ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

辰野美術館のお雛様たち

2024-02-26 | ミュージアム

辰野町の「辰野美術館」を中心にして「たつの荒神山公園春まつり」が行われていて、「春まつり ひな祭り」のテーマで5か所にお雛様が飾られていました。

          

 

まずは「辰野美術館」です。ここには100体ものお雛様が並ぶ大ひな段が設置されていました。

     

 

世相や流行を表したおひな様の展示もありました。

  

  

 

したきりスズメや浦島太郎のお話の人形もありました。

  

 

藤娘や汐汲み娘、そして八重垣姫などの人形は歌舞伎のお話も連想するような艶やかさでした。たくさんの人形の中から地元ゆかりの八重垣姫を注目して見ました。

     

     

 

たくさんの市松人形とその着物の展示もありました。

     

  

     

 

地元の押絵雛の展示もありました。

     

     

 

こちらは江戸時代から昭和初期のひな人形です。それぞれに趣きある顔立ちや姿でした。

     

     

     

 

御殿雛や段飾りも展示されていました。

     

     

 

近年は吊るし雛飾りも盛んです。吊るし雛の展示は「たつのパークホテル」にありました。

     

  

     

 

「たつの未来館アラパ」では一時期流行したケース入りの雛飾りが展示されていました。

     

 

辰野町は蛍がたくさん飛ぶ場所があって有名ですが、ここにはその研究施設があって水槽がたくさん並んでいました。幼虫を育てているのかもしれません。

  

     

 

パークホテルの隣にある「パークセンターふれあい」では段飾りと御殿飾りの展示がありました。御殿飾りは戦後関西から流行し始め主に東海や名古屋方面で作られたそうです。

     

     

 

日帰り温泉の「湯にいくセンター」では段飾りと町内の子供たちが作った折り紙のひな人形が展示されていました。

     

 

最後は我が家の雛飾りです。ちょうど息子家族がスキーにやって来て滞在していたので、孫と一緒に久しぶりに自分のお雛様を出してみました。御殿雛です。

     

 

お雛様の季節…荒神山を一巡りしてたくさんの雛飾りに出会い、ひな祭りの雰囲気を味わうことが出来、我が家のお雛様も出してひな祭りの雰囲気になりました。

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (おちゃ)
2024-02-26 22:16:24
大きなひな壇は壮観ですねー。
見事です。たくさんのお雛様を集めて、知恵を
こらして展示して、皆がそれを見る。
楽しいし、すごく良い催しだと思います。

また小さなテーマをつくり、お雛様を
ユーモラスに並べるのも楽しいですね。
将棋をさしてるのも、今のものらしい。
お雛様がお互いに会話を交わしたり
笑い合ったりしているみたいです。

集客にも役立ちそう。
綺麗に保ち、時々はクリーニングもし、
片付けて保存して、また出して来て並べて、
考えると気が遠くなりそうですが、ほんわか
として味わい深い催事になりましたね。
返信する
おちゃさんへ (タッジーマッジー)
2024-02-27 00:25:20
この大ひな壇は圧巻でした。
こんなにたくさんのお雛様!
ほとんどのものは寄贈されたもののようです。
今やお雛様事情も変化して来て、
飾る機会がなく持て余されているものも多いとか…
実は我が家のお雛様も寄贈したいと申し出たのですが、
たくさんになりすぎて受け入れをやめているとのこと…
こんなにたくさん、保管するのも大変ですよね。

世相や流行を取り入れたお雛様もあって
なかなか楽しい展示でした。
将棋を指したり書道パフォーマンスをしたり、
人形たちも何だか生き生きしているような(笑)
とっても良い雰囲気でした…

たしかにこれだけのものと管理し、展示し、また仕舞う…
本当に気が遠くなりそうな大変な作業でしょうね。
でも、この時期ならではですし、
地元ニュースにも取り上げられて
なかなか人気のイベントのようでした。
私も楽しませてもらいました。
返信する
Unknown (おちゃ)
2024-02-27 06:50:38
こちらに寄贈されたものは相当な年代ものなん
でしょう。

