五月が丘 まるごと展示会
広島市佐伯区の五月が丘団地内では、
期間中、自宅を開放し作品の展示や販売を行う「五月が丘 まるごと展示会」が開かれ、
毎年多くの方が展示会の地図を見ながら団地内の家々を訪問されます。
5月1日(金)~3日(日)
広島市佐伯区 五月が丘団地内
「五月が丘 まるごと展示会」の地図などは4/25付のブログでも紹介しています。
→http://blog.goo.ne.jp/salam-idna/e/28bd1fdc2ae8d53a0bed242fbe1f265b
5月1日、2日は夏のような暑い日差しでしたが、
3日は、朝から、小雨が降り止みませんでした。
小笠原邸の一部にサラームの刺繍製品を置かせていただいての販売も
三年目となりました。一日の来場者は60から70人。
小笠原さんの人脈もあり、多くの方がご主人の抽象作品を見に来られます。
そもそも、「まるごと展示会」は、作家、宮迫千鶴さんからのアドバイスと、
地域の活性化を頼まれていた方とのマッチングで始まったと聞きました。
女性が柔軟に運営する。自宅を解放する。
これは、全国にもない取組だそうです。
あるお宅には1000人ぐらい来られるとか。
個性豊かな、また、才能豊かな展示をされているお宅も多いけれど、
来場された方と気軽に話をしたり、思わぬつながりを発見したり、
無理をせず普段を見てもらうだけ、と小笠原さん。
パンフレットを見て、どんな刺繍か見に来ました、とか、
去年これを買いましたと、刺繍を見せてくださったり…。
何より、場所を提供してくださっている小笠原さんが、
「綺麗な刺繍があると、皆さん喜ばれるのよ」と。
その言葉に有り難く甘えています。
最初の2日間は雲一つない晴天、真夏のようでした。
広い団地の中のイベント会場となっているお家を、
地図を片手に訪ねて歩くオリエンテーリングのような形式なので、
皆さん汗をかきかき来られます。
お昼前くらいからは、次から次へお客様の途切れることがありませんでした。
目の詰まった刺繍作品を見て、「これは織物ですか?」と聞かれた男性、
その手作業の刺繍に驚かれ御自分のペンケースをお買い上げ下さり、
帰りがけに再度立ち寄られ、奥様のお土産にポーチを購入してくださいました。
うれしい出会いでした。
小笠原さん宅の中庭は静かでとても居心地のいい空間です。
色とりどりのサラームの刺繍作品をゆっくり見ていただけるのはもちろんですが、
五月が丘が生んだ作家さんの手芸品、陶器、
そして現代アートの大きな作品をこんなに間近に見ることができるって、
とっても素敵だと思いました。
3日目は朝から雨。
刺繍製品も室内へ…
多くの方々との出会いも嬉しい「まるごと展示会」。
ありがとうございました。