八重櫻いまだし
八重櫻は漸く満開の季節であろうか
櫻茶にする普現象や関山など 濃いピンクの花や
一葉と言って 雌蕊のところに葉が一枚あるように見える櫻や
御衣黄や鬱金などのように 緑色の櫻が ひと騒ぎ終わった祭の後を
大いに楽しませてくれる 既に今年は
大阪・造幣局の通り抜けは終わったようだ
http://www.mint.go.jp/sakura/index.html 大阪・造幣局の通り抜け
だがまだまだ多くの地域では八重櫻が咲き 櫻の季節は終わっていない
最も大型の花片である純白の太白(たいはく)や口絵の写真のような
鬱金(うこん)の八重櫻が大好きで 特にこの花は咲き始めは緑色だが
散り際には淡いピンク色に染まり 花の色移りにけりなとでも
申し上げたいところでしょうか 兎に角美しい櫻である
http://outouro-hananoen.spaces.live.com/blog/cns!BA05963D8EB5CC5!5170.entry?_c=BlogPart
櫻灯路より『花の色移りにけりな 鬱金花』
ここに掲載させて戴いた鬱金の花は 伊勢の神宮・内宮にある鬱金です
驚くことに よく眠ったものである 二十時間は眠っただろうか
ボーダー・ラインだらけの冷たい都会生活でも我が家はいいものである
余程疲れていたものと思えるが 我が業は止むことはない 業だからである
もう少し休養したら 再び北へ櫻行脚の旅に出ようと思う
「遅日」 田中冬二
むらさきに暮れる山
その山麓に遊女屋二軒
山女魚(やまめ)釣りの人たちが
仮寝の宿にしたりする遊女屋
未だ灯も点さず ひっそりとしていた
一本の鬱金桜がさいていた
濡れた石畳のほとりに
櫻へ日本人ならどなたも熱い思いがあるのでしょうね。櫻こそ日本人のアイデンテティーなのですから。それにしてもまさか道草先生までとは、何とも嬉しい限りです。南殿櫻が残っていらっしゃるんですね。ちょうど今が花期でしょうか。終わったのですか。南殿は幻の里櫻で、今から90年前に三好学氏によって、もとの荒川河川敷で発見された珍種です。根腐れを起こさないようにして、どうぞお大事になさって下さりませね!特に盆栽にしておきますと、根回りにシロアリがつくと大変です。水やりを適度にして戴いて、掛け過ぎないことでしょう。
田中冬二さんの詩は何か色っぽく感じるのは可笑しいでしょうか。鬱金を言い得て妙だと感心すること頻りです。色の変化がそうしているのでしょう。遊女屋と櫻、何かもの哀しく、でも不思議にサラリとしている詩で感心致しました。本日も有難う御座いました。
間もなくメールさせて戴きますが、少々疲れていまして、どうも遅くなっていて済みません。私もMSNでの文字化けを初体験しました。VISTAの切り替えで色々と支障が出ているようです。きっとその為でしょうね。ウィルス・スキャンは完璧ですから。では又別便にて!