子供の頃は、この銀河の写真を見てワクワクしていたことを思い出しました。iMacの電源を入れた時の「ジャ・ジャーン」という音とともに現れるような、そんなイメージです。その頃はアンドロメダ大星雲と呼んでいましたが、今はアンドロメダ銀河になっていますね。確かに星雲ではなく、間違いなく銀河です。
明るさは3.4等級、ちょっと暗い夜空なら肉眼で見えます。夜空に浮かぶお隣の銀河を双眼鏡などで眺めると宇宙が近くなりますよ。
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望遠鏡にカメラを付けて写真を撮ってみると、中央部が極端に明るくて周辺が淡いという難しい対象です。露光時間を長くすると中央部が白飛びしてしまい、短くすると周辺部が写りません。仕方ないので露光時間が長い写真と短い写真を撮って重ね合わせ平均値処理します。これで中央部の明るさは抑えられ、周辺部は露光時間を長く撮った写真よりは暗くなるのですが、短いものよりは明るくなるので、画像処理技術で強調すると浮かび上がってくるという狙いです。