KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★山梨「“大地”の恵みと天使の休息」の旅

2010年08月31日 | 旅の物語
初の2DAYSトリップ in 山梨 は
ホントにホントに楽しくて、
想像以上に、すごくすごくいい旅になりました


総勢15名。

とにかく、中味の濃い2日間。

ず~っと食べっぱなし。
皆さん、よく食べること。


そして、よくしゃべること。


いっぱい笑ったし


それだけじゃなくて、
今回のスペシャルは、山梨の人々の温かいおもてなしに
感動した旅でした。

たった一回、表参道で出会って
数十分お話しただけなのに、
勝沼を回るコースを計画してくれた
百果苑の荻原さん。


地元のさまざまな人々に声かけてくれて
歴史のお話の名人やら、
おいしい料理を振舞ってくれる方や、
ワイナリーを見学させてくださった奥さんなど
魅力あふれる方々が次々とリレーのように現れて
私たちを楽しませてくれて、
みんな大感激。

「KAORU♪さんのずっと昔からの知り合いかと思った!」と
全員が驚くほど、気さくでフレンドリーであったかい。


****************************


午前11時過ぎに「天使の休息」と書かれた
マイクロバスが勝沼駅を出発。

100年ほど前にできた
トンネルを利用したワインセラーと遊歩道を見学。




そのあと、釈迦堂遺跡博物館へ。
縄文時代の土器やら遺跡などが展示されていて
見学の前には、ワインの話や縄文人時代の話を聞く。
もっといっぱいお話聞きたい~、と思うほど
お話上手の館長さん。



そして、キッチンスタジアムという手作りの
看板を掲げたお家?のようなレストラン?のような
なんともいえない雰囲気の場所で、
自然料理研究家の佐藤さんと、
フランス料理のなんだかの会員とおっしゃる
楽しい小川さん。

鹿とイノシシ、牛も豚も
とにかくお肉てんこもりのボリュームたっぷりの
バーベキューランチ。




(自然食研究家 佐藤さん、暑い中
鉄板でジュージュー焼いて下さってます。
手前には炭火で焼いているカボチャとナス)

お料理ができあがるまで
KAORU♪のお話タイム。
周囲はボケているのに、KAORU♪だけはピシっと焦点が合っている
不思議な写真も撮れました




そして

市長さんから(?)の差し入れだという
天空かぼちゃを使った
「特製 天空かぼちゃプリン」

ほんの少しの砂糖とあとは“かぼちゃ”のみ

やわらかな甘みと濃厚なかぼちゃがまったりとして
涙ものの感動です



天空かぼちゃとは、
ブドウ棚を利用して育てた
宙に浮いている大きなかぼちゃ。



土の上で育てると、地面側は太陽が当たらないほうは
甘くないから、棚に吊って育てることによって
全体に陽が当たり、甘みが増すのだとか。

****************************


おなかいっぱいなのに、
さらに飲んで食べ続ける私たち。

次は、「丸藤ワイナリー」

知る人ぞ知る、超マニアックな場所ばかりです。

120年前、大地主だった頃の丸藤さんが
ほとんど道楽で始めたワイナリー。
今は社員12人で、なんとか続けています。と
控えめに、はにかみながらおっしゃるのは4代目の奥さん。



探検隊のような気分で
ワイナリーをあちこち探索。
甘く芳醇な香りが工場内に立ちこめている。

写真の醸造用の樽は、鉄製で
内側はガラスになっている本当に古いもの。
現在の醸造樽は通常ステンレスなのだそう。

でもまだ使えるから、大切にそのまま現役として
活躍中の、レトロな雰囲気がまたいい。




そして、そのあとは「百果苑」へ。



荻原さんが順々にブドウをお皿に盛り付けて
味の特徴や違いを説明してくれて
またまた数種類のブドウを食べつくす。

ピオーネ、ロザリオ、レディフィンガー、
デラウェア・・・。覚えきれないけどもっと。




ブドウ作りにかける情熱や愛情を
トツトツとした言葉で語る荻原さん。

本当にありがとうございました

ただの一回会っただけなのに、お互いに
なぜかもうすっかり信頼関係が出来上がっているような
そんな、不思議な感じでした。


そして、
最高のホスピタリティ、
最高のおもてなしって、こういうことを言うんだな。って
勉強になりました。



****************************


朝から盛りだくさんのメニューをこなし
いよいよホテルにチェックイン。


フルーツパーク富士屋ホテルは
去年、ネットで見つけていつか泊まりたいと
思っていたホテル。

温泉があって甲府盆地の夜景が見えて
その上、富士山も遠くに見える最高のロケーション。


ココは、本当に気持ちがよいホテルで
今まであちこち行った中でもトップクラスにはいる
オススメの宿。




あんなに食べ続けて、夕食は大丈夫かな・・・と
心配していたのがウソのように
豪華ディナーもまたぺロリ♪

胃袋がどんどん拡大していくカンジ。


そして、そのあとは
噴水の近くに用意したキャンドルサービス。

みなさんに協力していただき、
社長から会長に就任する母と、
9月1日から新社長となるNAOKOへの
サプライズ企画と、

一緒に9月生まれのお誕生日のお祝いと、

今回企画の時から一緒にアイデアを下さったり
下見に連れて行ってくださった山梨の皆様への
お礼も一緒に。



そして、全員で輪になって
「ハッピーバースディ」を合唱しました。

****************************

部屋に戻ってからは
セミナータイムがスタート。

今回は趣向を変えて
グループワークを中心にみんなで
盛り上がる内容にしました。



花に例えるならなんだと思う?
そんなおもしろいワーク。

それぞれに同じグループの人たちの
花のイメージを書き込んでいって、発表。


ちなみにKAORU♪を花で例えると・・・
「赤いバラ」が2人。「赤いポインセチア」とイメージした人がひとり。
そして「ピンクのバラ」がひとり。

つまり、色は“赤”で花は“バラ”などのインパクトの強い
存在感のあるもの。


たしかに、そうです。赤は好きだし。
カラダは小さいけど、パワー全開だから、
お花で例えるとそんな感じかも。

私の場合は、人から見えるイメージと
自分で思うのはおんなじ雰囲気ですが、
(7年ほど前に一度同じワークをやったときには
自分はマーガレットだと思ってたけど、
その当時も強いイメージの花ばかりを言われ
意外だったけど、今ではすっかりと一致したかも)

