総務省は、テレビ局の放送中核設備であるマスターシステムのクラウド化促す。2025年春までに放送局向けの指針をとりまとめる。テレビ局はNHKを除き基本的にすっかり民間企業であるが、国が積極的に関与するものなのね。
米Skydance Mediaが、米Paramount Globalを買収、合併へと動いている。米メディア業界の大型の合従連衡。Pramountは、映画製作Paramount Picturesの他に、地上波のCBSやケーブルテレビのMTVやニコロデオンなどを傘下に持つ。
東京渋谷のNHK放送センターの建替え工事が進められている。現在の放送センターは1964年に竣工されたもの。基本的に敷地内での建替えで、2036年度までに完了すると言う。現在は1期工事中で、「情報棟」を建設中である。2025年一部運用開始予定である。2027以後に2期以後の工事が行われる。「制作事務棟」やスタジオパークが入る「公開棟」が整備される予定。ところが昨今の建設資材や人件費の高騰で状況が取り巻く環境が厳しくなってきている。1期工事でさえ計画額約600億円から約60億円増になっている状況。2期工事以後で約1100億円としているが、これもどうなるかわからない。また、この建替え整備計画の中には埼玉川口のSKIPシティでの建物整備も含まれる。現在スタジオ施設の「川口施設(仮称)」を建設中。約210億円をかけて整備される。制作機能が東京渋谷と埼玉川口に併存するするのは非効率的と、川口に集約される方向に変更される方向のよう。
NECは、日本テレビ放送網の映像素材管理システム「Total Asset Management(TAM)システム」をクラウドへ移行、2024年5月下旬から稼働開始した。移行したクラウドはAWS。
米FASTが、日本でも始まった。地上波テレビ、ケーブルテレビに次ぐ「第3のテレビ」とも呼ばれるもの。広告型の無料ストリーミング配信サービスである。UUUMやJTB子会社がチャネルを開設し旅行、時代劇、キャンプなど特定のジャンルに特化した番組をネットを通じて提供する。まずは10チャンネルでスタート。2024年度中に30チャンネル、視聴者30万人目指している。