原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

原理は1つ以上は間違い

2005-07-19 23:14:54 | Weblog
特殊相対性理論をさらに一般化しようとして一般相対性理論が、観測事実を飛び越して天下り的に担ぎ出されました。トップダウンです。今度は演繹法です。これは、元素の周期律表の場合に似ています。現在確認されている元素をその性質と重量で分類し、区分したところ規則性のある表になった。そこでその延長を考え、まだ発見されていない元素の重量や性質を予測した。そしてそのとおりの物質が発見されました。一般相対論も同様です。一般相対性原理を満たす原理を探して等価原理を探り当てたのです。つまりトップダウンです。従って数学も、積み上げられたというより現象にあうように数学が構築されたというべきでしょう。2点間の時空間の距離が表現形式が不変になるような記述体系が造られました。それがテンソルです。

原理は1つ以上は間違い

2005-07-19 23:00:47 | Weblog
前回のタイトルはまちがいました。「1つ以上は間違い」が正解です。特殊相対論では時系列的に光速度不変の原理があり、次に特殊相対性が、その一般化として帰納されたのです。従って2つの原理が同格並列になると混乱して理解を妨げるのです。つまり、特殊相対性の一断面として光速度不変の原理があるのです。実は、パスカルの原理もアルキメデスの原理なども任意の慣性系で同等に観測されるが、光速度不変の原理が認識されるまで相対性の概念すらなかったのです。

原理は2つ以上は間違い

2005-07-19 22:50:17 | Weblog
しばらくお休みしておりました。相対論の原理の数とその扱いについての持論を展開しておりますが、また別の表現をかんがえました。特殊相対論はボトムアップ方式、一般相対論はトップダウン方式になっていると述べるとわかりやすいかなとおもいました。特殊相対論の誕生には「光速度不変の原理」なるものがそのきっかけになりました。この原理はいかなる系から見ても物理現象は同等に観測されることを示して降ります。つまり、光速度不変の原理の延長線上に特殊相対性があります。この意味でも原理が2つというのは当たりません。