自分の思うイメージと人が抱くイメージって
ぜんぜん違ったり、人によってもさらに千差万別なのが
意外だったり、確認できたり・・・。

本当に奥深い話が深夜まで進められました。


最後に、いつものように
今日集まったメンバーの過去世をリーディング。


今回は、
「縄文時代」の集まり。


それぞれにピッタリはまって、
納得!の答えでした。


ちなみにKAORU♪は「婚活」していた
若い女性だったけど、
結局その時にはいい男性が見付からなかったらしく
やっぱりしばらく独身でいよう!
やっぱり仕事かな、と思っていたようで、
う~ん、なんだか今にバッチリ当てはまる~

だけど、そのうちまたチャンスもあるかもという話。


自分で自分をリーディングって
なかなかこんな機会がないとできないから
ふ~む、そうなんだ
人知れず、実は心に響いてました。

****************************


翌日はゆったり12時まで
温泉にも入って、そのあとフルーツパークを散策。


たわわに実るブルーベリーやら、
イチジクや桃やリンゴ。

時々、ちょっとつまみ食いしたりして。

最後は駅前の足湯でまったり、ほっこりです。




日が暮れる前に電車に乗って
早めの帰宅だと、夜もゆっくりできて嬉しい旅の時間配分。


****************************


突然、思いついて山梨にピンときて、
即動き始めたら、たくさんの方々が一緒に動いてくれた
初めての「2DAYSトリップ in 山梨」



「こんなに盛りだくさんで楽しかった旅行は
国内では初めてです

「いろいろなことが確認でき、浄化され
明日からも前向きにがんばれます

「みなさんとの心温かい触れあいが、なんとも癒しのひとときと
なりました。優しい方々ばかりでした。」と


たくさんの感想メールを次々頂き、
さらに嬉しさ倍増の気分。


****************************


みなさん、それぞれの環境や事情を携えながら
なんとかご参加してくれた方もたくさんいらっしゃるから、
精一杯、私なりの企画を組んでチャレンジした
今回、初めての取り組み。

至らないこともいっぱいだったけど、
それでも周囲の方々がやさしく温かく見守って下さり
無事に終えることができて、

自分なりには大満足~


できるかな、ってちょっぴり心配だったけど
やってみて、本当によかった



****************************



あんまりに楽しかったので、
また次の企画を考え中です


今のところ、来年の2月末か3月初めには
春の房総 いちご狩りと菜の花畑、
そして海の幸にとっぷりとひたる旅。

もうすでに、地元の方にコンタクトを取り始めている最中です




そして、来年の秋はまた山梨がいいな~

紅葉の頃。ワイン祭りとかもいいかも。

荻原さんがまだまだ紹介したいところがいっぱいあるからって


な~んて、夢がますます広がりますが
実現できるように、いろいろ行動していきますね


もし、またピンと来た方がいらしたら
旅好きなKAORU♪と一緒に、
ぜひぜひステキな時間を過ごしましょ~


































コメント (2)
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★丸藤ワイナリーで試飲中♪

2010年08月28日 | KAORU♪ in Japan
勝沼のぶどうはすでに江戸時代には
いつから作っているかわからない、というぐらい古い歴史があるんだそう。


ここ丸藤ワイナリーは120年の歴史があるんだそうで、
クラシックで、すごくステキな趣き。

大きな醸造樽がいくつも並んでいます。


昼間っから甲州ワインのテイスティングでいい気分~♪

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★“大地”の恵みをいただいて

2010年08月28日 | KAORU♪ in Japan
今日から2日間、
フィーノライフスタイルセミナーの
山梨2DAYSトリップがスタートします。

ただいま勝沼ぶどう郷駅に到着~!
プラットホームの目の前、
山の斜面には美しい緑色のぶどう畑が
ゆるやかに広がっています。
そうじゃなくても猛暑の日本列島。
暑い暑い甲府盆地で、いっぱい食べて温泉に入って、
ワイワイ盛り上がって、夜景を堪能しようと思っています。

たくさんのサプライズも用意していますよ~♪


初めてのチャレンジだから
ドキドキだけど、
みなさんといっぱい楽しんじゃおう!と
思っています(≧▼≦)

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★歯ブラシのディスプレイ

2010年08月27日 | KAORU♪ in Japan
4点ずらりと並んだディスプレイは

アクリルをベースに穴あけたり、貼りつけたり、
ポスターにパネルを貼ってみたり、
とにかくみんなで手作りで作った
ディスプレイ。


大手メーカーに囲まれて、大健闘です♪


洗練されたデザインの数々。
日用品からバスまで、あらゆるものが
展示され、興味深く見入る
たくさんの来場者。



まもなく会長職に引退する母の、
物づくりにかける情熱を引き継いで、
これからもいい製品を作っていきたい。

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★GOODデザインEXPO2010

2010年08月27日 | KAORU♪ in Japan
歯ブラシの会社、ファインがグッドデザイン賞2010に
4点応募したところ、

なんと4点とも第1次審査を通過~!

もちろんkaoru♪も企画開発部として、
製品開発、デザインに携わり
ファインのみんなや
デザイナー、業者の人たち、といちから立ち上げてきました。


今日から東京ビッグサイトで
第二次審査と、一般公開展が始まりました。


約2000点の中に堂々と並べられた
うちの歯ブラシたち。

なんだか感激ひとしおです。

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★「バリの休日」フォトブック

2010年08月26日 | スケジュール&お知らせ
今回もフォトブック出るんですか?という
お声をいただいています


ありがとうございます


「青い星の向こうに ~バリの休日編~」を
発売します



KAORU♪のメッセージとともに
バリのやわらかな空気をお届けしたいと思います。
ゆったりとした気分になりたいときに
うれしい1冊に仕上げていきますので、お楽しみにね


これから編集するのでお届けは9月中旬ぐらいかな~。


ご希望の方はメールくださいね


今回も、1冊3,000円 (送料込み)です。



南の島の風に癒されたい方は、
ぜひどうぞ~








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★ポルトガル料理のランチタイム

2010年08月25日 | KAORU♪ in Japan
今日は1日、表参道でお花のレッスン。

少し早めに午前のレッスンが終わったから、
ぶらりとしながら見つけた
ポルトガル・マンデイラ島料理のお店
「ペローラ アトランチカ」


なんと、1日10食限定 500円ランチ!


