おしゃべりピアノの今日の一言♪

考えたこと感じたことを 気ままに徒然に〜

小さい頃の夢……

2011年05月28日 | Weblog
今日も1日が終わった。
生徒さんひとりひとりに合ったアドバイスをするのは本当に難しい。
自分の基準に合わせても、きっと今の子供さんたちは、ぽか~んとしてしまうのだろう。
先生の言葉を100%信じて、練習しさえすれば、きっと上手くなると思っていた…自分の幼い頃を思い返すと、それしか方法がなかったように思う…

そういえば、小さい頃に何になりたかったんだろう…
こんな場所で公開するのもお恥ずかしいことなんだけれど…
たしか、小学1,2年生の頃…
誰かにもらったチョコレートが入っていた綺麗な箱を大切にしまっていた。それは、小さかったけれど、キラキラ光っていたので、宝物のように、大切だった…
そこに、誰にも内緒で、密かに”大人になったらなりたいもの”を書いた紙を入れていた。
子供心にも、たぶん、なりたいけど絶対になれないと思って、ただ書いていたんだと思う…さて、なんだと思いますか?

答え………

1位  オペラ歌手
2位  バレリーナ
3位  (しょうがないから)ピアノの先生

3位は、今でも思い出しますが、本当は1番なりたくない職業…でした。が、一応書いた、そんな程度で…。

さて、今現在、もちろん、その一番なりたくなかった職業についているわけですが、考え方によれば、そんな小さな頃から、これまで〇〇年間も、そのことにこだわって生きてこれたというのも、案外凄いことなのかもしれません。誰にも負けたくない、っていう意地だけはあったような…
そして、今の世の中、なれなかった(夢がかなわなかった)ことについても、夢のほんのちょこっとでも「かじることができる」って幸せだなぁと思います。
夢は諦めるより、作っていくほうが楽しいと思います。いくつになっても……

今年のTシャツコンサート、楽しみですね! 真夏の楽しいひとときを…
みんなで、思い出の1ページを作りましょう♪

あれから………

2011年05月22日 | Weblog
今日の題名は、ちょっと何にしたらよいのか、決めかねたので、こんな見出しにしてみました。ちなみに…この私は、ようやくいつもの自分を取り戻しつつあります。

震災から〇日…もう、この数え方はやめよう~と思いつつ、やっぱりニュースを見るたびに、あまりに遅々として改善されない被災された方々の生活、原発の行方、はぁ…とため息をつきたくなる…。

つい先日も、ある生徒さんが、お医者さんから、「震災によるPTSDの可能性があるので、しばらく津波などの映像を見ないように」と言われたと聞いて、やっぱり…と思った。
ニュースでも、地震直後は、揺れていないのに揺れを感じる人や、実際に被災したわけでもないのに、繰り返し悲惨な画像を見ることによって、精神的なダメージを受けた方などのことをやっていたが、それはあり得ることだなぁと思った。
だって、この私だって(病気からは縁遠く、心臓に毛が生えていると言われたりするけれど)、なぜか地震以来、ニュース以外の番組を見る気がしなくなってしまった。そして、一度見たニュースでも、原発関連の話題になると、またすぐに確認しないと気がすまないこともある。
その上、もしかしたら私は、地震パニック症候群(←これは自分で命名)ではないかと思うくらい、昔から地震は大の苦手で……。
まず、地震直後は眼鏡をかけ、照明も一番明るくしたまま(節電しないといけない時期に!)でないと、心配で眠れなかった。まぁ、視力が0.01だから、さらに大きな地震が来て、眼鏡もコンタクトもない生活になったら、何もできないからというのが、その1番の理由ですが…それと、愛猫”櫻”が、これまた敏感で、震度1くらいでも、地震が来ると跳ね起きるので(もっとも、私が跳ね起きるのにつられて飛び起きるのかもしれないけど)櫻の尻尾を踏まない為の用心にも、明かりを消すことができないでいた…
それから、あの水素爆発が起きた日。。。私は、もう日本は本当に終わりかと思った。
家中、隙間のないようにし、ちょっとした隙間近くでは、息もしないようにした。もちろん、お菓子などの食料品もいつもより買い置きし、まるで核シェルターの中にいるような心持で、ひっそりしていた…が…
しかし、そんな重大なときに限って、隣のおばちゃんときたら、「ねぇねぇ~」と大きな声で入ってきて、ドアを開けたまま長時間話し込み、なかなか帰らない…私は、できるだけ息をしないように会話をしていたもんだから、もう少しで、咳き込みそうになってしまった。
そしてそれから、、別に外国に逃げようと思ったわけでもないのだが、とりあえずいつでも鹿児島の親戚の家に行けるように~とみずほ銀行へ定期預金をおろしに行った。ところが…そんな時に限って、みずほ銀行ではトラブルが発生し、全ATMがストップ! 慌てた私は、てっきりみんなが一斉に(逃げようと思って)引き落とした結果、機械が故障してしまったのだと本気で思った。。。
いつか「茨城県では怪我人が1名、古河市の~」と名前を呼ばれそうな気がするので、今後はなるべく冷静に動けるように…心がけようと思ったり…