しかし最近のひな人形の世界は、おじいちゃん、
おばあちゃんが孫のために買うものになって
いるようですね。平均的には今や共働きでないと
生活費や子供の教育費が出ない時代。都心に
近いところに住んで若い両親はともばたらきで、
子供はかなり幼い時から保育園へ。当然ながら
経済的にもスペース的にも、ひな人形なんて
合わない。

ところがおじいちゃん、おばあちゃんは
まだ昭和の記憶から抜け出しておらず、
女の孫が生まれたらある程度の雛人形を
飾ってあげたいと願うのが自然。そこで
「我々が買ってあげよう」となる。若夫婦は買って
もらえるならと、買ってもらう。

しかし出し入れも面倒だし、都心近くの
マンションは狭いから、ひな人形は数年後には
押し入れの中の邪魔者扱いとなりほこりを
かぶったまま。とまあこんなところが多い
そうです。

私などはまったく関係ない世界ですが、
そんな記事を最近読みました。

捨てるとなると、人形はちょっと怖い。
だから、こういう博物館的なところに
寄贈したいという声は多いのだと思います。
(最後のところが言いたかった(笑))
返信する
Unknown (タッジーマッジー)
2024-02-27 18:54:24
おちゃさんへ

ひな人形を贈る風習の変遷…
それについてはおちゃさんの分析された通り!
おちゃさんの言われるような家庭が多いと思います。
そして仕舞い込まれたお雛様たちが日の目を見るのは
こうした展示の場なのかもしれません。

おちゃさんが最後に言いたかったことは
まさに我が家の事情でした(笑)
そこで今回、美術館でお伺いしたのですが、
もう保管が限界とのこと、
たしかに維持管理するのも大変かと思いました。
返信する
お邪魔したします (take)
2024-02-27 23:56:05
お雛様
いつも長くなりますが 今回はもっと長くお邪魔します。
お覚悟を。

つい先日、「TVで見た辰野美術館での雛飾り展に行ってみたい」と書いたような・・
行ってらっしゃってたんですね~

まあ たくさんのお雛様! 
そして 世相を映す変わり雛。
「将棋」も「書道パフォーマンス」も・・、あら?「貝合わせ」ではなく 漢字を合わせてる(大河ドラマで見ました)・・いかにも「今」
TVでは 大谷さん関係、愛犬「デコピン」まで焦点を当てていました。
あったでしょ?

「汐汲み」や「藤娘」はどこでも見ますが(私にもありました)
「八重垣姫」は見たことはありません。
さすがに「地元」
・・そして思い出しました。
私が図書館で借りようと思っていたのは「歌舞伎本(浄瑠璃本でも)「本朝廿四孝」です(現代語で)
 タッジーマッジーさんからお聞きした諏訪湖上の「八重垣姫の像」とともに「武田勝頼」の物語ですもの。

市松人形とその着物の展示も
押絵雛も
古い時代の内裏雛もよ~く見せていただきました。

このたくさんの雛は やはり寄贈品なのですね。
私の近くでは「甘草屋敷」の雛が話題になっていますが もう 収蔵が大変で 寄贈は受け付けていないのですって。

で 最大注目はタッジーマッジーさんの「御殿飾り」!!
これは博物館行きですね。
(写真付きでお話されたのでしょうかしら)
御殿飾りに これほどの什器類が揃っているのを見たことはありません。
御殿飾りを見ると その方のお歳もわかる・・?
昭和30年代には「消えた」という御殿飾り。
私の御殿飾りより10年ほど後のものと見ます(^∀^)

そして お雛様のこと。
東京でも神奈川でも山梨でも (私の知る人)みな、お雛さまは初節句に母方から贈られるもの、それも長女だけに、というのが「普通」です。
それでも 私の母の実家では女の子4人・・母方から全員に7段飾りが贈られ、親族からは「添え雛」が贈られますので 広~い座敷がお雛様でいっぱい 豪華絢爛の様を思い出します。
あのお雛さまたちは どうなっているのか。