表参道ヒルズの目の前、1階には
シャネルやブルガリが入っている
すごい立地なのに。

このあたり、意外とランチはお得なんだけど、
それにしても超破格。

本日のメニューは、
ビシソワーズに、スペアリブ、フランスパンとサラダ、ポテトのワンプレートランチ。

お肉はやわらかくてジューシー、
素朴でワイルドな味わい。

コーヒー150円、デザート150円。
デザートはポルトガルのカステラか、エッグタルト、
バナナケーキ、チョコレートムースから選べるの♪


ホントにリーズナブルで
リッチな気分。


午後は2レッスン。

今日も朝から、信じられないほどの猛暑だけど、

いっぱい食べて夏を乗りきろう~!

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★「バリの休日」プレゼントのお知らせ♪

2010年08月24日 | スケジュール&お知らせ
バリの旅物語、いかがでしたでしょうか?


こうやって、パソコンに向かって
一文字一文字打っていると、
自分がその時にはなにげなく感じていたことが
より鮮明に蘇ってきて、
もっとクリアになってくるから
私にとっては、とてもとても楽しい時間です。


それを、多くのみなさまと共感できたり
共鳴できたりできるのなら、
それはまた、私にとってはこの上のない幸せ


***********************


バリでお約束した
「KAORU♪の選んだバリの休日」を
5名さまにプレゼント致します。


ほしい番号を書いてメールください。

fino-fiore870@nifty.com

何でもいい
受け付けますよ~

ご希望多数の場合はくじ引きで決めますよ~



応募締め切りは、8月31日(火)です。

当選者発表は、9月1日(水)です

なんかワクワクしちゃうでしょ?

私もワクワクしちゃいます

楽しいね、こういうことって

***********************

1.KISSするバリネコ・・・恋したい人に♪



一番いい顔のネコを選んできましたよ~。
バリではネコは神さまを守っているんだって。

2.100%オーガニックバスソルト 「Energizing」
             ・・・パワーアップしたい人に♪



オレンジやらシナモンなど、スパイスが入った
香りのよさそうなバスソルト。
おうちでスパ気分を楽しんで下さいね!


3.万能!バリの家庭常備オイル「EMボカシオイル」
             ・・・とにかくぜんぶ!って思っている人に♪


kaoru♪の超お気に入り!
もうゼッタイ手放せないほどハマってます。
シトラスやシナモンなど100%植物性の薬効成分と、
さらにEM菌という微生物が入っているらしい。
湿疹、かぶれ、虫刺され、肩こりで塗ってよし、
咳や腹痛、胃痛にはコップ1杯の水に2,3滴たらして飲んでよし、
バスオイルとしてもリラックス効果あり。という
なんでも効いちゃう本当にすごいオイル!


4.キュートでスィートなバリコーヒー入り「小物入れ」と「ジャワティ」
             ・・・ゆったりした時間が必要な人に♪



ピンクの小物入れが、ホントにかわいい~!と
思って即買い!写真にはないけど、
それにジャワティーを1箱をお付けします。
生のしょうがをスライスにして、ジンジャーティにして
カラダの中からデトックス。
KAORU♪オススメティータイムセットです。

5.やさしい音色の「ガムランボール」・・・癒されたい人に♪



繊細な銀細工が美しい2センチ弱の
小さなガムランボール。
携帯ストラップにつけてもいいし、
ペンダントにしてもGOOD♪


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★バリの笑顔

2010年08月23日 | 旅の物語
フリーペーパーで見つけた半日コースの
ヨガレッスンは約2時間ほど。

風が吹き抜ける開放されたスタジオの
木の床は美しく磨かれて
木々の緑と太陽の光を映しこんでいる。

30人ほどの参加者を見渡すと
ほとんどが白人の旅行客。

時折、アジア人らしき顔が見えるが
日本人は少なさそう。

***********************

2時間もついていけるかな?

体力を心配していた私は、

そういえば英語の説明についていけるのかな・・・?


そっちの方が心配になってきた。


思ったとおり、

早口だし、何をいっているのか
あんまり聞き取ることができない。


こうなったら、前後左右の人たちの動きを
マネするしかない。



チラチラと見ながら、
カタイカラダを精一杯伸ばす。


言葉がロクにわからない上に、
ほぼ曲がらないカラダ。

うつぶせになるポーズで
とにかく伸ばすことに必死になっていると
時々、MORIMOからトントンと肩やら背中を
ノックされる。

はっ!と顔をあげると
もうみんなはすっかりと別のポーズに移っている。

やだ、私ったら。
ホントにまぬけで恥ずかしいったら。


英語が聞き取れないのは
超ハンデだわ。

などと、ちょっぴり後悔しながら
それでも滝のように流れ落ちる汗。

ゆっくりと呼吸しながら
そよぐ風を感じてみる。


緑に囲まれたゆるやかな環境で
心地良くデトックスしながら
心と体のバランスを取り戻していく。



***********************

それに・・・。

そういえば、何度か日本でも
ヨガを体験したことがあった。

その時も、気がついたら
周りとは違うポーズをいつまでもとっていて、
慌ててみんなと同じカタチにしてたっけ。


言葉のハンデなんかじゃ、ぜんぜんなかった。

運動神経とか、注意力とかの問題だった。

***********************

となりにいた黒髪の女性は、
ちょうど先生を見ながら彼女のポーズも
見える絶好の位置にいた。

とてもカラダがしなやかで、
スタイルもよくてカッコいい。
ヨガもプロなのかな、と思うほどキマっている。

そういえば、頭で逆立ちしてみたり
どうやっているのかわからない、
柔らかすぎてありえないポーズをとっている
人たちもいっぱいいた。


レッスンが終わって、思わず
堂々とした日本語で
「本当に上手ですね~!!!
ヨガの先生なんですか???」と
尊敬のまなざしで聞いたら

私、日本人じゃないの。

と立派な発音の英語で即答された。


あ・・・。
バリに住んでいる日本人かと思い込んでいた。

一瞬、頭が真っ白になり
英語モードに切り替える。


よく日本人と間違われるの。


じゃあ、どこから来たの?


