Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

都知事選

2012年11月28日 | 社会学/社会批評
 石原都政の13年半は惨憺たるものだった。
新銀行東京では1400億円を投じ運営するも失敗、オリンピック招致では100億円を投じるも招致できず、築地市場移転では4000億円をつぎ込むも進展なし、すべてが失敗に終わった。税金の無駄遣いである。
 差別的な発言で福祉と弱者を切り捨て、恫喝と自己の偏頗なイデオロギーの押しつけ、そして無責任な都政の投げ捨て。しかし、この「投げ捨て」による、次の都知事選は新しい東京を作るチャンスでもある。宇都宮けんじさんが都知事選に出馬表明された事は喜ばしい。原発のない社会。誰もが人らしく生きられる東京。子どもたちのための教育の再建。憲法のいきる東京。日本弁護士連合会会長時代、サラ金や闇金による債務問題、貧困や格差是正、弱者の権利擁護に尽力してきた実績は大きい。彼のめざす都政に期待したい。今回の都知事選の争点はハッキリしている。
「脱原発」か「原発容認」か。「人にやさしい東京」か「弱者切り捨ての石原都政の継続」か、都民の「民意」が問われている。