KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★今日もスペシャル

2019年08月16日 | Time in ニューヨーク


赤いコーディネートで
アパートメントに帰ったら

真っ赤なドアのノブに
スーパーの袋がかかっていた。




ん…?

ただいま〜!これなんだろ?

I don’t know.

知らないって、じゃあ何?

のぞき込んでみると、赤いトマトが1個
大きなビニール袋の底から出てきた。

1個だけ???

はっ!もしかしたら?

学校の荷物を持ったまま急いで
お向かいさんのベルを押してみた。

ファミリーのお父さん、マーティンが出てきて

これ…とビニール袋を見せると

そうだよ!今日ガーデンに行ったら
キミのポットのトマトが赤くなってたから。
おめでとう!いつもガーデンに行くと
水やりしてるからね!

Enjoy(初トマト)!

と明るくてフレンドリーなマーティン。

Thank you!Have a good night!
ありがとう‼️おやすみなさい。

と言って赤い扉を閉めた。

やったぁ〜❣️初収穫✨
あー、お仏壇があったら初物、
ご先祖さまにお供えしたいところだよ!と
飛び上がりたいほどの気持ちになりながら

家に再び戻ると
キッチンのテーブルには花束が♪





これは私に?

ガーリックの良いにおいがただようキッチンで
ミートボールのトマトソースと、
バジルとリコッタチーズのラビオリ
そして定番のリオサラダの
イタリアンディナーを作りながら

いつものように、背中でうんうん。と
うなづくだけ。


鮮やかな色の組み合わせと
バラのスィートな香りのする
花束をかかえながら
トマトと一緒に思わずパチリ♪

そうそう、今週始めのこと。
アパートメントの隣のお家の前が
なんだかにぎやか。

道にテーブルが並べてありおじいさんが
コンガと呼ばれる太鼓を叩いていている。

なにかお祭りなのかな?

そう思いながら通り過ぎようとしたら
数人に声をかけられた。

フリーフードだよ!
もうすぐなくなっちゃうから
1つ持っていって‼️

ごはんを無料で配っているの?なんで?
これ開けてもいい?

もちろん‼️
あ?写真撮るの?
なら、このテーブルに置いたらイイよ!
ほらココに。
と、机にスペースを作ってくれた。

カバーを開けると、
フィッシュフライとサラダが。



ボクたちはイスラム教なんだよ。
今日はアブラハムがなんとかかんとか(笑)で、

それで羊がなんとかかんとか(笑)の
お祝いなんだよ。
その日にフードをシェアするんだよ!

(皆さん、丁寧に一生懸命
説明してくれたんだけど、しかも
よくわかってないのを察したらしく、2回も。
けれどやはり
なんとかかんとか、の部分は
ちゃんと聞きとれずf^_^;。
学校でトルコ人の先生もムスリムなので
もう一度聞いてみたらだいたいわかった♪
だいたい、だけどね。

ちなみにトルコでは羊の肉をシェアするらしく、
へぇ、フィッシュなんだ!
初めて聞いたわ、と驚いていた。)

これはどこの食べ物なの?どこの国の?

ボクたちはアメリカ人だよ。

ん〜、でもこの食べ物はどこがルーツ?

興味津々な私はあいかわらず質問しまくり。

あ、ボクたちはアフリカンアメリカンだよ。
アフリカのごはんだよ!

私が作ったのよ。と美しい民族衣装に
身を包んだ女性。
まだほんのりとあたたかい手作りのごはん。

もしイスラミック(イスラム教)のこと
もっと知りたかったら
ここがモスクになっているから
いつでもおいでよ。

ありがとう‼️
今日はまだディナーになに食べようか
考えていなかったから嬉しい。
では今夜はこれいただきます♪



そうお礼を言ってシェアしてくれた
パックを手にすぐ隣のアパートメントの
入り口のドアを開けた。

トースターでちょっと温めなおして、
タルタルソースを作ってトッピング。
美味しかったぁ。

ウチの目の前なのに
なかなかいけない通りの向こうのガーデンにも
日曜日のワーウィックのあと
ギリギリに飛び込んでみたら

ほっときっ放しの2つのプランターに
誰かがいくつも棒をさして
大きく伸びたトマトを支えてくれていた。





まだ青いトマトを数えたら9個‼️
枝豆にもサヤがいくつかなってる‼️



嬉しくってなんども数えちゃった(笑)

私だけならとっくに枯れているであろう
小さな農園もベインブリッジガーデンの
メンバーの人たちのおかげで元気にスクスク。

お向かいさんもお隣さんもご近所さんも
みんなみんなありがとう❣️

考えてみたら…
洋服から、アフリカン&イタリアンごはんから
トマトの苗も、収穫も花束まで
ぜんぶ頂きモノづくし💖

特別な記念日じゃないのに
周りの人たちの優しさや思いやりで
なんでもない日が急にスペシャルになる。

そんな時間を私もまた
周りの人たちに
シェアしていけるワタシになろう♪

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