私は台湾人よ。


台湾~?ぜんぜんわからなかった。



そんな、何気ない会話も楽しい。


レッスン後は、
のどかな田園風景のなかの
オーガニックレストランでランチ。

心も体もおなかも、さらにキレイになった。


    


(一番左は、本気の前屈です(^_^;)
ホントにかたいでしょ。)


***********************


翌日、無事に乗り込んだホテルの観光タクシーで
むかったウブド。

山々と渓谷の間に広がる
美しい棚田を見ながら
ライステラスカフェでランチを食べた。

雨が青々とした稲穂をぬらす
風景は、しっとりとして叙情的なたたずまい。


バリはお米の種類によって二毛作や
三毛作など、年に数回収穫ができるのだそう。

もう少し後だったら、
もっと丈が伸びていて
もっと美しい景色だよ、とPiteが教えてくれた。

それでも充分、
圧巻な田園風景に心を潤した。




***********************

もともと、地形を利用した農村地帯に
やがて観光客が多く訪れるようになったから
きっと、以前よりも開発が進んで
すっかり観光地化されて、いつの頃からか
本業の農家と観光客相手との
「半農半観光」のような生活を送っているのであろう。


みやげもの屋の客引きが
車まで追ってくる。

いくつ買うと安くするから、と民芸品やら
生活雑貨品を手に、売り込みに余念がない。


ライステラスに着いたとたん、
小さな少年が近づいてきた。


ポストカードを買わないか、と
手に持って見せに来る。


一瞬心が揺れる。


どうしよう。買ってあげようかな。
きっとこの子の仕事なんだろうな。


草で作った帽子をかぶっている。




だけど、勇気を持って
黙って、首を横に振った。

だって、この子の目、
うつろでどこも見ていない。


生活のために、こうするしかないのだろうと
容易に想像はつくけれど
ここで、ポストカードに10円、20円を出したところで
親に渡すだけだ。

きっとこの子の生活はよくならない。




帰り道の路上でもおなじように
少女が信号待ちの車の窓をトントン、と
叩いて手のひらを差しだすしぐさ。


彼女の目もまた同じ、
うつろによどんでいて、
どこにも焦点が合っていなかった。


あげるお金が惜しいんじゃない。

子どもが稼げば、親はますます
子どもに要求するだろう。
もっと持って来い。と。

暮らしのために。一家のために。


だけど、本当は
赤ちゃんは泣くのが仕事。
子どもは遊ぶのが仕事。そして勉強するのが仕事なのだ。


いろんなテレビを見ていても
一様に、どんな貧しい国の子どもたちも
口を揃えて言っている。


勉強がしたい、と。


すっかり学校システムができあがっている
国に生まれた子どもたちは、できるだけ
勉強はしたくない。
学校なんてなければいいのに。
宿題なんか、テストなんかない国に行きたい。と
心底願う。


でもそれは、いつもそこにあるから
疎ましく思う大切な存在とおんなじだ。


学校に行けない子どもたちの願いは
もっと深刻で切実だ。


目の前にいる、少年や少女を切ない思いで、
だけど、
愛を持って目をそらし、まっすぐ前を向いた。


本当だったら、笑顔で応えて会話したい。

心の中で、つぶやいた。

どうか、いつの日か学校に行ける日が来ますように。

学ぶ楽しさを味わう日が来ますように。


今は、ごめんね。
今は、祈ることしかできない。


どうか、いつの日か。

***********************


ある戦場カメラマンが
こんなことを言っていたそうだ。

「アジア人は泣くことと、笑うことが上手な民族だ。」

戦渦の悲惨さを伝える写真を
撮るのが仕事なのに、
辛い惨状の合間を縫って
屈託なく笑う子どもたちが好きで
たくさんの作品を残しているのだそうだ。



やっぱり子どもたちには
心の底から笑ってほしい。


戦争や、貧困を越えて
豊かな生活を送ってほしい。


それは、物質的に豊かな先進国に
なってほしい、というわけではない。

宇宙や地球のリズムに合わせて
自然と調和し、人間の叡智と
しっかりバランスのとれた生活。


私ひとりができることなんて
ほんとうにちっぽけだけど、

それでもやっぱり
なにか、きっと未来のためにできるはず。


私しかできないこと。

みんなと一緒にできること。


***********************


最終日は朝から
約束のブギーボードを教えてもらった。

波乗りは初めて♪

Chrisがタイミングをはかりながら
波の動きに合わせて
クルッとボードの向きを変えてくれる。


GO!という声とともに
思いっきりボードを押してくれると、
ふ~っと軽くなる。


そして、波の頂上にカラダが乗ったまま、
浜へと滑るように運ばれていく。



きゃ~!本当におもしろいね!


サイコー!


ね!だからおとといもやればよかったでしょ?と
Kai が言う。


***********************


最後のランチタイム。

何が食べたい?最後だからね!と言ってくれた。

そして、初めての
ギリシャ料理をリクエスト。


腹ペコになって、しかも
久々に海でたっぷり遊んで
心地のよい疲労感。

よくプールで泳ぐとこんな感じでふわーっとした
感覚になったっけ。


料理がでるまでボーっとしていたら、

Chrisが
「そうやって、遊び疲れて
何にも考えないのはすごくいいんだよ。

悲しいことも、辛いこともみんな忘れられるからね!」


そうだよね。

大人になると、疲れるまで遊ぶなんて
しなくなっちゃうもんね。


時にはこうやって
思いっきりはしゃいで、
カラダ動かして自分のなかのマジメな大人を
忘れてみると、笑顔も格別。

やっぱり子どもであろうが
大人になっても、いくつになっても
人は笑っている顔がいい。


バリで過ごした時間は、
どこかにしまいこんでいた
笑顔をすっかり呼び覚ましてくれた。


どんなことが起きようと、

たとえ、
望んでいる結果にならなくても、

それでも、すべて受け入れる。
祈る。感謝する。

そして、笑うこと♪




ね、私も飛びきりの BIGスマイルになったでしょ?





家に帰ると背中だけヒリヒリと日焼けしていた。
ブギーボードに乗って、うつぶせになって
太陽に思いっきり背を向けていたからだ。


うわ~ん!痛いよ~!

