Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

ルアンナムター(ラオス観光案内)

2017年10月30日 | 旅の情報
 ビエンチャンからルアンナムターにはラオス航空で行くことにした。
ルアンナムターが近づくにつれ険しい山々が連なり、森林に囲まれた山岳地帯であることを思い知らされる。上空から見下ろすと、国道3号線か(?)、一本の直線道路は整備され、道路沿いに民家が散在している様子が見える。
 ルアンナムターの街は新市街と旧市街に分かれていて、空港や長距離バスターミナルは旧市街にあり、見どころは新市街に集中している。街の中心にはゲストハウスがたくさんある。
標高2.000mの山岳地帯にあると言え、街は平坦なところにあり、直線道路で構成されており、高山にあることを感じさせない。
落ち着いた、静かな街で、周辺には少数民族の村々が点在している。長距離バスターミナルは街の中心から15Km、空港は7~8Km離れている。
 ルアンナムター空港に降り立ったが街の中心に行く交通手段がない。トゥクトゥクの運チャンにZゲストハウスまでの値段を聞くと、ガイドブックには2万キープと書いてあるのに、5万キープと吹っかけてくる。埒があかないので、大通リまで歩いて、トゥクトゥクを探したら、やはり街の中心までは2万キープであった。
 ツーリストオフィスが何軒もあり大きな看板を掲げている。カム族、ランテン族、アカ族など少数民族の村々へのツアーやトレッキング、ナムター川でのカヤックの川下りなど開催している。
1人だと100USドル、2人だと一人当たり80USドル、5人だと55USドルと参加者が多くなると費用が安くなる、その料金体系が理解できない。何軒かツーリストオフィスを回ったが、料金と条件が合わない。あきらめていたが、あるツアーオフイスに飛び込み、「トゥクトゥクでランテン族の村、カム族の村を訪れ、・・・すこし歩いて、アカ族の村を訪れるツアーで、一人当たり55USドル」と説明を受け、ツアーに申し込むことにした。まさか・・・すこし歩いて・・・が行き帰り3時間のジャングルの中をさまよい歩くトレッキングとは思わなかった。
 街の中心から南下し警察署を過ぎ、道路を右側に回って少し歩くと薬草サウナ&マッサージの看板が目に付く。男女混浴の低温サウナで、最初は少し物足りないと思っていたが、少し時間が過ぎるとジワッ、ジワッと身体が火照ってくる。足マッサージも身体全体が軽やかになる(あくまでも個人の感想です、効果、効能を示すものではありません)。ルアンナムターに行かれたら、是非訪れてください。ルアンナムターは何の特徴もない街ですが、何もないのがよいところで、のんびりと過ごし、又、来たく(行きたく)なる田舎の街です。

データ:飛行機でビエンチャンからルアンナムター 約50分 ラオス航空 86,02US$(約9,400円)
        (ラオス航空とラーオスカイウエイが飛んでいる)
    バス  ウドムサイから約4時間 40,000キープ(約500円)
        ファイサーイから約4時間 60,000キープ(約800円)



ルアンナムターの街、ゲストハウスの看板が目に付く


カム族の村、高床式の建物


カム族の男の子、写真を撮ってくれと寄ってくる


ツーリストオフィス、ツアーの看板が目に付く


薬草サウナ&マッサージ


(2017年9月現在)





ルアンナムターからポンサリーへ(ラオス)

