KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★家族とバースティパーティ

2023年03月29日 | KAORU♪ in Japan
息子タツローの32才の誕生日を
家族でにぎやかに✨






ニューヨークで同じ年の甥っ子ちゃん
ジョニーのバースティパーティを
マリアはじめ、ファミリーたちで
あたたかく過ごすのに

私は母としてなんにもできない、
遠く離れているとはいえ。
あぁ、こんなふうにお祝いしたいな、と
ずっと思っていた。

今年はもう1人の妹Naoko とKenちゃん、
そしてフィンランドからのSaoriと
ちびっ子たちと一緒に♪

治療もほぼ終盤になったある日、
どう?と電話がかかってきた。
ずいぶん良くなってきたよ、と言うと

「あ〜、よかったよ。
母さんはずっと苦労して
(ボクを)育ててくれたから、
これからはLeo と2人で
幸せになってほしい、って
思っていたんだよ。それなのに…って
(かなり状態が良くない、とわかった時には)
本当に悲しかったんだ。
それが一番悲しくて。でも良かったよ。」
と安堵の声でそう言ってくれた。

こっちで再会した日には
「母さんは世界一のお母さんだよ」と
真夜中、隣のベッドでそうつぶやくように
伝えてくれた。

小学校入学前にシングルマザーになり
家族や周囲に助けてもらいながらも
なんとか育てた息子は、いつまでも
心配は尽きないけれど、

もうお世話をする体力も
心配をする気力もなくなっていき
こうやって立場が逆転していくのだな〜

帰国してから、そう感じていた。

それはとても自然なコトであり
時の流れであり
生きていく上での通過点。






とはいえ。

まだまだこのまま老いて
終わりにならない気がしてきた、ワタシ。
大丈夫な気がしてきた、ここのとこ。
元気になれそうな気分だよ。

母さんはまだまだタツローくんの
世界一のお母さんでいさせてください。

人生を私らしく楽しむことこそが
最大の息子孝行のような気がしてきたよ。

これまでも好きなように
生きさせてくれてありがとう。

新たに始まったLeo との人生を
これからもたくさん楽しむね‼️


苦労したことや大変なことなんて
覚えてないよ、
楽しかった思い出しかないんだ、子育ての。

いつまでもずっとずっと
応援しているからね、
本当にありがとう❣️

母より。






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★誕生日を迎えて

2023年03月16日 | KAORU♪ in Japan
Happy birthday ワタシ✨

と言いながら花束を作ってみた。

今回の誕生日はなんだかいつもより
感慨深く、いろんなことを経験し
乗り越えたあとだから

この日をまた迎えられただけで
本当にありがたいと思える1日だった。

ひとつひとつ年を重ねていくのは、
同時に若さと健康を失っていくことを意味するのだが

また同時にたくさんの思い出やら
たくさんの大切な人々が増えていき
私の宝ものが増えていくのだと
花を摘みながら思っていた。

それってなんて素敵なんだろう。

失うものより
増えていくコトの方がずっと多い。

さまざまな経験を経て
私は若い時よりもずっと強くたくましく
そして優しくなっていっていると思う。

前よりもずっとたくさんのことに
感謝できるようになったと思う。

何かを乗り越えるたびに未来への不安や
恐れを手放し、今あるすべてが
愛おしく思えるようになったと思う。

体が絶不調の時にはSNSであがる
お花の投稿を見ながら、
なんだかもうキラキラとした
遠い世界のように感じてしまっていた。

今日、母と妹Midori と
バースデイランチのあと






Midori の畑に行き、レタスやら
芽キャベツ、ホウレンソウなどを
収穫してからソラマメの脇芽を摘んだり
雑草を取り除くお手伝いをした。










土の匂いと春の風、ぽかぽかの太陽。

それから家の庭に咲くいろいろ色の
クリスマスローズを綺麗ね、と言うと
どうぞ!好きなだけ取っていってね、という。

ハッとした。忘れていた。
自分でお花を選んで自らでいけることを。

プレゼントしてもらう花たちも
もちろん大好き❤
贈ってくださった方の愛がいっぱいで。
花を贈るのも、贈られるのもどっちもイイ。

花には命があるからやがて
枯れてしまうけれど、それでも
器の水を精一杯に吸いあげて
命の限り生きるその姿に元気をもらう。

今日は自分のために選んだ春の庭のお花たち。






こぼれるような雪柳
うつむきがちに咲くクリスマスローズ
爽やかで甘い香りの真っ白な沈丁花
それからシロタエギクや
ローズマリーにモッコウバラと水仙の葉
ヒイラギナンテンの黄色い花を束ねてハランでまとめて。






