新銀行東京はもともと東京都の銀行。とうとう東京都は銀行業から撤退し、民間の東京都民銀行と合併しその姿を消す。新銀行東京を振り返ると、
2003年、既存のBNPパリバ信託銀行を公有化する手法で発足。当時の東京都知事 石原慎太郎氏の主導で進められた。中小企業に対する無担保融資などを行い資金繰りに悩む中小企業支援を目的に設立。石原新銀行とまで言われた。東京都が1000億円を出資、民間企業数社も出資(当初目標額は500億円)し、資本金・資本準備金計1187億円で発足。株式の84.22%を東京都が保有のまさしく東京都が運営する銀行であった。2005年4月、正式開業。
開業後数年で累積赤字が増大し経営行き詰まり。2008年、東京都は紛糾の末400億円の追加出資。
2016年4月、東京都民銀行と八千代銀行を傘下に置く東京TYフィナンシャルグループと経営統合を見据えて東京TY傘下に入る(当時の東京都知事は舛添要一氏)。東京都は銀行経営から撤退。2018年5月、八千代銀行が東京都民銀行と新銀行東京を合併、「株式会社きらぼし銀行」へ社名変更予定。
徳田一氏は三井住友銀行出身で新銀行東京の設立に参加(前職はユナイテッドメディア)、同行の執行役にあった。ユナイテッドメディアはベンチャ企業支援を目的とした会社。2007年、新銀行東京を退職しアルゼに転職。2008年、アルゼ社長に就任。2009年11月、アルゼはユニバーサルエンターテインメントに社名変更。現在はユニバーサルエンターテインメント取締役。なお同社はパチスロ機の開発・製造・販売事業を行う会社。
http://www.universal-777.com/corporate/company/overview/