KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★家族と思い出の地へ、エモ旅。

2023年04月22日 | KAORU♪ in Japan
“墓じまい”という名の「エモ旅」へ。

岐阜の大垣には子どもの頃から
何度訪れたことだろう。


清水家のお墓参りや法事のたびに
家族で来て、そのついでに親戚の家に
遊びに行ったり、長良川や木曽川、
揖斐川(いびがわ)で川遊び。 
鵜飼や鮎を食べに川沿いの“梁(やな)”で
鮎づくしをいただくのも
夏の楽しみのひとつだった。






その度に大勢の親戚やいとこたちが集まって
ワイワイにぎやかに過ごした思い出は
すっかり遠い昔の思い出となり
私は少しずつ大人になっていき
父が亡くなった約30年ほど前から
そんな集まりもすっかりなくなっていった。

新幹線で名古屋まで。
それから在来線で大垣、
さらにバスで30分ほどの距離は
なかなか気軽に行ける距離でもなく
しだいに足が遠のき、母だけでなく
私たちも年を取っていく。

お墓を何よりも大切にしていた世代だった母も
ようやく手放す気持ちになり
家族4人で大垣へとやってきた。






思い出はたくさんあるけれど、
ここにはもうきっと来ることもない。
だって名古屋から遠いし
来てもなんにもないし。

わざわざまた足を運んで見るものもないから、
ついでに、とかたまたま、でさえも
たぶんそんなことも起こらない場所だろう、と思うから。

だからみんなで記憶の中と
今現実ここにいる所を重ね合わせては
そのひとつひとつを、
しんみりと感傷に浸るように

あぁ、これでここに来るのは最後だね。
前にあそこには確かあれがあったよね。
あんなことあったよね。と
いちいち懐かしむ私たち。

「みんなエモいね。」と息子のタツロー。

エモい…って最近の言葉、
ネットで見たことある。
こんな時に使うんだ。感傷的、懐かしい、
ノスタルジック、切ない、もの悲しい、
という意味らしい、まさに。

題して「エモ旅」だね。

今朝親戚も岐阜や大阪から集まり
お坊さんがきて御霊抜きをしたあと
ひとりひとり手を合わせ
そしてすぐに待っていた墓石屋さんが
クレーンで解体。

父の骨を拾い、白い布に包む。

すべてがあっという間の出来事だった。

タツローが
「小さい頃、お葬式があるたびに
大阪に行けて嬉しかったんだよね。
親戚や同年代のはとこたちに会えるから。
誰かが死ぬっていう意味が
よくわからなかったんだ。

きっと悲しいことだけど
でもみんなと会える。と
子どもながらに思っていたよ。
だから今回も楽しみなんだ!」と
言っていた通り、はとことの再会を喜び合う。

思いもかけず岐阜や大阪から親戚たちが
ご一緒してくれて、清水家が集まると
行っていたうなぎ屋さん、「川貞」でにぎやかに。






ここは大好きなうなぎ屋さん。
カリッとフワッと、甘すぎず、タレも
多すぎず。何十年通い続けただろう。






たぶん50年以上。変わらない美味しさ。
ここも最後。と思うと
しんみりとしてしまうが
私も久々のいとこたちとの再会で
おしゃべりがはずんでしまう。

大阪にまた遊びに行くことを約束して。
そして、ニューヨークに来てね!と約束して。

タツローと同年代の参加者のひとり、Ayaneちゃんに集合写真を見せると

「わぁ!嬉しい!家族大好き❤」という。

タツローも「家族大好き!」とよく言っている。

離れていても、なかなか会えなくても
その絆はきっと消え去ることはない。

そして、たとえ血が繋がっていなくてもファミリーの一員になることだってたくさんある。

私にも現に、血が繋がっていないけど
NYに家族がいるように。

縁というのはつくづく不思議。

そこに証明書も契り(ちぎり)も
いらなくて、長い時間も必要なくて。

それでも育んでいける何かもたくさんあって。

次もまた会おう!とかわした言葉は
昔は(いつかね。)とカッコ書きがあったけれど、

その“いつか”はやがてやって来ない。と
いうよりすぐにでも不可能に
なるかもしれない。という方が
現実味を帯びていく今、
やっぱりホントに行動しよう。

最後の岐阜のお菓子屋さん、
金蝶園の「水まんじゅう」と
ぎゅうひの入った「若鮎」をほおばり、
エモい気持ちにひたる。
これも作ったその日じゃないと
味が違うのでお取り寄せもできない
最後の味。





