Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

コスモス(2)

2011年08月19日 | 社会学/社会批評
 コスモスの花は一般に、真紅か白かピンクに限られている。
黄色い花のコスモスは突然変異によって生まれ、玉川大学農学部
育種学研究室で開発された。
劣性遺伝種なので他品種との交配を繰り返すと、いずれは消滅する。
 この黄色いコスモスは昭和記念公園のお花畑で楽しむことができる。
最初、公園内で栽培しようとしたが失敗に終わり、開園に向け急遽、
玉川の丘から移植された経緯がある。
 日本の民主主義も戦後アメリカからもたらされたと聞く。
この頃、右派勢力の台頭によって、きわめて旗印が悪い、日本の
民主主義も黄色い花のコスモスだろうか? いや違うはずである。
 国民主権の国家において、国民一人ひとりが政治と対峙し、
民主主義の意義を問う必要があると思うが、そうしなければ、
いずれは消滅してしまう。
 黄色い花のコスモスは異種混合をさけ大切に育て、民主主義は
異種混合を繰り返し丈夫に育てなけらばならない。

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