火照った背中にローションを
ペタペタと塗ってくれるTatsuro。

「お母さん、左側の肩はちゃんと
日焼け止め塗れてるから、
あんまり焼けてないけど、
右側、しっかり塗らなかっただろ!
すごい真っ赤だよ!」

だって、左手で塗りにくいんだもん。

皮がむけるほど日焼けしたのも
何年ぶりだろう。

***********************


たくさんの新しい思い出と一緒に、
思い出したもの。


いつもいろんなところで流れていた
ゆったりとした優しいガムランの音色が
今もまだ、時折心の中にこだまする。




【バリの旅物語 おわり】




























































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★バリでの冒険

2010年08月21日 | 旅の物語
チェックインして部屋に通されて
ほどなくしたらルームコールが鳴った。


MORIMOからだった。

一足早くバリ入りしていた私は
後から到着する一家とMelasty Hotelで
直接会うことになっていた。


現地入りしたら、なぜかうまく携帯もメールも通じず
だいたいの時間しか把握していなかったが
きっとそろそろホテルについている頃。


フロントにあれこれ聞いてみた。

もうCHRISファミリーはチェックインしてる?とか
彼らの部屋番号は? とか、
なるべくなら近い部屋にしてほしい とか。


係りは、
チェックインしているかどうかも
よくわからない・・・。と

そっけないので、

まあ、なんとかなるか。といつもの調子で
ひとまず手続きをしたのだった。


***********************

「あれ?なんでわかったの?部屋番号?」と聞いたら

フロントに用事があったのか、通りかかったんだか

そしたら、

「教えてくれたのよ。
KAORUがチェックインした、って。」


英語がちゃんと通じてたのと、
ホテルはそっけないようだけど、
ちゃんと気遣ってくれたんだ~と思うだけで
ちょっぴり嬉しい。

***********************




遅いランチを一緒に食べよう、と
私たちはフロントで待ち合わせて

久々の再会を果たした。

MORIMOは去年日本に里帰りしたときに
会ったから約一年ぶり。

ダンナのCHRISと息子のKAIには
2~3年ぶりだろうか。

しばらく日本に住んでいたから
MARIちゃんやその息子たち、
うちのTATSUROと大集合したりして
ちょくちょく会っていた。

15年ほど前には
息子たちがまだ小学校に上がる前に
みんなでオーストラリアに遊びに行ったこともある。


まだKAIはおなかの中にいた。


だから、遠く離れていても
なんだかんだと私たちは
オーストラリアと日本の距離を
感じることなく、ずっとコンタクトを
取り続けていて、

だんだんと息子たちが大きくなっていくさま、
みずからも年を重ねていくさま、も
お互いに見つめ合っている。


出会ったのは、みんな20代前半。
東京のマミの飯田橋教室だったけど
それぞれに結婚、出産などで
私だけがそのままで名古屋とオーストラリアの
3拠点に広がり、新しい形態が始まった。

しかも、子どもは全員男の子。

だから、というのもあって
なんとなくみんな一緒に集まりやすい。

***********************

「あれ?なんかKAORUちゃん、
キレイになってるぅ~!」

一年ぶりに会って
まず一言めのセリフ。

もうすでにエステとリフレッシュ効果が
出始めていたに違いない。


それからバリの夜は毎晩
彼女たちが調べてきたり、評判を聞いてきた
レストランに繰り出し、

昼間は、それぞれ好きなスタイルで
行きたい場所に出かけていった。



基本的に、現地に入ってから行動を決めるのが
私の、いつもの旅のカタチ。


今回も、まったく計画は立てずに
会ってからプランを立てる。

しかも、
前もって買ったガイドブックを
家に置いてきてしまったことを、
空港に向かう電車の中で気付き
あわてて空港の本屋で
新しくガイドブックを買いなおしたのに
さらにそれも飛行機の中に忘れてきてしまった。

成田からシンガポールの間なのか、
シンガポール、バリ間なのか、
残念ながら記憶にない。


あせった理由のひとつに、
実は、エステヴィラの電話番号すら
控えていなかったからである。


だから、もしかしたら別のガイドブックでも
宣伝や案内が載っているのではないか、と
思い空港に着くなり本屋に直行したのであった。


めでたく案の定、載っていたのにもかかわらず
それをまんまとまた忘れてしまうなんて。

自分でもまたビックリである。


どうしようかな、
空港でお迎えの約束をしたものの
待っててくれなかったら・・・。


早く出国手続き終わらないと
いなくなっちゃうかも~!
実は、サッカーの大画面を見ながら
そんなことも密かに心配していたのである。


それでも、よかった。

ちゃんとプレートに名前書いて待っていてくれた。


いっつもハラハラである。



たぶん、きっちりとした性格の人とは
一緒にいられないだろうな。
ドキドキ、イライラさせすぎちゃうから。



こんな私でも、なんとか生きてこれたのも
周囲がのんびりと穏やかで大らかな
人たちに囲まれてきたからと思う。


***********************

でも幸いなことに
バリには日本語で書かれたフリーペーパーが
たくさんあって、あらたに旬の、
現地でしか知ることのできない情報をGET!

ホテルのお迎えさえ来ちゃえば
あとはなんとかなるってことは、
台湾一人旅でも経験済みだ。


それに今度は、
ちゃんと頼もしい仲間がいるから
いきなり大船に乗った気分である。


***********************

再会した次の日、
体調のすぐれない彼女や
海に行きたい男性たちとは別行動。

午前中から一人で買い物に出かけた。

現地からのメールで報告した、スミニャックである。


あのあたりはまだ絶好調だった。




たくさんの荷物を抱えて、
帰りのタクシーに乗り込んだ。
5時までには余裕で戻れそう。


行き先を伝えて
ふ~っと一息つき、ぼんやりと景色を見ていた。


しばらくは、行きと同じ風景を走っていたのだが
気がついたら、あきらかに
違う街並みの繁華街に突入していた。


同じ名前のホテルが別の場所にもあるから
間違えているのかな?

ちゃんと伝わっていなかったかも。

「メラスティホテルのレギャンの方なんだけど・・・」

というと、ぶっきらぼうな無表情で、

「最初にどこに行くって言わなかった」と言う。


「え?知らないのに走ってたの???」


「そうだ。知らない。
それに、レギャンの近くを通りすぎた時
何にも言わなかっただろう?」という。


うわ!
もしかしてボッタクリのタクシー?


「じゃあ、ここでもう降りる!停めて!」というと

キーっとブレーキをかけた。


メーターは20,000ルピー。

手持ちは50,000ルピー札しかない。


すると、おつりを持っていないという。

もし、このまま乗ってホテルに戻ったら
50,000ルピーでいいという。


NO!と言うと、
ではどこかで両替してこい、と言うのだ。

しかたなく近くの店先で買い物をして
こまかいお札を入手し、
ジャストの金額をふくれっつらで手渡した。

***********************

それから、私は炎天下の中
ホテルを目指して歩き始めた。

通りすがりの人にひとまず聞いてみる。


どの人も、丁寧に教えてくれる。

向こうの方だよ。

右に曲がって、左に曲がって、
また右だよ!

その説明を聞くと、あたかも
すぐ近所のようだった。

歩ける?と聞いてみると
大丈夫だよ、という返事が返ってきた。

でも中には、暑いからタクシーに
乗ったほうがいいよ。と声をかけてくれる人もいる。



それでも、私は意地になっていた。

ぜったい歩いて帰る!