さて、前置きだらけになってしまいましたが、今日は、古河文学館へ「朗読」を聞きに行きました。
幸田弘子さんという女優さんによる朗読で、古河にゆかりのある文学者、和田芳恵さんの「おまんが紅」という作品と、宮沢賢治の「よだかの星」でした。
和田芳恵さんの作品は、あまりよくわからない所などがあったり、ちょっと長かったので、途中、睡魔に襲われてしまいましたが、宮沢賢治は、さすがに凄かった!素晴らしかった!
今回の東北地方での地震のお話に引き続き、病床にある賢治の妹について書かれた詩、「永訣の朝」が読まれたのですが、それはもう涙を抑えるのが大変だった。もちろん、周りからは、すすり泣きが聞こえるほどで…。そして、その後引き続き、「よだかの星」が朗読されたが、もう圧巻だった!
小柄な美しい方で、たぶん70歳は超えていらっしゃるように見えるのに、どこからそんな声が出るのかと本当に驚いた。それぞれの登場人物が、あたかも実際にそこで生きているように表現され、映像が全くなくても、ここまで伝わるものなのだなぁと感動した。
朗読って、音楽と似ているなと、あらためて思った。

ふと気が付いたことだが、実は、文学館で客席側に座るのは、今日が初めてだった!
椅子に座ってみると意外に心地よく、前から2列目だったからかもしれないが、音響もまぁまぁ良かった。しばし、緩やかな時の流れを満喫した…
大きな市民ホールでなくても、文学にゆかりのある土地で、こじんまりと催し物ができるのは、本当に良いことだと思う。

さて、長くなってきましたので、今日はこのへんで…
6月。。。梅雨にめげずに、ファイトです!

「第5回浴衣でコンサート」中止のお知らせ

2011年05月11日 | Weblog
みなさま、これまで第1回目は古河文学館にて、そして第2回目からは小山生涯学習センターにて~と毎年重ねてきた「浴衣でコンサート」ですが、大変残念ながら、今年は中止とさせていただきます。
というのも、今年の夏は、すでに電気の供給量がどうなることか、再び計画停電が始まるのではないか等など心配事が尽きず…弱冷房または冷房なしの状態では、涼しげにみえる浴衣も、まるでサウナスーツのようで…
せっかく、夏の催しものとして定着しつつ(って、内輪だけかもしれませんが…)子供さん方のかわいらしい浴衣姿、大人の方々の華やかな装いでのピアノ演奏は、また格別の味わいがありましたが、今年は、本当に残念ながら、「浴衣コン」は中止とさせていただきます。楽しみにしていらした方、ごめんなさい。また、来年は、復活できることを願っています。

でも………その代わりに………

8月14日は「第1回Tシャツでコンサート」を開催させていただきます。
もちろん、Tシャツでなくても、「アロハでコンサート」でも「ムームーでコンサート」(←ってヨゼフ君のご意見ですが)でも、「半ズボンでコンサート」でも、なんでもかまいません。要するに~
「暑くて体調が悪くならない格好で!コンサート」に変更させていただきます。
もちろん、それでも浴衣が着たい!という方は、どうぞ!(ただし、お盆ですので、医療機関が開いているかどうか…ご注意下さいませ。)

今年は、皆さまからいただいた出演料からホール代を差し引いた残りを、ほんの僅かばかりですが、被災地にお送りしたいと思います。

たくさんの方々のご参加をお待ちしています♪

9月4日、コンサート決定!

