[英語]朝日新聞、カタカナ語の氾濫に警鐘
日本会議地方議員連盟
[英語]朝日新聞、カタカナ語の氾濫に警鐘
9月4日付け「朝日新聞」は、「耕論 カタカナ語の増殖」として3名の識者の意見を掲載しています。
その中でもアルベール・サロン(「フランス語の未来」協会長)が「過剰な英語化、無味乾燥」、津田幸男(筑波大学教授)が「『言語法』で日本語を守れ」と訴えています。
アルベール会長は、「日本人の中に、英語を中心とする外来語の乱用に異議申し立ての声があることに勇気づけられる」としたうえで、「問題なのは、他の言語をのみ込むような過剰な英語化の動きだ」とし、
「憲法に『日本の言語は日本語である』と明記されるとしたら、日本人は計り知れない衝撃を受けることになるかもしれない。母国語を守ることこそが、国家の独立を守ることにつながると信じている」と結びました。
津田教授は、「日本語防衛論」を唱えていると前置きし、氾濫の元凶として企業、官公庁、知識人や学者、報道機関の4者を挙げました。
津田氏は「外来生物の侵入で在来生物が危機になるのと同じ」として、「無自覚で、あるいは、いい気分で外来語ばかり使っていたら、いずれ日本語が丸ごと英語に置き換えられてしまうかもしれません」と警鐘をならします。
最終段階では、「外来生物法」に倣い、「ことばについても日本語の威信と地位を守る『日本語保護法』などの法律が必要」と結論付けました。
現在、安倍政権では産業界などからの要請をもとに、小学校からの「英語教科化」や、高等教育終了段階での英語検定の必修化を目指しています。
アルベール会長や、津田教授の危機感は、現在の政権が英語教育に前のめりになっていることにも向けられていると思われ、反論の視点として参考となる内容です。
………
外来語多すぎて苦痛 岐阜の男性がNHK提訴
テレビ番組で理解できない外来語が多すぎて精神的苦痛を負ったとして、岐阜県可児市の元公務員で、「日本語を大切にする会」世話人の高橋鵬二さん(71)が25日、NHKに対し141万円の慰謝料を求める訴えを名古屋地裁に起こした。
訴状などによると、高橋さんはNHKと受信契約を結び、番組を視聴しているが、必要がない場合でも外来語が乱用されていると主張。例として「リスク」「ケア」「トラブル」「コンシェルジュ」などを挙げ、「外国語の乱用に不快感を抱く者に不必要な精神的苦痛を与える」として、民法709条の不法行為に当たるとしている。
高橋さんは「若い世代は分かるかもしれないが、年配者は、アスリートとかコンプライアンスとか言われても分からない。質問状を出したが回答がないので、やむなく提訴に踏み切った」と説明した。
https://fbcdn-sphotos-f-a.akamaihd.net/hphotos-ak-prn1/p320x320/1184967_212671505559577_823301068_n.jpg
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[英語]朝日新聞、カタカナ語の氾濫に警鐘
9月4日付け「朝日新聞」は、「耕論 カタカナ語の増殖」として3名の識者の意見を掲載しています。
その中でもアルベール・サロン(「フランス語の未来」協会長)が「過剰な英語化、無味乾燥」、津田幸男(筑波大学教授)が「『言語法』で日本語を守れ」と訴えています。
アルベール会長は、「日本人の中に、英語を中心とする外来語の乱用に異議申し立ての声があることに勇気づけられる」としたうえで、「問題なのは、他の言語をのみ込むような過剰な英語化の動きだ」とし、
「憲法に『日本の言語は日本語である』と明記されるとしたら、日本人は計り知れない衝撃を受けることになるかもしれない。母国語を守ることこそが、国家の独立を守ることにつながると信じている」と結びました。
津田教授は、「日本語防衛論」を唱えていると前置きし、氾濫の元凶として企業、官公庁、知識人や学者、報道機関の4者を挙げました。
津田氏は「外来生物の侵入で在来生物が危機になるのと同じ」として、「無自覚で、あるいは、いい気分で外来語ばかり使っていたら、いずれ日本語が丸ごと英語に置き換えられてしまうかもしれません」と警鐘をならします。
最終段階では、「外来生物法」に倣い、「ことばについても日本語の威信と地位を守る『日本語保護法』などの法律が必要」と結論付けました。
現在、安倍政権では産業界などからの要請をもとに、小学校からの「英語教科化」や、高等教育終了段階での英語検定の必修化を目指しています。
アルベール会長や、津田教授の危機感は、現在の政権が英語教育に前のめりになっていることにも向けられていると思われ、反論の視点として参考となる内容です。
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外来語多すぎて苦痛 岐阜の男性がNHK提訴
テレビ番組で理解できない外来語が多すぎて精神的苦痛を負ったとして、岐阜県可児市の元公務員で、「日本語を大切にする会」世話人の高橋鵬二さん(71)が25日、NHKに対し141万円の慰謝料を求める訴えを名古屋地裁に起こした。
訴状などによると、高橋さんはNHKと受信契約を結び、番組を視聴しているが、必要がない場合でも外来語が乱用されていると主張。例として「リスク」「ケア」「トラブル」「コンシェルジュ」などを挙げ、「外国語の乱用に不快感を抱く者に不必要な精神的苦痛を与える」として、民法709条の不法行為に当たるとしている。
高橋さんは「若い世代は分かるかもしれないが、年配者は、アスリートとかコンプライアンスとか言われても分からない。質問状を出したが回答がないので、やむなく提訴に踏み切った」と説明した。
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