日本人はボッタくられやすいのだ、やっぱり。



炎天下のなか、重い荷物を持って
ひたすら歩き続けること1時間弱。


ちょっぴりまた泣きたくなっていた。

早く帰って
CHRISにブギーボード、教えてもらうはずだったのに。

もう日が暮れちゃう。



***********************

汗だくになってホテルに到着して
慌ててMORIMOたちの部屋に電話した。

でも、なんど鳴らしてもいないとまた心細い。


ひとまず部屋まで行ってみよう、と思って
小走りでプールサイドを通りかかると、

「KAORUちゃん!」と聞きなれた声がした。

思わず足を止めて周囲を見回すと、
足元からもうもう一度呼ぶ声がした。

私の焦る気持ちを落ち着けるように
親子3人、プカプカとプールに浮き
またいつもと同じ笑顔。

急に力が抜けた。

しかも、プールに入ったまま注文できる
バーで、カクテルをたのんで
気持ちよさそうに泳いだり、仲良くおしゃべりして
くつろいでいた。


は~、本当によかった。


まるで冒険から家に戻った子どものような気分。
一部始終を話し終えると、なんだかほっとした。

***********************



でも、
それだけで話は終わらない。

2日後、ウブドという棚田に行く時には
MORIMOと二人で、
一日をかけて日帰りの旅に出かけることにした。



どうする?
ツアーを申し込む?
それともタクシーにする?
観光タクシーを一日貸しきるとか?


まずはフロントに待ち合わせね!
それから決めよう。


少し、早めについた彼女が誰かと話していた。


日本語を流暢にしゃべる男性。

ちょうど今日の仕事を探してたんだって。
車で案内もしてくれるんだって。

値段も交渉したら、安くしてくれるって。

どうする?
お願いしようか?


う~ん。そうね・・・。
そうしようか。

交渉が成立すると、
その男性が、OK!じゃあ車を外に停めているから
10分ぐらい待ってて!そこに友だちも待たせているし。
今、呼ぶから。と携帯を取り出すと
どこにいたのか、すぐさまもう一人がやってきた。



その瞬間、うわ・・・・・!

なんだかわからないけど
やだ、この人!と思ったのだった。

と同時に、
「あれ?さっきからKAORUちゃん
ぜんぜんしゃべってなかったでしょう!
なんか見てたでしょう?
なんか感じてた?」と
にわかに私の顔を見つめてきた。


はっ、っと我に返った。

最初の人のときから
じ~っと上から下までそういえば、見ていた。


どうなんだろう?この人。

そんなに悪い人でもなさそう。

でもどうかな・・・。半々かな・・・。


まあ、いいかな・・・。


大丈夫、だよね。たぶん。



そんな気持ちが行ったり来たりしていた。


でも、決定的にヤダ!と思った絶妙なタイミングで
気づくなんて、さすが!MORIMO!

私もそう思ったの。


だけど、どうしよう・・・!
もう迎えにきちゃう!

残された時間はあと少し。


***********************

私は、とっさにフロントに向かった。

「ねぇ、今のやりとり見てたでしょう?
どう思った?」

と聞くと、フロントの係りは
今度は丁寧な口調で、

「私たちは何とも言うことができません。
ただ・・・。
ホテルで手配するタクシーの方が安全です。」と

観光タクシーのデスクを指差して
かすかに微笑んだ。


その方向を振り返り
デスクに座っているドライバーの姿を見ると、
瞬間に、ピンときた。

ぜったい大丈夫!この人!

急いでかけ寄り、値段交渉をした。

ちょっと高いけど
安心料には変えられない。

すぐ車、用意できる?

もう向かえに来ちゃう!



大丈夫、そこに車あるから、
すぐに出発しよう!

急いで車に乗り込んだ。


例の車はまもなくホテルのゲートを
通り抜けて、入れ違いに入ってくるに違いない。


私たち二人は、
体を九の字に曲げて身をかがめて
窓から顔が見えないように隠れた。


そのスリリングな気分ったら、ない。

ドキドキなんてとっくに通り過ぎている。


***********************

もう顔上げて大丈夫だよ!


陽気なタクシードライバー
Pite(ピト)は、いたずらっぽく教えてくれた。


ボッタくられそうになってからというもの、
ちょっと神経質になって用心していた。


そして、思い出したのだった。


あ!そういえば私ってオーラとかなんとか
いろんなコトが見える人なんだった♪

仕事の時はバリバリ本気スイッチ入れるけど、
普段はたぶんなんとなくわかっているだろうけど、
基本、ぼーっと行動している。


だから、失敗もうっかりも多いのだ。


だけど、こんな状況下では
ちゃんとアンテナ張って使わなきゃ!


だって、ココは決して治安がいい場所とは言い切れない。

数年前のテロだって、すぐ近くだ。


それから、というもの
一人でタクシーをつかまえる時には
ドライバーの顔を確認して、自分の直感を信じて
選ぶことにした。


走っている車の運転手の顔を一瞬で見て、
それから急いで停めて、乗せてもらうのは至難のワザだ。

しかも、折りしも、逆光。


両手いっぱいに荷物を持って、道路脇に立ち、

いろんな角度から、カラダを上下左右に振りながら
フロントガラスを覗き込んで、
じーっと見つめている姿はハタからみて、
ぜったいにあやしい、ヘンな日本人だったと思う。


だけど、
まわりからどう思われようが、もはや関係がない。

とにかく無事に帰るのだ。
ホテルに。そして日本に。



私の本気のスイッチがあたったんだと思う。

良さそうなドライバーは、
安全運転で、無事に送り届けてくれた。


危なかった話をしたら、
「そのタクシー覚えてる?ナンバーひかえてる?
通報したらいいよ」と
バックミラー越しに教えてくれたのだった。


***********************

だけど、
冷静にあとから計算してみたら、

20,000ルピーは日本円で200円!

あんなに走ったのに???

安~!


ホテルまで戻るのに50,000ルピーも?!って
思ったけど、それでも500円。


数年前、N.Yの空港からマンハッタンまで
70ドルで行ったのに、
私の知り合いなんか、ほぼおんなじ距離を
500ドルを請求された、という話を聞いたことがある。
約7,000円と50,000円は
明らかにそれはボラれているだろう。


今回の場合は、被害総額(?)200円!