2017年10月28日 | 旅の情報

ルアンナムターの長距離バスターミナル


ルアンナムターのツーリズムオフィスで、ポンサリーへの行きかたを聞いたら、中国国境を越えていく方法もあるが、あまり奨められない、ウドムサイ経由でポンサリーへ行くと良いとの事であった。ホテルの受付のアンチャンも同じ事を言った。
 ウドムサイはラオス北部を旅するのに、どうしても通過しなければならない交通の要衝である。ビエンチャン、ルアンパバーン方面から、ルアンナムターから、ベトナムのディエンビエンフーからポンサリーに行くのに、嫌でも通らなければならない。
 ルアンナムターのバスターミナルを午前8時23分に出発したバスは、ウドムサイに11時18分に到着した。このままポンサリーに行ければラッキーと思いつつ、ポンサリー行のチケットを購入しようとしたが、明日の夜9時発のナイトバスしかないとの事であった。    
ウドムサイに一泊して、翌日、夜の9時まで、ウドムサイで時間を潰すのは、とても耐えられないと思い、急遽、ルアンパバーン行に予定を変更した。ウドムサイのバスターミナルを午後12時20分に出発したバスは、ルアンパバーンのバスターミナルに午後5時30分に着いた。
 ルアンパバーンに2泊して、ポンサリーに向けて、午後6時10分のナイトバスで出発した。バスは国道13号線を北上し、深夜12時ごろウドムサイに到着した。トイレ休憩の後、国道2号線を北上、国道1号線との合流点で左に曲がり(右に行くとムアンクア)さらに進んで行った。道路は舗装され快適だった。ポンサリーに近かづき、バスは主幹道路を外れ未舗装の山道を突き進んでいく、少しずつ朝が明けていくなかで、雲に覆われ、雲が湧き出る山道をバスは進んで行った。午前8時30分にポンサリーのメインバスステーションに到着した。

データ: ルアンナムターからウドムサイ  3時間  40,000キープ(約 530円)
     ウドムサイからポンサリー    9時間  80,000キープ(約1,060円)
     ルアンパバーンからポンサリー 14時間  130,000キープ(約1,700円)
     ディエンビエンフーからポンサリー    345,000ドン (約1,950円)

ルアンナムターのバスターミナルでポンサリー行のバスを発見。
8時30分発、3時30分着 120,000キープ(約1,560円)であった。
(中国経由かもしれないので現地で要確認)

ルアンパバーンには北バスターミナルと南バスターミナルの2つのバスターミナルがある。どちらも街の中心から離れている。
ダイヤモンド社の「地球の歩き方」には「北方面バスターミナルはウドムサイ、ルアンナムターなど北部都市へのバスが発着。南方面バスターミナルはビエンチャン、バンビエン、シェンクワーンなどへのバスが発着」と書かれているが、必ずしも、そうとは限らない。
北方面からのバスが南バスターミナルに到着する場合もあるし、北方面へのバスが南バスターミナルから出発する場合もある。

   (2017年9月現在)






ポンサリー(ラオス観光案内)

2017年10月27日 | 旅の情報
 ポンサリーはラオス最北部、山岳地帯のこじんまりした落着いた街である。
山の頂にあるのか、サークルを描いていて、道は曲がりくねり、やたら坂が多い。
観光客はあまり見かけない。
メインステーション(ウドムサイ方面バスターミナル)は街の中心から約2,5Km離れており、
ソンテウ(乗合いバス)での移動となる。(一万キープ≒約130円)
 小さい街ながらホテル、ゲストハウスはたくさんある。レストラン(食堂)も充実しており、
カォーソイ、中華料理、ラオス料理、フランス風?パンケーキとバラエティーに富んでいて、けっこう美味しい。
ツーリズムオフィス、ツアー会社があり、トレッキングや少数民族の村へのツアーを開催している。
 雲が噴き出し、素晴らしい眺望が満喫できる。雲海の世界を理解するには良い。


フランス風のバルコニーのある建物




雲海の世界が拡がっている


ポンサリーからの眺め、街が一望できる


ハートサーに向かう途中の風景



データ:ウドムサイから約9時間
    ルアンナムターからウドムサイを経由
   直行便もあり(中国経由かもしれないので、現地にて要確認)。
    ビエンチャン、ルアンバーバン、ベトナム、ディエンビエンフーからの便もある。
    (各都市からの直行便については現地で要確認のこと)


悪夢のムアンサンパーン、やっと安心のムアンクア(ラオス)