2011年05月07日 | Weblog
わたしにできるほのかな1歩…
だんだん、輪がつながってきた…
そして、ついに…

「コンサート、決定!」

参加していただけるのは、以前、私の発表会に「特別出演」で演奏していただいたことのある、フルートのUさん、同級生で去年演奏していただいたヴァイオリンのMちゃん、以前、ベートーヴェンの「街の歌」で共演させていただいたファゴットのSさん、クラリネットのKさん、そして新たに、私がときどきお世話になっている声楽のO先生、合計6人になった!

さて、プログラムはこれから…どんな風になるのでしょうか…ワクワク、ドキドキ…
決まり次第、随時、お知らせします。

みんなの力が1つになって…素敵な空間と喜びが生まれますように…

わたしにできるはじめの1歩……

2011年05月05日 | Weblog
大震災からもうすぐ2ヶ月。
少しづつ復興に向かっているのだろうか…本当にみんな少しずつ少しずつ…
歩みが始まったところもあれば、時がまだ止まったままのところもある。

発表会も終わり、ようやく何か私にもできることはないだろうかと考える時間が持てるようになった。さて、でも考えたところで、果たして週末ボランティアのような働きが自分にできるだろうか?と思うと、普通の生活でさえ、いろいろと支障のある私が、みなさんの足手まといになるのは目に見えるようで…かといって、何もできずに手をこまねいているのも、もどかしい…
そこで、何か私でもできること…を考えて見た。

まずは、今、生きている時を大切にする(無駄な1分はないくらい…)
怒ったり嘆いたりするよりも、笑える瞬間を1秒でも長くする
ピアノに向かえることに感謝する

そう!やっぱり、その気持ちを伝えるには……

と、ここまで考えて、早速、音楽仲間の方々に、まだ何も決まっていないけど、とりあえずメールをしてみた。
すると、考えていることはみんな同じ…
「何か、自分で役に立てることが出来たら~」と、本当にみんな同じ答えが返ってきて、胸が熱くなった。
あんまり大きなことはできないけど、まずは”私にできるはじめの1歩(チャリティ)コンサート”。
今のところ、フルート、ヴァイオリン、ファゴット、クラリネットの方々が集まった。
何ができるのかわからない。でも、たった1人よりもみんなが集まれば、それだけ多くの何かが生まれると思う。
コンサートは、決まり次第、お知らせしますので、ぜひいらして下さい!

それから…今年の「浴衣でコンサート」
つい先日までは、開催することを迷っていたのですが、今日、かすみがうらのKさまから、去年の朗読コンサートのCDとお手紙をいただきました。すると、そこにはもう、「浴衣でコンサート」のお申し込みが!その上、ピアノ、チェロそれぞれの曲目も書かれてあり、もう感激!!!
これは、やはり、やるしかありません。やはり、自粛ばかりではダメですね。前へ1歩ずつ歩いていかなければ…そこで、今年もまた、私は浴衣を着て頑張ります。

そして、この先、もう大きな地震が来なければ、また秋にはZ先生に古河にてプライベートレッスンをお願いしようと思っています。つい先日、舞台で、先生のパピヨン(シューマンの)を聴かせていただきましたが、本当に美しくて…これほど知的で叙情的で繊細なシューマンは初めてという感じで、まさに情景が目前に広がっていくようでした。シューマンのCDも発売される予定ですが、本当に楽しみですね。
水戸の演奏会は、残念ながらホールが壊れてしまったので、延期となってしまいましたが、秋にでも行われるといいなぁと思います。

そして、これが最も大切です!
来週から、ふたたびレッスンが始まります!それぞれの目的に向かって1歩ずつ…
がんばりましょう♪