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星空Diary

趣味として星空を楽しんでいます。掲載した画像は何度でも再処理してアップします。このため、時々、季節感がなくなります。

【りょうけん座】 NGC4244 細長エッジオン銀河

2016年04月26日 19時32分06秒 | りょうけん座

【撮影データ】

H28.4.8撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO1600 180sec×15 Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

PSでレベル補正・トリミング SPで画像調整

 

 視直径が16’もありますから比較的大きく写る銀河だと思いますが、視等級は10.2等級と暗い銀河です。画像処理した感触も”淡い”なぁと思いました。

 銀河の中心軸にうっすらと構造が見えていますが、銀河部分のみ強調処理してようやく姿が浮かび上がってきたものです。ちなみに、銀河が青く写っていますが、意図的にやったわけではなく、彩度を上げていく過程で青っぽく変化していった??という感じです。

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 もうすぐ5月、今年もすでに1/3の4ヶ月経過してしまいます。

 北海道の星空シーズンは4月頃からですが、去年は4~11月に34対象ほど撮りました。今年は1ヶ月ほどですでに15対象に達し好調に推移しています。この調子で撮影対象を増やし、冬期休眠期間中も画像処理ができる程度に蓄えておきたいですね。・・・・・・まるで冬眠する動物です。

 


【はくちょう座】 サドル付近

2016年04月23日 15時41分28秒 | はくちょう座

 【撮影データ】

H28.4.7撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO2000 180sec×11 Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

PSでレベル補正・トリミング SPで画像調整

 

 夜半過ぎにははくちょう座が高い位置にきて、サドル付近の写真を撮れる季節になってきたんだなとしみじみ感じています。サドル付近の写真をみていると、夏雲たなびく牧歌的な雰囲気を感じて好きな領域です。

 もう少し星々が輝くように画像調整してみたいとか、散光星雲の細かなところまで描写したいとか、淡い部分もきれいに出したいとか・・・・・、”総露出時間33分では贅沢な望みだろう”と言われそうですね。これから10月くらいまで”はくちょう座”を撮ることができるので、90分くらいの露出時間を目指してみますかね。

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 それにしても、ステライメージのコンポジット機能とシルキーピックスのノイズ処理は強力ですね。シルキーピックスの方はISO2000で露出時間15分相当くらいはありそうです。

 

 


【りょうけん座】 M63 ひまわり銀河

2016年04月20日 19時43分56秒 | りょうけん座

【撮影データ】

H28.4.5撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)

ISO2000 180sec×20  PHDガイディング Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

フォトショップでレベル補正、トリミング シルキーピックス調整

 

 腕の構造がひまわりの花びらに似ているので”ひまわり銀河”と呼ばれています。

 230万光年離れているアンドロメダ銀河がお隣さんだったら、2650万光年離れているひまわり銀河は町内会ぐらいでしょうか。同じ町内会にはM51(子持ち銀河)やM101(回転花火銀河)、M106(巨大ブラックホールあり)などもいます。変わり種銀河が多いのがこの町内会の特徴ですね。 

 

 


【りょうけん座】 M106

2016年04月16日 20時55分25秒 | りょうけん座

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×17  PHDガイディング Rap2でフラット補正
ステライメージで現像、コンポジット、フォトショップでレベル補正、トリミング 

 

 りょうけん座、しし座、おとめ座は本当に銀河が多い領域ですね。りょうけん座のM106付近にもいくつもの銀河が写っています。

 いつも自宅の裏庭から撮っているのですが、南及び西側が家の影になって写すことができないというハンデがあります。しし座やおとめ座の銀河も撮ってみたいのですが、雪が完全に溶けたら隣の空き地まで10mくらい遠征してみますか。

 

 


【りょうけん座】 M51 子持ち銀河

2016年04月13日 21時14分26秒 | りょうけん座

  【撮影データ】
H28.4.3撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×37  PHDガイディング Rap2でフラット補正
 ステライメージで現像、コンポジット、フォトショップでレベル補正、トリミング 

 

 M51は北極星に近いため、撮影に適した期間が長い銀河ですが、ちょうど良い時間帯に天頂付近となる今の時期が旬です。

 撮影日は、シーイングがあまり良くない上に、時々風が吹きガイドが乱れました。それと、あとで気づいたのですが光軸もずれていて、結局、星がやや卵形になってしまいました。その影響なのか銀河もややボンヤリしているように見えます。こんな悪条件だったのですが、37枚もコンポジットするとさすがに銀河の細かい構造も浮かび上がってきますね。

 光軸を再調整して、条件の良い日に40枚以上撮影してコンポジットするとどのような姿で銀河が写ってくれるんでしょうか。確かめてみたいです。

 

 


【おおくま座】 M81・M82

2016年04月10日 22時03分29秒 | おおくま座

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×20  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 3月13日にも撮影しているのですが、どうにも納得がいかず再撮影です。街明かりの影響を受ける方向だったためカブリが盛大に発生し、Rap2でフラット補正したのですがとても補正しきれず、更にフラットエイドの力を借りてカブリ補正しています。

