Hondaは、米国本社のデータセンターに1MWの燃料電池システムを導入した。
東京電力パワーグリッドが「でんき予報」と呼ばれるWebサイトを運営している。東京電力管内の電力の使用率がわかる。2022年3月22日に東京電力管内で電力需給ひっ迫警報が発令され、広く節電を呼び掛けた1日であったが、その際この「でんき予報」で一喜一憂していたものである。 https://www.tepco.co.jp/forecast/
いずれもバイオディーゼル燃料である。
(1) FAME
Fatty Acid Methyl Esterの略で脂肪酸メチルエステルのことである。原料の植物油脂にメタノールと触媒を加えてエステル化処理を行うことで脂肪酸メチルエステル(FAME)とグリセリンに分離しさらに蒸留処理をしてメタノールや水を除去することで低粘度化したバイオディーゼル燃料。窒素酸化物(NOx)排出や取り扱い上の問題がある。
(2) HVO
Hydrotreated Vegetable Oilの略で水素化植物油のことである。植物油と水素を高温高圧で反応させることによって植物油アルキル鎖の部分を飽和炭化水素に変えた合成燃料である。NOxも増加せず、微生物や腐食性などの問題はない。欧州には、フィンランドNESTE(ネステ)の他、HVO製造製油所がいろいろとある。
・バイオ燃料概説(2021年7月 Class NK)
https://www.classnk.or.jp/hp/pdf/info_service/bio/Biofuel_overview.pdf
・欧米での製油所を活用したバイオ燃料製造の取り組み動向(2020年10月 JPEC)
欧州のHVO製造製油所一覧の記述がある。
・バイオ燃料の現状と将来(2)(2020年11月 IEEI)
バイオ燃料の製造コスト比較の記述がある。
https://ieei.or.jp/2020/11/expl201102/
・バイオディーゼル - 新しい燃料、新しい課題(2020年10月 GARD)
https://www.gard.no/Content/31209621/cache=20211502180342/Biodiesel_new_fuels_new_challenges_JP.pdf
・軽油代替バイオディーゼル燃料について(JATA)
https://www.ataj.or.jp/technology/alternative_fuel_vehicle/alternative_fuel_vehicle5.html
脱炭素時代に向けて、持続可能な航空燃料(SAF: Sustainable Aviation Fuel)の研究開発が進んでいる。2021年6月には実際に航空機を飛ばしている。バイオマス原料の燃料を従来のジェット燃料に混ぜて使用し、炭素排出を減らす取り組み。経済産業省/NEDOによる航空機関連の研究開発事業の一環。JAL/ANA/IHI/三菱パワー/JERA/東洋エンジニアリングが関係社。
https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210618003/20210618003.html
持続可能な航空燃料(SAF: Sustainable Aviation Fuel)の日本国内の推進団体「ACT FOR SKY」が2022年3月に設立されている。