ボラれそうになった・・・のかも。
というレベルなのかもしれない。

***********************


とにかくレート計算は
0(ゼロ)の数がなにかと多くて
いつも日本円に換算するのにひと苦労だった。


なにしろ、算数はめっぽう弱い。


とはいえ、
日本円のほうがまだ0を2つ消すだけでいいから
本当は簡単なはず。

だけど、20万ルピーと言われると、
ゼロ2つ消すのに手の中でいちいち書いてみたり
頭に数字を浮かべないと、
わからないトホホな脳構造になっている。


しかも、オーストラリアドルから
バリのルピーにするには
もっと中途半端な割り算が必要ならしく、
日本円とオーストラリアドルが入り混じると
なおさら訳がわからなくなって
二人で混乱を極めてくるのだった。

***********************


半日ツアーで参加した
ヨガレッスンはアメリカドルで支払うシステム。


え~っと、っていうことは
35ドルは何ルピー?今手持ちがなくなっちゃったから
日本円に直すといくら両替しないといけないの???

二人一緒に払わなきゃいけないから
じゃあ、オーストラリアドルではいくら必要???

携帯の計算機を使っても
もう、換算不能領域に達してしばらくフリーズする。


ムズかしい(?)計算のことは
今でもよくわからないけど、

それでも確信したのは、
とにかく、
使える五感は、持っている能力はぜんぶ使いきるのだ。


いいな~、そういうのが
わかって。と
旅の一連のできごとを話したら
羨ましがられたが
すぐさま答えた。



ぜったい誰でもみんな持っている。


それは、スピリチュアルな能力、というより
危険を避けようとする動物的な勘、というほうが
もしかしたら正しいのだと思う。



そのアンテナを、自分の直感を信じて
研ぎ澄ましていくしかないと思う。



それも、毎回確実に当たるか
はずすか、そんな保証はどこにもない。

それでも、迷わず使いきる。
できるとかできないとか、そんなんじゃなく。


湧き上がってくる思いを
素直に受け入れ信じていくだけだ。

わかるとかわからないとか、そんなんでもなく。


いつだって、ドラマのような冒険だらけだ。

知らない土地を旅するのだって、
住み慣れた場所での、いつもの毎日だって。

選択肢の連続なのだ。

直感だけが頼りの時であふれている、人生って。


***********************



だからこそ、
そのスリルを、ハラハラしながら楽しんでいく。


その渦中は、決して
アドベンチャー気分なんかじゃないけどね。

いっつも泣きそうになって、
弱気になっちゃうけどね。


でも、
どんなことがあっても
あとから振り返るといい思い出になるのよね、不思議なことに。


平和な日本にいると手を挙げたら、
普通に目的地まで運んでくれるタクシーが
本当にありがたく思えてくる。


いやいや、それだけじゃない。


やっぱり、安心で安全で居心地がいい。



戻ってくると、忘れていたことに
あらためて気づける、外の風。


それも、旅する大きな目的。
今回もまた、ひとつ思い出す。

























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★五反田・炎の焼肉!

2010年08月16日 | KAORU♪ in Japan
今日はママ仲間と、五反田で待ち合わせ。

暑い夏を乗り切ろう~!とガッチリ焼肉を食べにきた。

それぞれの仕事を終えて、食べる気まんまん♪



オンドル石という鉄板は斜めになっていて油が落ちる仕組み。


ブタバラ肉をキムチと野菜に巻いて食べる
サムギョプサルのお店。

厚めのバラ肉はすっかり油が落ちて、
カリカリなのに
柔らかくて、超ジューシー。

ゴマ油につけたり、コチジャンにつけてみたり、
今まで食べたことのない焼肉。



韓流にハマって、何回も韓国に旅行に行ってる
メンディーママのオススメ料理店。


息子たちは、すっかりオトナになって
ママたちの手を離れていっちゃったけど、

こうして時々集まっては
あれこれおしゃべり。





子育てのこと、家族のこと、仕事のこと、
そして人生のこと。

母として、妻や嫁として、
女性として、人間として。




もちろん韓流スターにもみんな夢中~♪


ひたすらモリモリ食べながらも、
話は尽きない。


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★バリの静寂

2010年08月16日 | 旅の物語
本当は一刻も早くテレビを見たくて
気もそぞろだったけれど、
チェックインするなり別室に通され、
いろんな質問が矢継ぎ早に飛んできた。

日本語で書いたたくさんのメニューを見せながら
流暢で、淡々とした日本語を浴びせかける。

「ハイ、それでは朝食のメニューから
お選びクダサイ。

和食、アメリカンブレックファースト、インドネシアンスタイル。

ハイ!どちらにしますか?」

「あ・・・。えっと・・・。
じゃあ、あの、和食で・・・。」

「ハイ!では、ごはん、おじや、おかゆ、どれにしますか?」

「デハ、次。
昼食は?夜は?あさっての朝は?
何時カラニシマスカ?」

すべてのメニューをついたばかりのボーっとした
気分のなか、圧倒されるようなペースで
手際よく答えさせられる。


そして、次に
エステメニューを選ぶ。

たくさんのガラスの小瓶にはいったアロマオイルのビンが
並んでいて、香りをかぎながら効能を説明してくれて
好みのオイルをチョイスする。

“エステティック ヴィラ”の名前通り
幾通りもの豊富なコースから1泊につき3種類を選ぶことができる。

この際だから、ぜんぶ丸ごと!
ボディーも、フェイスもヘッドも♪やった!

あれこれずっと迷いたい気持ちもあったけど、
サッカーも進行中だし、
こういうことは、パッと決めちゃおう。




***********************

翌朝は、朝食後に
プールサイドでのんびりしたり
ヴィラの前の池を眺めながら本を読んだりしながら
11時からエステが始まった。

ヴィラの奥にある専用のエステルームで
ぜいたくな気分。

そして、ヴィラのコテージで食べる
バリの野菜を使ったベジタリアンランチ。

エスニックな味でたっぷりヘルシー。




午後からは、表で
風に吹かれて小鳥のさえずりや、池を流れる
水の音を聞きながらヘッドスパ。



日ごろの喧騒や、疲れをほどく
極上の時間。

毎日を疾走しているからこそ
こんな、ゆるりとしたひとときが心に沁みわたる。

ごほうびの時間は、自分自身で作り出し
計画して、実行する。

誰かからもらおうと思ってしまう
他人に振り回されるタイプ。

いつも向上しないとダメなのではないかという
観念にとらわれて自分にやたら厳しく、
“ごほうび”という存在じたいを考えつかないタイプ。


そのどちらでもなく、
ほどよく働き、ほどよく遊ぶ。

そんなスタンスが、やっぱり自然体で
自分らしさをキープできるコツ、なんだと思う。


***********************

そんな、大切なコトがわかっているのに

自由を、ぜいたくな時を、至福のときを
たっぷり満喫しているはずなのに、

併設しているホテルに泊まっている
カップルや女性友だちたちのグループの
楽しそうなおしゃべりを聞くと、

急に淋しくなる。

あれ?なんで私、ひとりなんだろう?

