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BAS, BMS, FMS, BEMS等

2017-02-05 10:22:57 | データセンター、施設建設、クラウド
ビル設備の管理、監視制御のシステム分野では用語が入り乱れてわかりにくい。世界的にも共通言語としてきっちりとした定義がなされていると良いのだが、どうあのであろうか。一つの定義として以下のものを参照するとわかりやすい。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieiej/27/9/27_731/_article/-char/ja/

◆BAS (Building Automation System)
ビルディングオートメーションシステム。設備機器の状態監視、警報監視、運転管理、設備システムの自動制御を機能とする。使う人はビル管理技術者。
◆BMS (Buiding Management System)
ビル設備管理支援システム。設備台帳管理、備品台帳管理、保全記録管理、保全計画管理を機能とする。使う人はビル管理技術者。
◆EMS (Energy Management System)
エネルギー環境管理システム。エネルギー環境管理、電気料金データ管理を機能とする。使う人はビル管理技術者。
◆FMS (Facility Management System)
施設運用支援システム。資産管理、図面管理、ライフサイクルマネジメントを機能とする。使う人はビルオーナーやビル管理技術者。
◆BEMS
BAS, BMS, EMS, FMSを総称してBEMSと呼ぶ。

BEMSという呼称は今一つ普及しておらず。またBASの意でBMSと呼んだり(BASの進化系としてBMSと呼んだり)、BASとFMSをあわせてBMSと呼んだり、様々である。機能を明確にして呼称を正しく使った方が良いのであろう。

自動制御について。
https://e-f.jp/denki5/seigyo.html
例えば、空調の自動制御として
・電気式(いわゆる接点インタフェース)
・DDC (Direct Digital Controller) 
がある。 
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