建築確認を取り消され8年間放置の東京都文京区の新築マンションがようやく解体されることになった。物件名は「ル・サンク小石川後楽園」。地上8階地下2階。総戸数107のマンションである。2012年に建築確認を受けて2013年に着工。ほぼ完成までこぎつけていた。もともと周辺住民の建設反対があった。2015年に、1階駐車場が災害時などに直接屋外に出られる避難階に該当せず、避難階段もないことが問題とされ、建築確認が取り消された。テレビ番組「噂の東京マガジン」でも取り上げられていた。本ブログでも書いたことがある。当時の建築主（事業主）はNIPPOと神鋼不動産（現TC神鋼不動産）。裁判沙汰になったが、2018年に最高裁で判決が出て、建築確認取り消しは正当とされた。事業主からTC神鋼不動産は撤退。NIPPOが現建物を取り壊すことになった。