一瞬の間、ホームシックのような気分になる。

***********************

人間って、ホントに果てしなく
ないものねだりだ。

ずっと一緒だと、うっとうしくなってくる。
でも、しばらく離れていると恋しくなってくる。

わずらわしくなると、一人っきりになりたくなってくる。
なのに、ほっておかれるとむしょうに気になり始めてくる。

どっちにしても、満足できない。


そして、

今ここにある大事なものより、
手に入っている大切なことより、
去っていってしまったものを嘆き、悲しむ。

現状が恵まれていると、わかっているし
感謝しているけど、
手放してしまったことや、
もう二度と元に戻らないであろうことを
まったく別ものと考えてしまって、
いつまでも想いが残って先に進めなくなる。

今の幸せな環境は、それはそれ。

それはいいけど、

辛くて悲しい過去を消し去れないの・・・。


時に人は、
そんな風な迷路に迷い込み、出口を見失い
いつまでも同じ道を行ったりきたりして
途方にくれる。


出口を見つけるのに、ぜったい的な方法も
特効薬もないし、焦ることはないけれど
もし、通り抜けることのできる考え方の
ヒントがあるとするならば、

ぜんぶをトータルして、ひっくるめて考えることだ。

ひとつだけをクローズアップすると
虫めがねみたいに、やたら大きく見えてしまう。

拡大鏡はよく見えるけれど
細部まで見えすぎてそれがすべての世界だと
錯覚を起こすようになる。


なにかのタイミングで、そのめがねをはずした時、
あれれ?そんな大変なコトでもなかったのかな?と
思えるようになったり、
意外とぜんぜん大丈夫だったんじゃない。などと
思っていたより、なんてコトなかったりすることも多いもの。


つまり、常に全体像を見渡す客観的な視点と、
感情に流されず、
うねりに飲み込まれない自分自身を産み出して、
両方の視点からバランスを見ていくこと、
なのかもしれない。


**************************

私は、一人が大好き!という
孤独を愛するタイプでもないし、
みんなといないとダメ!という
淋しがりやでもないし、

家族もいるし、
友だちもたくさんだし、
応援してくれる人もいっぱいだし、

たくさんの出会いがあるし。


それなのに、
もっと!って何を望むんだろう?

なのに、
今一人ぼっちって、何を悲しんでいるんだろう?

いくらなんでも、ぜいたくすぎる。


そう思った瞬間、
なんだか、クスっておかしくなってしまった。

自分自身の意外な一面を知ったからである。


ふだん、まったくそんな気持ちにならないのは
本当に満たされる環境に身を置いているからなのだ。

それを感謝しているつもりでも、
そんな“つもり”だけだったんだ。

いつの間にか空気のようにあたりまえになっていて、
本気で有り難いことなのだということすら、
無意識の奥へと潜りこんでしまっていたのだと思う。

**************************

みんながいてくれること。
それは、本当に幸せなこと。

いつも一緒にいる人も、
時々しか会えない人も。

そして、年賀状だけのやりとりだけになってしまった人も。
メールだけの関係になっている人も。
もう、今では会えなくなってしまった人も。


たくさんのみなさま、距離や時間に関係なく
私とお話してくれてありがとう♪

だから、孤独なんかじゃないんだ。

どんな時だって、どこかで、
いろんなカタチでつながっているから。

心で、ハートで、魂で。


だから、淋しくないんだ。

**************************


全身ヨーグルトパックでしっとりしたあと、
赤い花びらでハートマークと「B A L I」と描かれた
ぜいたくなフラワーバスにとっぷりつかって
ツルツル、ピカピカな「清水薫」に仕上がった。


2日間の、
豊かで上質なデトックスタイムを終えて
すっかりと脱力した私は、

MORIMO一家が待つ
Legian(レギャン)へと向かった。

久々に会う、懐かしいいつもの顔。
早く、会いたい!

静かすぎてちょっぴり一瞬、
淋しくなっちゃった気分を振りほどくように、
今度は、にぎやかな場所へと飛び込んでいく。

一人の静寂な時間を過ごしたあとだからこそ、
みんなと過ごす時間が特別なことに思えるのだと思う。

早く、早く!
早く着かないかな。

スーツケースと一緒に、
あの諦めかけた、おまけで予約できた
Melasty Hotelへ。

はやる気持ちを抑えるように
まばゆい太陽の下を、車はマイペースに
のんびりと走っていく。





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★東京湾花火大会~!

2010年08月14日 | KAORU♪ in Japan
今日は、竹芝埠頭に来ていま~す♪

東京湾の花火大会がスタート~!!!


潮の香りと涼風と一緒に
東京の夜空を華やかに彩る夏の風情。



大声援と、大拍手。
大音響と大迫力。

そして、ボーとこだまする
船の汽笛。


お台場の夜景、海に映る光。

屋形船の明かり。


日ごろつい忘れちゃうけど、
東京は、海に近いのだ。


数百年前から、
江戸の人たちも楽しんだ夏の風物詩。






【最後のクライマックス!】

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★隅田川の夕涼み

2010年08月13日 | KAORU♪ in Japan
浜離宮行きの水上バスに乗りました♪

たくさんの橋をくぐって
東京風景を満喫中。

屋形船も風情があっていいかんじ。

ガイドさんの説明によると、
世界一となる東京スカイツリーは634メートルに
なる予定なんだとか。


それは、東京は昔、武蔵の国と呼ばれていたところから

「634=むさし」

にゴロ合わせしたんだそう。


今日は猛暑もひと休み。


浜離宮についたらまた
ぶらぶらお散歩しま~す。



【浜離宮の池の向こう、紅白のタワー】

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★吾妻橋のアサヒビール22 階より。

2010年08月13日 | KAORU♪ in Japan


【アサヒビールビル 金色のオブジェは炎の形なんだって。
本当は立てたかったんだけど、どうやっても
まっすぐにならず現在も横になったまんまなんだそう。
これもガイドさんのお話です♪】


イタリアンレストランで
ランチ。

東京スカイツリーを眺めて隅田川を見下ろす
最高のロケーション♪

これからデザートタイム~。



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