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エクスプレスカード(EX-IC)の利用法  在来線乗り継ぎの場合

2018-07-07 16:38:22 | 日記

エクスプレスカード(EX-IC)の利用法をよく理解しておかなければならない。PC/スマホで東海道・山陽新幹線の指定席の切符をネット購入ができ、かつこのEX-ICで新幹線の自動改札をいきなり通過できる。その通過の際に利用票と言う紙がプリントアウトされ、指定席がどこかわかるし切符のような証拠も持てる。指定席がどこか?はもちろん予約時にPC/スマホにeメールが送られてくるのでそれを見れば良い。このエクスプレス予約は何度も新幹線指定席の予約変更が無料でできる。またJR駅での切符購入も手間が省ける。また通常の切符購入よりも安い料金が設定されている。エクスプレスカードはもちろん元はクレジットカードであってその年会費が要る。でも新幹線をよく利用する場合はその年会費分も割引額で容易に回収できる。ところで、在来線を乗り継ぎの場合は注意が要る。EX-ICはそもそもJR東海が発行する新幹線区間のみのeチケットであり、乗車券も同時購入した場合、乗車券は新幹線区間だけでしかない。すなわち通常の紙切符であった東京都区内、大阪市内、広島市内は同一運賃と言うことはないのである。なのでEX-ICで東京駅⇒広島駅の指定席券と乗車券をネット購入した場合、例えば東京駅⇒広島駅と新幹線に乗車し、さらにJR在来線で広島駅から西広島駅まで行くのに、手持ちのSUICA/PasmoとEX-ICを連携して使うことになる。新幹線の改札ではそれら2枚のカードを重ねてタッチする。この時、広島駅⇒西広島駅の区間の運賃はSUICA/Pasmoから引かれてしまう。具体的に数字で示す。東京駅⇒広島駅⇒西広島駅の乗車において
(1)通常の紙切符で新幹線指定席を往復割引を使って購入した場合、17,910円
(2)通常の紙切符で新幹線自由席を往復割引を使って購入した場合、16,870円
(3)EX-ICで東京駅⇒広島駅の新幹線指定席を往復割引を使ってネット購入した場合、EX-IC分は16,290円、広島駅⇒西広島駅はSUICA/Pasmoで別料金が必要で+190円、総合計16,480円となる。在来線区間が短い場合は全く問題ないが、長い場合はEX-ICは何とも歯がゆいサービスとなるので要注意だ。スマートEXにおいても在来線乗り継ぎの場合、在来線区間はSUICA/Pasmoから引かれる。

EX-ICを新幹線の指定席券だけに使う方法がある。PC/スマホによりエクスプレス予約で指定席券だけを予約して決済する。これを「e特急券」と呼ぶようだ。乗車券は通常通りの紙のものを券売機で購入する。そして券売機でEX-ICの「e特急券」を紙の特急券に変換する。そしてそれら2枚の紙切符で新幹線改札を通過する。さてその場合、東京駅⇒広島駅⇒西広島駅の乗車において料金はどうなるのであろうか?
(4)e特急券と紙切符の乗車券(往復割引)を購入した場合、16,490円
実際に、e特急券をEX-ICでネット購入してみた。駅の自動販売機で往復の乗車券はまず別に現金で買わなければいけないのだ。結構な現金の持ち合わせが要る。その買う手間も要る。そして新幹線に乗車する前の改札の手前で、EX-ICを券売機に挿入して特急券の紙切符での受け取りをしなければならない。

東京駅⇒広島駅⇒西広島駅の片道の場合は、結局のところ全てEX-IC利用の方が「e特急券」利用より10円お得なのである。手間を考えてもEX-ICを使うべきなのである。

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