おしゃべりピアノの今日の一言♪

考えたこと感じたことを 気ままに徒然に〜

はじまりました…!

2008年10月14日 | Weblog
逆さ言葉ではありません。

実は、昨日、コンサートが終わりました。
でも「終わりました」っていう題名にすると、なんだか全てが終わって寂しい感じがするので、題名は「はじまりました」にしてみました

よく、ポピュラーの歌手の方達が、東京ドームのコンサートが終わった後、「ファンの皆さんの力を借りて、成功することができました!」なんて言うのを耳にしたことがありますが、まさにそれ!
始まるまでは、同じ古河で行うって何度自分に言い聞かせたところで、それは地元でも外国でも一緒!やっぱり知ったお顔ばかりのところは緊張します。そのうえ、準備不足とあっては…

でも、みなさんの楽しい、いかにもコンサートを楽しみに来てくれた笑顔に出会うたびに「あぁ、みんな楽しみに来てくれたんだ~、がんばらなきゃ!」っていう気持ちになって、それと共に、だんだん余分な力が抜けていったような気がします

まだまだ不十分なところも多々あり、反省点、いろいろ考えるとキリがありませんが、でも何度も「延期しようか」「あきらめてチケット代、みんなに返そうか=」なんて迷いを捨てて、やったかいがありました。
なんていうか…今は秋の空気もそのまま幸せな気持ちで楽しむことができます

実は今、昔、他の場所で教えていたときの生徒さんから、本当に嬉しいメールが届いたので、思い切って全文紹介しちゃいます…(ご本人の承諾を得ています~)

「~武満の曲はスーッと入って来る時と、一生懸命聴こうとしても音が身体の周りで空回りしている時があるのですが、今回は何となく透明?白?青?の情景が浮かびとても心地よかったです。ソナタは、個人的にジャズが好きなこともあるからかもしれませんが、いろんな表情があり音楽に引き付けられました。先生は前半の曲のほうが弾き慣れていらっしゃるのかもしれませんが、後半のほうが書きかけの楽譜を見ながら弾くことを?曲を?楽しんでいる雰囲気を醸し出されていたように感じます。私は全曲ほとんど目を瞑っていたので、あくまで感じただけですが。
ソナタ第4楽章までできたら、聴いてみたいですね…」

う~ん…初体験、初経験の曲について、このように語っていただけるとは…
なんだか、これからわけのわからないと思っていた現代へ、足を踏み入れそうです…

まぁ、ともかくとして…昨日はこれでやっと落ち着いて寝れる~と思っていたら、それどころか、興奮状態で一睡もできませんでした…
また、3週間後、文学館にて~今度は、どんなお客様方がみえるのでしょう。
楽しみです

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7 コメント

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Unknown (こうちゃ)
2008-10-16 05:16:54
コンサート、本当にお疲れ様でございました!!
前後半とも指折りの名曲で固められ、それに
お弟子さんの新曲を加えられるとは、何とも
素敵なプログラムでございました。

tomari様の一本気な表現がポジティブに作用する
テンペスト、ブラームスの無邪気な遊び心を
闊達に表現されたヘンデルバリエーションなど、
演奏もとても楽しめるものでございました。
武満徹も素敵でございました。今後もぜひ
近現代についても大いに頑張ってくださいませ!!

なかでもお似合いだったのは、エステ荘の噴水
でございましたね。以前大学の卒演の録音を
聴かせていただきましたソナタもそうでしたが、
楽想的にも音の質感的にも、リストが肌に合って
いらっしゃるのでしょうね

今後のますますのご活躍をお祈り申し上げて
おります
返信する
こうちゃさん、感想ありがとう! (tomari)
2008-10-16 07:27:04
ようやくコンサートが終わって、ほっとしています。
翌日から、レッスンは始まっているのですが、生徒さん達に会うたびにいろんな感想が聞けて、楽しい毎日ですやはり、多少、苦労はしてもそんな一生懸命な姿を生徒さん達にたまには見せることも、良いのかな?と思いました。

ところで、最後のソナタを作曲した方ですが、ときどき私の教室の催し物にも参加されてますが、弟子でもなんでもありません…本当に、私の生徒さんがあれほどの作曲ができたら、もうおおっぴらに「私の弟子ですよ~!」と自慢したいところですが、とんでもありません
平均律は私より上手だし、現代にいたっては、私のほうが勉強させていただくような始末でして…ほんとに、弟子なんて滅相もありません

ところで、またコンサートの話題に戻りますが、11月2日のフルートの伴奏も、ジャズっぽい曲がいくつか入っています。ジャズって弾いたことはないですが、ノリノリで弾くとけっこう楽しいですね
返信する
お弟子さん発言に追加です~♪ (tomari)
2008-10-16 14:19:59
そう…思ったのですが…
大人の生徒さんに、「お弟子さん」というのは、ピアノでは、どうなのかなぁ…
書道とか華道、大人になってから始めたものなどはお弟子さんと言えるような気がしますが、ピアノやバレエなど、小さいうちに身に付くものが大きい類のものに関しては、大人の方には、「教える」というのはおこがましいような…せいぜい、アドバイス、意見交換…そんな感じだと思います。
もちろん、大人になってから初めてピアノに触れた方は、基礎から始めますが、でも弟子とは~言わないんじゃないかなぁ…
返信する
Unknown (こうちゃ)
2008-10-16 22:33:55
何と、I氏はお弟子さんではなかったのでござい
ますね。これは失礼いたしました。…確かに
大人の方がお弟子さんというのも少々違和感が
ございますね~~。やはり生徒さんが無難で
ございましょうかね!! 

I氏の曲も音使いがどことなくカバレフスキー的で、
そのうっすらとロシア的な色彩の楽想がtomari様
向きだったようにも思われました。いろいろ
楽しみでよろしゅうございますね!!

ところで…フルート曲もジャズ風味でござい
ますか。tomari様流のスイング感を存分に
発揮されてくださいませね~応援申しあげます
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こうちゃさん、こんばんは。 (tomari)
2008-10-17 23:56:56
実は、「生徒さん」っていう言葉は大人の方だけでなく子供さんに対しても、本当はあまり使いたくないんですよね~
学校などでは、先生と生徒って区別するのが礼儀だし、教える側と教わる側がいて当たり前と思いますが、音楽の場合は、先生が必ずしも上とは全然決まってないので、なんだかもっと適切な言葉があればいいのにと思ったり…

モスクワ音楽院のシュタルクマン先生の公開レッスンに出た時に、ロシアでは暖炉を囲んで子供たちとお話するようにレッスンするよ~って言われて、いいなぁ~と思いました。理想ですね~
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Unknown (こうちゃ)
2008-10-18 00:12:37
アルド・チッコリーニ氏の本に書かれていた

「私をアルドと呼びなさい」

という氏の言葉が思い起こされました。
据わりの良い言葉がなかなかない原因は、
日本語にもあるのやも知れませぬね~
返信する
柔軟性… (tomari)
2008-10-19 00:16:49
チッコリーニは、生きる巨匠ですね。

やはり、心身ともに柔軟で自然体でいられることが理想です。
いつまでも、どんなことからも学べる素直な心をもっていたいなぁと、そして楽曲に対しても真摯な姿勢でありたいなぁと…。
そんな気持ちは、きっと聴き手にも伝わるものかなぁと思ったり…

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