クリスマスは(基本的に)家族で過ごす日。
ほんの1カ月前までマリアと一緒に
ジョニーのレストランに行こうと
言っていたクリスマス。
二転三転して、私たちは
ワシントンD.C.近くに住むいとこたちの
ファミリーとともに過ごすことに。
クリスマスイブの夜、マンハッタンにある
教会のミサでの演奏を終えて
南へドライブ。
車を2時間ほど走らせたデラウエア州で1泊して、
25日は昼過ぎからヴァージニア州にある
いとこMichaelマイケルのお家へ。
きょうだい5人にそれぞれの家族たちと
ニューヨークから私たち2人で
にぎやかなファミリークリスマス。
手作りの美味しい料理を囲んで
何度もメリークリスマス!と乾杯をした。
大きな大きな骨付きローストビーフは
約5時間ほどかけてじっくり焼いたのだという。
それからよくグランマが作ってくれたという
「スイートポテトのオーブン焼き」の一品。
これはたぶん1960年から70年代あたりの
アメリカン料理レシピなのではないかという。
あらかじめ柔らかく焼いてから皮をむいて
耐熱容器に並べたオレンジ色の
スイートポテトにソースをかけてオーブンで焼く。
ソースはパイナップル缶、オレンジジュース
バターをひと煮立ちさせたもの。
最後にレーズンとクローブ、ナツメグなどの
スパイスをちらしてオーブンへ。
その組み合わせはどうなんだろう、
まったく想像がつかなかったけれど
美味しい〜❣️
また食べたい、というか
自分でも作ってみたい。
Natalia ナターリアの作ったデーツの入った
温かいプディングもこれまた絶妙に
スパイスが香り、初めてのような
懐かしくホッとするデザート。
ここの人たちのスパイス使いはいつも
予想以上の味となってとても刺激的。
日本でも全部手に入るのに
どうやって使っていいかわからない
スパイスやハーブやナッツ類を
料理やデザートにふんだんに使うので
味にグッと広がりが出るのだ。
いつものようにギターを持ってきたLeo は
クリスマスソングやバックミュージックを
弾いて、時折みんなで歌う。
暖炉の火が心地よいほどに暖かい。
そして翌日はまた別のいとこ
Steve スティーブのお家へ。
2年ほど前に大谷選手を観に
ボルティモアへ行った時に会って以来。
今回は素敵すぎるオシャレなお家に伺って手作りブランチをいただいた。
庭で育てたトマトをドライトマトにして
作ったパン。
ローズマリーのシロップをドレッシングに
したグレープフルーツのルビーと
Cara Caraカラカラというピンク色のオレンジと
柿を乗せたフルーツサラダ。
トッピングには砕いたピスタチオ。
これはローズマリーがなんともいえない
深みを出していて豊かな香りがふんわり。
野菜はなるべくファーマーズマーケットに行ってローカルなものを使うのだという
ヘルシーで素敵な暮らしにウットリしながら過ごすひととき。
2つのファミリーとも
「あなたが今日ここに来てくれて本当に
嬉しいわ」と言ってハグしてくれた。
そして5時間ほどかけてニューヨークへ戻り
アパーメントメントに着くと
楽しかった?とLeo。
すごく良いクリスマスだったよ、と答えると
Thank you for being my family.
「家族になってくれてありがとう」とひとこと。
マムとマリアを失い
なんだか2人だけになってしまったような
心細い気がしていたけれど
ぜんぜんそんなことなかった。
いろんなことがあった今年。
それでも家族の絆をギュッっと感じた2023年。
それはここニューヨークでも、日本でも。
別れもあった分、新しい家族が増えていく。
そんな不思議なジェットコースターな
激動すぎる一年もあと残りわずか。
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