花も私も同じ命。
命ある限り、この大地で生きていこう。

空にはいつだって
星がきらめいているように
たくさんのみんなに助けられて
支えられて応援してもらって
今の私があるのだと
あらためて気づく今日この頃。

この日を迎えられたことに
心からのありがとうを込めて💖

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★ただいま“ニューヨークのおばあちゃん”時間中♪

2023年03月11日 | KAORU♪ in Japan
“ニューヨークのおばあちゃん”タイム♪

フィンランドから姪っ子Saori と
チビちゃんたちも日本に来て
にぎやかに大集合✨

去年の夏、フィンランドで過ごした
3週間が楽しすぎてまた会えるのを
心待ちにしながら、キツい治療期間も
これが終わったら一緒に遊ぼう!と
心の支えの一つにしてきた時間。

ウチの母、和惠さん(ひいおばあちゃん)も
一緒に親子4世代でランチの後にお散歩。








沈丁花の香りに包まれる公園は
たくさんの子どもたちの元気な声で
あふれかえり、走ったり飛び跳ねたり。






そして私も太陽の下で少しまた息を
吹き返すようにエネルギーが湧き上がる。

手を繋いだり、ギュッと抱きついて
小さなカラダを全身を預けてくる、
それだけで胸がキュンとなってしまう。






「一年生になったら 
ともだち100人できるかな♫」と
歌うSayo ちゃんはランドセルを
嬉しそうに開けたり閉じたりワクワクの様子。

すでにフィンランド語と日本語と英語を
話し、9月からのフィンランドの
小学校ではスウェーデン語の授業も
始まるのだとかで、
すぐにマルチリンガルの道へ✨

4才のChiyo ちゃんはワイルドさ満タン、
たくましいほどにエネルギッシュ✨
日本語もどんどん上手になっていて驚くばかり。






4月から2人とも息子のタツローや
姪っ子たちの通っていた小学校と
保育園に決まり懐かしい学校に私も
久々に行けそうでそれも楽しみ。

コロナもあってなかなか帰れず
4年ぶりの日本なのだそう。
1学期の夏までの5か月間、
ステキな思い出をいっぱい作ってね!

そしてスクスクのびのび元気に
大きくなぁれ♪

か〜かん(私のこと)も
もっと元気になるよ〜❣️

#newyork #japan#春の日本

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★春の彩り

2023年03月07日 | KAORU♪ in Japan
治療中の約2か月近く

副作用の影響でお粥ばかりを
食べるようになり、しだいに
体力もなくなっていき
ベッドに横たわる日々が続いた
ある日のこと。

朝、目が覚めてさっきまで見ていた
夢の記憶は元気な私がどこかを
さっそうと歩いて旅をしていた。

でも現実の私は、トボトボとしか歩けず
ご高齢の方々にも追いつけない、
去年の夏くらいからは目の前の
畑に行くのすらためらってしまうほど
体調が悪化していったから

良くなるために治療に来たとはいえ
本当に快方に向かうのか正直、
自信が持てなくなっていた。
SNSでの皆さんの様子は元気で
楽しそうで良かった♪

私にもそんな日がいつか来るのかな…

いつも気持ちはポジティブで前向きな私も
カラダがそんな状況が長く続くので
さすがにちょっとヘコむ。

夢と現実のギャップを今は埋められない。

すると、高校の古文の時間に習った
松尾芭蕉の俳句がふと頭に浮かんだ。

「旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る」

芭蕉の辞世の句とも言われている
この句に自分を重ね合わせながら
ふぅ…とため息。

まさに人生という旅路で病んでるよ、ワタシ。

でも夢の中でかけめぐることができたなら、
まぁいっか。さぁ、
病院に行く準備しよう、と
真冬の寒さの朝、ふとんを、えいっ!と
はらいのけた。

あきらめたわけでもなく、落ち込んでも
何も変わらないし、ただ現実を受け入れて
淡々と粛々と毎日治療に向かう日々。

副作用の辛さもさることながら、
去年の夏から痛み止めなしでは
いられないほどのこの状況を
なんとか脱したい。

それが一番の願いだった。

でも一気にはムリ、一つ一つを終えていくしかない。
遠い道のりのように思えたけれど、
少しずつ体の内側からほんの少しだけど
軽くなっていくような気がしていた。
そして先日、全行程を終えて
今日がそれ以来の診察日。

