オリンピック 参加だけでは意味は無い！？

今日は昨日と違うネタにしようと思ったんやけど、こういうニュースを見つけては書かずにはおれませんな。

金の目標、下方修正＝上村団長「苦戦要因は柔道」―日本選手団〔五輪〕(時事通信) - goo ニュース

金メダルの目標？
そりゃあーた、出場してる全選手が目標金メダルでしょうに。
それを金メダル○個なんて言うってコトはだよ、逆に言えば「この競技はメダルは無理だ」って言われてる競技があるってコトじゃね？
それは出場してる選手に失礼だと思うんだな。

だいたい日本はアマチュアスポーツに対して支援が甘い！
メジャーなスポーツは別にして、オリンピック選手と言えどもスポンサー集めに苦労し、ほぼ自費で遠征やら練習をしてるのが現状や。
そんなに苦労して金メダルと獲ったとしても、その後もアカンわ。
国によっては金メダルを取れば一生安泰に暮らせるお金が貰えるところもあるらしい。
日本はどうや？
競技によっては違うけども、基本は金メダルの報奨金は300万円やろ？
世界一になった選手に対してたったこの程度やで！？
ちょっと金メダルへのプレッシャーの大きさに比べて評価が低すぎんじゃね？

「普段の練習はお前ら自身で勝手にやれ。でも、オリンピックに出たら金メダル獲って来い！」
獲ったら獲ったで「良かったね。でも、獲って当然だから報奨金はこれで十分だよね。」
…って。
そりゃちょっと虫が良すぎやせませんか？
そんな対応で「金○個目標！」なんて、そんな簡単に言いなさんなってばよ。

選手に代わって某議員に言ってもらいたいくらいやで。
「2位じゃダメなんですか？」って。

苦戦要因は柔道？
昨日も書いたけど、確かに柔道は男女合わせて金メダルが1個だった。
でも、それがどうした！？って話。
柔道に出場した全選手、本当に頑張ったと思うぞ。
ただ、相手の方が強かっただけ。
トーナメントの組み合わせが悪かった選手もあったろう。
それを、名指しでこういうコトを言われちゃモチベーションも上がりませんし、ベストを尽くした選手に失礼だわ。

居るんだよね～。
会社でもこういうエライさんが。
日々クソ暑い中頑張ってる営業マンにねぎらいの言葉一つかけること無く、ただダメだったコトだけをネチネチ言うヤツが。
これと同じやん。
上村団長って現役時代はスゴイ柔道選手やったかも知れんけど、だからこそ逆に選手の気持ちを考えたらこういうコトを言っちゃいけませんわ。

ましてやこの後競技が始まる種目もあるんやで。
これでオリンピックが終わった後、その競技に対して「苦戦要因はあの競技でした」なんて言われると思うと、ホントに余計なプレシャー。
普段出せる力も出せないで終わりそう。
終わるまで何も言うなと言いたいね。

そもそもメダルの数で今後の世界における日本の地位に何か影響でもあるのか！？
無いやろ？
だったらメダルの色や数にこだわる必要は無いやろ。

もっと言うとやね、選手は何も団長が予想した金メダルの数に達するように競技してんじゃ無いんです。
まずは自身の4年間の成果を出す為。
そして応援してくれてる人に応える為。
その結果として金メダルを目指しているんですよ。

結論。
外野は黙れ！
総括はオリンピックが終了してからにしろ！
メダルが多い少ないなどという不毛な議論はするな！

近代オリンピックの創始者、クーベルタン男爵が言った「オリンピックは、勝つことではなく参加することにこそ意義がある」って言葉、もはや死語になってしまっているんでしょうかね…。

(一部、昨日の日記と重複した内容になったコトをお許し下さい）

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