(広島)ノートルダム清心中学一年生が作成した子ども用エプロン(よだれかけ)が例年、
国内外の施設などへ送られています。
パレスチナへ送られた物のお礼と写真です。どうぞお読みください。
清心中高 女子生徒の皆様、
お礼とお便りが大変遅くなりました。
こちらに届けられた手作りのよだれ掛けをパレスチナの赤ん坊たちに
手渡してきました。これまでに頂いたよだれ掛けは西岸地区のイドナ村
女性組合の家族の中で赤ん坊がいる人に、ベツレヘムのいくつかの
養護施設に手渡してきました。
今回は少々時間を掛けて探していたのですが、ニュージーランドからの
子供の心臓の外科専門医師が治療に当たる赤ん坊に渡してきました。
アラン医師は2000年からパレスチナの赤ん坊の心臓の手術に
かかわり始めました。ニュージーランドの病院勤務を終えて、
ボランティアとして子供専門の心臓外科医としてガザに2年間
住み込みで働き、2003年からエルサレム唯一のパレスチナ人のための
マカッサド総合病院で働いています。
2週間から3ヶ月の滞在で1年間の間に4回の訪問をし、
毎日3度の心臓手術をしています。
76歳になるアラン医師は自身のもつ皮膚がんと戦いながら
パレスチナ訪問の回数が減りつつありました。
やっと会えたのですが、今回はアラン医師の後継者たちと
彼の奥さんが一緒に訪問中です。
後継者の皆さんは心臓外科医と麻酔科の医師、
そして救急医療の専門の看護婦たちです。
アラン医師のこのグループがこれからも活動を引き継いでくれることを
願っています。
奥様のヘ-ゼルさんに案内をお願いしてマカッサド病院を訪問してきました。
病室を回ると、昨日手術を終えたという赤ん坊や、
長い間の入院生活で疲れているお母さん、
子供を抱きながら涙を流しているお母さん、
多くの赤ん坊が病室に寝ていました。
送っていただいた23枚のエプロンを1枚ずつ、ヘーゼルさんと
看護婦のバスマさんと配りました。
バスマさんがお母さんたちに日本の学生さんが手作りしてくれたエプロンと
説明してくれました。
赤ん坊の家族、お母さんが大変喜んでくれことを報告します。
ありがとうございました。
エルサレムより
水本 敏子
2011年9月27日
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