結果は思った以上に良好。というか
なんと正常値に戻っていたという
奇跡のような、ビックリするような
検査結果の紙を何度ものぞきこんでしまった。

とはいえ、これからも定期的に
経過観察が必要なので、引き続き
私は私のカラダに向き合う時間を大切にしながら。








先日、Fuちゃんが送ってくれた
紅白の大粒ストロベリー。

甘くてジューシーで香りがいい✨
素敵な箱にはエディブルフラワーが
入っていたけれど、けっこうシナシナで
これはどうしよう。

さすがにもうダメかな?と思っていたら

水につけてみて!そしてサラダにどうぞ!
というのでさっそくボウルに水を張り
そっと浮かべてみるとご覧の通り✨
鮮やかな色が花開いた。

その生命力は驚くばかり。




↑米粉のパンに手作りクリームチーズ、
少しのココナッツシュガーで煮たリンゴをのせて。それからデュカフェのコーヒー。
病院に行く前の朝から幸せな気分。


眺めているだけで心がウキウキと
明るくなっていく。そして
豊かな気持ちを久々に思い出す。

NY のMariko さんから届いた200羽の
小さな千羽鶴には愛がギュッと
詰まっている。まもなく300羽目が
届くのだそうだ。私のために祈りながら
折ってくださっている姿を想いながら、
いつも胸が熱くなる。






そして昨日は、Yoko さんから
無農薬のレモンと柑橘系が。
先日フィンランドから来ている
姪っ子のおみやげのフィンランドハチミツで
ハチミツレモンを作ろう。






そのほかにもたくさんこれまでに
いただいた数々の贈り物。

でもそれだけじゃなく、
遠くから見守ってくれたり
先日知ってから祈ってくれたり
心配してくださったり

皆さま本当にありがとう❣️

ニューヨークからも届くたくさんの
メッセージにも感動してしまう。
言葉があいかわらず上手くなくて
ちゃんとしたコミュニケーションも
取れない私なのに、それでも

I’m thinking of you!
(あなたのこと、思っているからね!)

って治療中も何人からも
届いていた励ましの言葉。

I’m thinking of you って
なんてステキなフレーズなんだろう。

シンプルなのに気持ちが伝わる。

ありがとう、NYのみなさん💖

晴れの日ばかりじゃなくて
雨の日も風の日も
立てないほどの嵐の日だってあるけれど、

それでさえも私の人生の彩り。

モノや言葉があっても嬉しいけれど、
それがあってもなくても
祈りや想いですらも、すべてが
私に届いていて、それらが
再び立ち上がるチカラになっているのだと
思って涙がこみあげてくる今日この頃。

夢の中で冬の枯れ野をかけ巡っていた私は、

ようやく
春爛漫の華やかに咲く野山を
一歩ずつ歩けそうです。






ありがとう❤️

すべての皆さまに感謝を込めて♪

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★近況報告です

2023年03月02日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
かくかくしかじか、いろいろあって
去年の12月から緊急極秘帰国(?)しています。

そして年明けから先週まで、
入院と治療の日々。

けっこうハードで、キツかったけれど、
看病についてきてくれたLeo 。
妹Midori とそしてファミリーたちの
心強いサポート。それから友人たち、
周囲の人たちが苦しい時に励まして
応援し続けてくれたおかげで
なんとか乗り越えてきました。

まだこれからも療養の日々は続きますが、
おかげさまでずいぶん長距離を
歩けるようになったし、たぶん少しずつ
回復していくと思います♪

(NYを出た時と日本ではしばらく
車椅子だったほど💦
あのままニューヨークにいたら
今頃死んでたね、とみんなに言われてる😂)

というか、そんな過酷な治療を終えたとは
思えないツヤの顔色と食欲に、
ホント強いね!と周囲はいつも驚きつつ。




↑治療が終わった日、パンケーキで
ささやかなお祝い✨

まだまだしばらくは日本で
ゆっくり過ごす予定です。

河津桜も梅も咲く早春の日本。








成田山新勝寺で食べ歩きしてお詣り、
名物の鰻をいただき、
















勝浦ではビッグひな祭りのイベントで
圧巻のお雛様と美味しい海の幸を。














毎日、目が覚めて
太陽を仰ぎ、天気の良い日は
マンションから見える東京湾の向こうの
富士山に手を合わせ、



夕暮れ時には
紅に染まる富士山の
美しいシルエットに心ときめき






1日が終わると
感謝の気持ちいっぱいで横になる。

今日を生きることに精一杯で
明日を考えることやましてや未来を
夢みる余裕なんてなかったし、

もちろん副作用でごはんが
食べられない日もあったけれど、

そのすべてがありがたく
すべてが私の人生のアドベンチャー。

この先の日々も愛おしく、大切に過ごしていこうと思っています✨






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