 4月は既に4日間も撮影機会があり、15対象の撮影・・・、約3ヶ月半の冬期休眠中のことを思うと奇跡的ですね。

 M81とM82の距離は15万光年しかなく、過去に接触していると考えられているようです。M81の方はさほど影響を受けずきれいな形を維持していますが、M82は大きな影響を受けて変形しています。我が天の川銀河も30億年後にはアンドロメダ銀河と衝突すると言われていますが、圧倒的にアンドロメダ銀河の方が大きいため、天の川銀河の方が大きな影響を受けそうです。・・・・などと30億年後の心配をしていてもしょうがないですが。

 その他、M81、M82の周辺には小さい銀河もいくつかあります。写真左上はNGC3077、トリミングで消えてしまっていますがNGC2976等々。いつになるかわかりませんが、500mmくらいの焦点距離でも撮ってみたい領域です。

 

 


【おおくま座】 回転花火銀河 M101

2016年04月09日 21時29分28秒 | おおくま座

 

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 180sec×21  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

  

 

 もう何回M101を撮っただろうか・・・・・。

 実際にはコマコレクターPHを使うようになってから去年の夏に1回(Nikon D610)、今年の3月に1回(EOS 6D)、今回の撮影(EOS 6D)ですから、全部で3回しか撮っていないのですが、数十回は撮ったような気分になっているのは、同じオリジナル写真からの画像処理を10回以上やっているからです。

 そうこうしながらやっと定まってきたNikonD610の画像処理方法ですが、Canon EOS 6D購入に伴って、もう一度最初からやり直しています。Nikon D610とEOS 6D、同じような価格帯、仕様ですが性質はけっこう違いますね。

 

 

 


【球状星団】 ヘラクレス座 M13

2016年04月05日 22時42分17秒 | ヘラクレス座

 

  【撮影データ】
H28.4.4撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO2000 180sec×10  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 ヘラクレス座という星座の名前は小さい頃から知っていたのですが、今回の撮影で初めて何処にあるのかわかりました。こと座の隣にあるんですね。

 比較的、星雲・星団や銀河が少ない地味な領域ですが、なぜか球状星団が3つもあり、そのうち2つは大きな球状星団です。今回は大きな球状星団ねらいということでM13とM92を撮影しました。北半球で最も大きな球状星団と言われるだけあって星の数が多く形の良い球状星団です。

 1976年にSETI(地球外生命体探査)として、プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡からM13に向けてメッセージ(電波)が送信されたことでも有名ですが、電波が届くまでには24,960年要します。電波が届く頃には、地球からM13へ超光速で行けるようになっていて、地球人が電波を受けるかもしれませんね。

 

***

 

 少しづつEOS 6Dとステラショットにも馴染んできました。また、星の形がいびつになるので光軸を確認したところ、かなりズレていました。R200SSの光軸調整ネジを締めすぎていたようです。少し緩めぎみで光軸を合わせてみるとピタッときました。

 また、コマコレクターPHは、ピントが合っていないと明るい星の輝線が二重になります。ピントが合っていない時の輝線はライブビューでも出ますから、かえってピントを合わせやすいことが、今回の試行錯誤でわかりました。

 

 


【惑星状星雲】 こぎつね座 M27

2016年04月03日 11時16分49秒 | こぎつね座

 

 

【撮影データ】
 H27.8.2撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
 iOptron 45Pro Nikon D610
 ISO2000  180sec×8 PHDガイディング
 PhotoShopでフラット補正、コンポジット、レベル補正

 

 北海道もようやく春めいた天候になってきました。冬期休眠明けですが、まだ寝ぼけているのかカブリで背景がザラザラだったり、ピンボケ写真、クランプ緩みによるガイドエラー等々、まともな写真は今年になってまだ撮れていません。

 3/28の夜も再チャレンジでM51(親子銀河)を狙ったのですが、ピントが合っていない写真の量産でした。一応、画像処理は行ってみましたが、とてもお見せできるレベルではありません。 ということで、これまで何回もブログアップしている こぎつね座 M27 です。

 

 


【球状星団】 こと座 M56

2016年03月29日 22時13分49秒 | こと座

 

 【撮影データ】
H27.8.2撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Nikon D610
ISO2000  80sec×8 PHDガイディング
PhotoShopでフラット補正、コンポジット、レベル補正

 

  メシエ天体の球状星団の中で最も小さく地味な球状星団ですが、ハッブルで撮影された画像をみると、キラキラと輝く多くの星が写されていて、なんとも言えない美しさがありました。

 特に意識して黄色く処理したわけではないのですが、自然に画像処理するとこんな色になりました。太陽と同じような年代の星が多いのでしょうかね。

 

 


【散開星団】 カシオペア座 NGC457

2016年03月26日 17時32分09秒 | カシオペア座

 

【撮影データ】
 H27.8.22撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
 iOptron 45Pro Nikon D610
 ISO2000  300sec×5 PHDガイディング
 PhotoShopでフラット補正、コンポジット、レベル補正

 

