このBMJのコラムでUniversity College LondonのSusan Matie教授らは、COVID-19流行のピークを遅らせる・抑えるために行動変容の重要性を述べています。簡単にまとめますと
1)Create a mental model.
ウイルス伝播プロセスを正確に理解して「それを防ぐために何をすればよいか」というメンタルモデルを持つことが人々のmotivationを高める。
2)Create social norms.
社会規範を作成すること。例えばトイレに行った後は手を石鹸で洗うのが当然である(しないと恥ずかしい)、というような規範をメディアも協力して作ること。
3)Create the right level and type of emotion.
感情のコントロールをすること。不安と嫌悪を上手に使う(例えば手洗いしないことに対する不安や嫌悪感をもつようにする)。でもやりすぎは逆効果。
4)Replace one behaviour with another.
良くない動作を止める。癖になっていて難しければ、他の動作で置き換える。例えば手で鼻や口を触るのを止めたければ、肩から上に手を上げないように注意する。
5)Make the behaviour easy
行動を簡単にする。既存のルーチンに組み込むのが重要。たとえば、家の鍵をを確認するときに、ティッシュを持っていることを確認するようにアドバイスする。
https://blogs.bmj.com/bmj/2020/03/11/slowing-down-the-covid-19-outbreak-changing-behaviour-by-understanding-it/
Slowing down the covid-19 outbreak: changing behaviour by understanding it
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