えます。
6月には日ざしが強くなり焼け付いてしまうので半日陰を作り、成長して90センチ位になったときに、葉を刻んで料理します。 この時期にしか出回らないものなので新鮮なモロへイアを購入して冷凍庫で保管します。
乾燥したモロへイアもありますが、スープにするとかなり味が違うので私はいつも新鮮なものを使用します。
【村の八百屋で売られているモロヘイア】
インターネットでモロヘイアの料理の仕方を調べると日本では豊富なレシピが出てきましたが、ここでは料理方法は多少の違いがあるにしても「スープ」としていただくのが正統派の料理方法です。おひたしなんてもってのほかです。
スープストックはチキンとビーフがありますが、私の好みはチキンです。
やはりここでも、市販のチキンストックでは濃くのある味になりませんから鶏ガラからだしをとります。
実は簡単そうなモロへイアのスープを友人達に「美味しい」と唸らせるにも数年の歳月が必要でした。濃くがあり、ネバネバといよりもトロリとした舌間であり、一緒に食べるご飯と鶏肉との絶妙な組み合わせです。
目分量で作るのでここでは作り方のみ、紹介します。
① 鶏ガラからスープを取る。
② モロへイアを簡単に洗い、刻む。
ナザレ地方の人たちは小刻みにせずピタパンと食べるそうです
が、私はかなり小刻みにしたものにします。
ミキサーで刻むとトロミが出すぎてしますので
やはり包丁で刻んだほうがいいです。
③ タマネギを炒めて、香辛料のクミンをいれ、しんなりしたら
チキンスープをいれます。
④ ③にモロへイアをいれて煮込みますが、煮込みすぎないように。
塩を加えて味をみて、沸騰寸前に火をとめる。
⑤ フライパンにニンニクのみじん切りを色が変わるまで炒め、
更に鶏肉を加えて炒め、塩と胡椒で味を調えます。
皿にご飯と炒めた鶏肉、ニンニクを盛り付けます。
私はスープは別の皿に盛り付けますが、
頂き方はご飯とモロへイアのスープを一緒に頂きます。
必ず、頂く前にレモン汁をスープに掛けてください。
収穫を楽しむために調理方法を調べました。
小生も鶏は大好きです。有り難う御座いました。
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最近、違う方法のモロヘイヤスープを料理しました。作り方を新たに(2012/6/17付け)ブログに載せましたのでご参考まで。