 天体写真を撮り始めた頃は、写真に星が写っていること自体がうれしくて、銀河、散光星雲、散開星団等々、対象を選ばずに撮っていきましたが、そのうち、メジャーな大型の対象を狙うようになり、色々と試行錯誤しながらM31やM33、プレアデス星団などを撮り、オリオン座 M42、燃える木と馬頭星雲を撮って冬期休眠期に入ってしまいました。

 冬期休眠期間は、過去に撮りためた35対象ほどの画像再処理を繰り返す毎日、そんな中で散開星団も魅力的に感じるようになってきました。

 このNGC457は、年齢2,100万歳という比較的若い星の集まりと言われていますが、なるほど全体的に青白い星が多いですね。その周辺には、星団とは直接関係していないのですが、カラフルな星々も多く賑やかな印象を受けます。

 冬期休眠状態もようやく終了し、また、星空撮影の季節(雪国のため冬期は晴れる日が稀です)になってきました。今年は、散開星団も数多く撮ってみたいですね。もちろん、メジャーな対象も狙いますが。

 

 


おおくま座 M101 回転花火銀河

2016年03月24日 19時50分02秒 | おおくま座

 【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×14  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 ちょっと露出不足、ISO3200 総露出時間21分では、輪郭がかろうじて見えてきた程度でした。M101を撮る時は思い切って露出時間を増やさないと難しいですね。

 ハッブルで撮った写真を見ると、M101と重なって、あるいは周辺にたくさんの銀河を見ることができます。M101を明瞭に写すとともに、それらの銀河も一緒に写すことができたら面白いんですが。

 

 北海道は、ようやく冬型の気圧配置が緩み始め、夜、晴れる日も多くなってきました。満月期ということで星空の写真は撮れていないのですが、気持ちも明るくなってきます。

 


おおくま座 M97(ふくろう星雲) M108

2016年03月20日 14時50分22秒 | おおくま座

  【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×14  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 まあるい水玉のようなM97はふくろう星雲と呼ばれています。よくよく見ると目がふたつあり、フクロウのようにも見えますが、どちらかというと地球あるいは海王星を遠くから眺めたように見えますね。M97は遙か昔に超新星爆発を起こした惑星状星雲ですが、その呼び名のとおりです。

 右下の棒状銀河はM108、メシエ天体の中では最も暗い対象で、本来M98というナンバーが付けられるはずだったのですが、位置計算が間に合わず、後世になってM108として登録されたそうです。並んでいるのでM81・M82のように続きナンバーの方がシックリしますね。そういえば、M108はM8によく似ています。

 

 3月13日は、ISO3200 90秒×14~16枚で撮ってみたのですが、背景のザラツキ感や星雲・銀河の明瞭度を考えると、ISOをもう少しさげて露出時間を長めにした方が良かったみたいですね。Nikon D610の時もそうだったのですが、機材が馴染んできて画像処理方法も確立していくには、まだまだ回数を重ねないとダメなようです。

 

 


りょうけん座 M51 子持ち銀河

2016年03月17日 20時12分25秒 | りょうけん座

  【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×16  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 なにやらひょうきんな形状の銀河ですが、子持ち銀河と呼ばれています。写真 上のアンテナのようなところが子供の銀河で伴銀河NGC5195というナンバーが付けられています。この二つの銀河は星々の腕で繋がっていますね。

 

 まだまだステラショットとEOS 6Dには馴染んでいないようです。

 ISO3200にして90秒を16枚コンポジットしてみたのですが、背景のザラツキ感は消えなかったです。他にも接眼部からの迷光によるカブリ、Rap2を使った画像処理方法、また、ピントも甘く、寝ぼけたような画像になっているなど・・・・、なにやら反省ばかりの文章になっていますね。

 M51は、北極星に近い位置にあるため年中見ることができます。が、今頃が最も高い位置にあって撮影条件最高の旬な対象です。焦点距離760mmでも渦巻きの構造や銀河の中に点在する赤い部分も少しは写すことができます。 

 

 やっぱり再挑戦かな。

 

 


リベンジ M81・M82

2016年03月15日 19時50分30秒 | おおくま座

 【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200  70sec×5 + 90sec×8  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 天気予報は曇りだったのですが、気象衛星の写真を見ていると何だか晴れそうな予感がして、曇っていたんですが機材をセットしました。予感どおり20時30分頃から星空が見え始め、21時には快晴状態になりました。

 先日のM81・M82のリベンジがしたくて、真っ先に望遠鏡を向けて16枚撮影、ガイドエラーと雲影響で3枚が使用不可でしたが、13枚で仕上げました。

 早い時間だったため、空が明るくて露出時間を長くすることができずM81の淡い部分があまり出ていませんが、久しぶりの撮影だったので満足しています。ガイドのセットに時間がかかったり、途中で子午線越えの望遠鏡反転など、また、色々とありましたが、撮影が軌道に乗るまでにかなりの時間を要しました。

 新たに加えた「ステラショット」「Rap2」「EOS6D」の能力を十二分に発揮するまでには至っていませんが、試行錯誤を繰り返しながら機材に馴染んでいこうと思っています。