我が長女の初節句に 実家から 「気に入ったお雛さまを買うように」と祝金をもらいました。
東京在住時代です。浅草橋で買ったのは「木目込みの親王飾り」
母は七段飾りくらいの勢いでいたらしく「これ?」とがっかりしていました。
住宅事情から段飾りは避けていました・・
義弟のところでは「七段飾り」で 住宅事情から「これは邪魔」(飾るのも大変、収納場所も大変と)と言い出したのを懐かしく思い出しています。

今年も東京の雛飾り展は見にいくことはできそうもありません。
計画としては 「虎屋のお雛さま」、人形の吉徳 「吉德これくしょん展示室」(羽子板市で学芸員さんからお話を伺ったことがありますので)
・・以前から行く予定で コロナ禍、そして 今に至る。

TV「日本に行きたい人応援団」26日(月)
 今回は「お雛様」の話題、京都の職人さんの繊細な仕事を見たアメリカ女性・
録画しておいて先ほど見終えました。感動ものでしたよ。
Tverで1週間配信しています。お時間あったら見てみて オススメです。
返信する
takeさんへ (タッジーマッジー)
2024-02-29 16:18:20
この辰野美術館の雛飾り展についてTVで放映されていたのですね。
そんなに注目されていたとはビックリです!
まずは100体ものおひな様が並ぶ大ひな壇に注目し、
次に世相を表す変わり雛に注目しました。
大谷選手(写真撮り忘れてしまいました)や藤井八段を取り上げていて
どなたが工夫してこうした変わり雛を仕立てておられるのか
お聞きすればよかったですが、素敵な仕上がりでした。
皆さんで遊んでいるのは漢字合わせ?これは気づきませんでした。
なるほどこれも大河ドラマの影響とは世相を反映していますね。
今年の大河ドラマ…紫式部の生きざまが気になって久々に見ています。

我が家にも汐汲みと藤娘がありましたが、
八重垣姫は諏訪の地に来て知ったことでした。
この地方ならではなのでしょうね。
ここの展示ではたくさんの八重垣姫が並んでいました。
このお話を歌舞伎本で読まれるとは、さすが歌舞伎通のtake さん!
この時代に翻弄されたお姫様のお話は舞台が諏訪湖ですし、
武田家のお話でもありますもの、興味深いですね。
諏訪湖の八重垣姫の銅像でいつも見慣れた八重垣姫ですし、
諏訪湖博物館の諏訪法相の兜も八重垣姫繫がり…
こうしたひな祭りにも登場し、この地に息づいている八重垣姫です。

市松人形も今では懐かしいものでしょうか、
着せ替えが出来るので、その着物もたくさん展示されていて圧巻でした。
押絵雛は松本からこの伊那谷の入り口、辰野町辺りでも飾られたようです。
(夫の実家の蔵からも見つかりました!)
江戸からのお雛様も大事に保管された方がいらしたのですね。
趣きある古いお雛様たちも注目して鑑賞させてもらいました。
甘草屋敷のたくさんのお雛様たちも素晴らしいですね。
ちょうど私が訪れたのもお雛様の頃で、じっくり見せていただいたものです。

私の時代の御殿飾り…
これは今では見かけない貴重なものとなっているのでしょうか。
でも私の時代、子供の数が半端なかったので御殿飾りの需要もたくさんで、
きっとこれはたくさん残ってもいるのでしょう。
御殿飾りばかり集めた展示では数多く並んでいてビックリでした。
私の御殿飾りはもうだいぶ傷んでいますし、寄贈できる代物ではありませんが、
娘たちのお雛様はまだきれいで、でももう娘たちも保管できないというので
我が家においてあってそれを寄贈しようかと思った次第です。
でも丁寧にお断りされてしまいました(笑)
たくさんになってしまいこれ以上保管場所がないそうです…

takeさんの娘さんのひな人形は木目込みですか、それも素敵ですね。
東京のお雛様の展示は私も見に行きたいものです。
それに昔ホリホックさんが言っておられた金沢の成巽閣のお雛様も…
お雛様関連のTV、これは家でも可能なのでさっそく見たいと思います。
紹介いただきありがとうございました。
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