2017年10月23日 | 旅の情報
 ポンサリーからムアンクアまでバスで行くかスローボートで行くか。
バスだと9時間かかるが、スローボートだと6時間ですむ、費用はスローボートだとバスの倍以上かかる。
ダイヤモンド社の「地球の歩き方」、別名「地球の騙され方」に、「ポンサーリー~ムアンクアへの移動情報」が書いてあったので、時間短縮を重視して、スローボートで行くことにした。
 午前9時53分にハートサー船着場を出て、12時22分にダム・サンパーンの船着場に着いた。
ナムウ―川の川下りは趣があったが、その後が最悪であった。
午後2時にムアンクア行のバスが来るとのことであったが、バスは来なかった。ラオスの片田舎、英語で話しかけても無視される、苛立ちと不安ばかりが先に立つ。外国人旅行者が滅多に来ない街では、外国人は好奇の眼で見られても、まったく親切にはされない。よそ者には排他的である。
 地元の高校生の話ではバスは朝8時と9時の2便だけとのことであった。半信半疑で5時までバスを待ったがバスは来なかった。
人相の悪そうな、オッちゃんが10万キープ(約1,300円)でムアンクアまで送ってやると言ったが、10万キープは高すぎる、途中で強盗に豹変されても困る、命は惜しい、と思い安全上のこともあり断った。後ほど、「しまった!」ムアンクワまで送ってもらった方が良かったと後悔したが。
 ムアンサンパーンの街でゲストハウスを探したが、宿はたった一軒だけ、それが最悪であった。ラオス人向けの木賃宿と言えばいいのか、シャワーもなければ洗面台、カガミ、洗面用のコップもトイレットペーパーもない。
ゴキブリが徘徊し、排水口から異臭、ドブ川のにおいが部屋に満ちていた。雨露を凌げればイイと自分に言い聞かせ、翌朝、目覚めた時に南京虫に噛まれなかっただけマシと思い、自分を納得させた。
 逃げるように木賃宿を飛び出し、何をすることもなく、バス発着所で待っていると、本当に午前8時前にムアンクア行のミニバスが来た。これほど嬉しいことはない。険しい山道を、ナムウ―川に沿ってバスは走り2時間弱でムアンクアに着いた。
ムアンサンパーンの街にまともな宿泊施設が出来るか、ムアンクア行の午後のバス便が増発されない限り、現実的にポンサリーからムアンクアまでのスローボートの旅には無理がある。           



ハートサのバスターミナル(トクトクで街の中心から約7分)



ナムウ―川の船旅



ダム・サームパン



サームパンの船着場


ムアンクア行のバス発着所(時刻表も何もない)


                     (2017年9月現在)


アドバイス:ポンサリーからムアンクアに行くには迷わずバスで行ってください。





ムアンクア(ラオス観光案内)

2017年10月22日 | 旅の情報
 ムアンクアはラオスを旅する上ではずせない街だ。
ベトナム、ディエンビエンフーから国境を越えて、ムアンクアに、
さらに西のウドムサイ、南のルアンパバーンに抜ける、あるいは
ナムウー川のスローボートでノンキャウに向かう。
国道2号線とナムウー川の交差する交通の要衝である。
 500m四方の小さな街で、トレッキングツアーや
近隣の少数民族の村を訪ねる人以外、吊り橋を除いてみるべきものはない。
ボート乗り場から坂を上がって行く途中、食堂が何軒か目に付く。
坂を上りきった所にゲストハウスが立ち並んでいる。両替する銀行もあちこちにある。
ナムウー川のダム建設の結果、ポンサリーからムアンクアへの
スローボートの旅は実質的に不可能になった。


ナムウ―川のボート乗り場


ムアンクアのメインストリート



吊り橋の向こうはクム族の村


全長100mの吊り橋がナムウ―川を見下ろすようにかかっている


データ:ウドムサイからバスで約5時間
    ポンサリーから約9時間
    ディエンビエンフーから約4時間