Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

ノマド的生活

2012年07月01日 | 社会学/社会批評
 フランス語が語源と言うが、nomadeはノマードと発音するのでノマドではない。
てっきり、自分のように創作活動に励み、勝手気儘に遊牧民みたいな生き方をしている人種のことかと思っていたが、そうではないらしい。
 スタバという、さほど上質でないコーヒー豆を使っている大衆コーヒー店で、パソコンを使い、何やらシゴトらしきことをしている人達のことらしい。
 そのような、ノマドワーカーを相手にシェアワークオフイスとかレンタルオフィスが繁盛している。やはり、青山とか麻布とかの、ブランド名が必要で、山谷や葛飾ではダメみたいだ。
 ミエと虚栄心とごまかしの塊のように思うのだが、時間、場所に縛られず、会社に束縛されない自由な生き方と言うが、ノマドの実態を探索すると、結局は便利屋、なんでも屋の域を出ないように思える。
 なけなしの金を叩いてレンタル、オフイスを使うぐらいなら、PC設備の整った公立図書館で仕事をするのが賢明だ。打合せは一流ホテルのロビーを使えばよい。
 日本人の住居環境を「うさぎ小屋」と揶揄されたことがあったが、自分の居住空間をもっと快適にすれば、カフェのようなセワシイところで仕事をする必要もないと思うのだが。

       

       

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