東京で買ってもやっぱり
ぜんぜん味が違う。







ここでしか味わえない絶品を堪能して

さぁ。新しい明日へ。

ただいま、東京へ向かう新幹線の中。
父の遺骨はタツローと私の間に。

お父さん、もうすぐお家に着くよ。

そして明日は近所の新しいお寺にて永代供養を
身内だけでささやかに執りおこなう予定。

短くも長い家族の“エモ旅”がまもなく終わる。

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★✨ジェルプリント✨「春色の風景」

2023年04月15日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「春色の風景」

1、「桜色の風に包まれて」





2、「ネモフィラの丘、空と海と。」





3、「菜の花畑とポカポカ太陽」






春のやわらかな色を見ていると
優しい気持ちになります。

厳しい冬を乗り越えた向こう側に広がる
景色はこんなにも穏やか。

長く辛い時はやがて終わる。
でもその時期があったからこそ
パワーを蓄え、美しく花開くのだと

自然はいつもこうして私たちに
教えてくれているかのよう。

春を迎えて、大地が目覚め
エネルギーが満ちていく風景を描きました。

****************

実は皆さまにご案内があります♪

2023年5月9日(火)〜5月14日(日)

清水ファミリー4世代による作品展を
開催することになりました。

ウチの母、清水和惠の点描画を中心として、
第二世代は私のジェルプリントを15点ほど。
妹Midori のフェルト作品
そして第三世代は達郎の写真や
SaoriやAiriは絵を出展予定。
第四世代のSayo とChiyoも絵を予定しています♪

また詳細はあらためてご案内いたします。

4世代それぞれの世界観を
表現できたらいいな、と思っております。

どうぞお楽しみに〜💖✨✨✨

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★ネモフィラの丘へ

2023年04月11日 | KAORU♪ in Japan
ネモフィラを見に中学高校女子校時代の4人で
女子旅💖✨










青い空と青い海、そして一面に広がる
圧巻のネモフィラ。まだ7分咲きだったけれど、
お天気も良くてたくさん歩いて気持ちいい♪



かわいいネモフィラソフトクリームと
秋田名物のババヘラアイスは
ブルーのお花でラムネ味✨












太平洋が目の前に広がるオーシャンビューの
温泉宿に泊まり、美味しい海の幸や
豪華な夜ごはんをいただき
もちろん夜中遅くまで炸裂女子トーク。

涙を流しておなかが痛くなるほど笑い転げ、
すぐにあの頃に戻っちゃう。






懐かしい思い出話に花が咲き、
それぞれの歩んできた人生のストーリーを
しんみりと聞きながら寄り添い、共感し、
励まし合い讃えあう。

振り返れば私たち、
48年前からずっと友だち。








そして今こうしてまた私の体を
心配して集まってくれて、旅に出た。












会える時にいっぱい会おう。
行きたいところに一緒に行こう。
笑いたいときに思いっきり笑い転げよう。

明日のことなんて誰にもわからないから、
だから今この一瞬が果てしなく愛おしいよ。

楽しい時間をありがとう❣️






やっぱりますます元気になりたい♪
と家族や周りの友だちに会うたび、
そう思えるって本当にありがたい。






体の芯が少しずつ、でも確実にしっかり
入ってくる感覚を覚えながら、

美しい風景と、
楽しい旅のひとときの余韻にひたっている。


















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★3代目の入学式

2023年04月07日 | KAORU♪ in Japan
ピカピカの1年生の入学式を
“おばあちゃん”代表として出席した
感無量な1日✨

(千葉のMidori おばあちゃん
フィンランドのムンミおばあちゃん
和惠ひいおばあちゃん
そしてニューヨークのKaoru おばあちゃん
と4人も(๑>◡<๑)ノ✨)

自分で選んだという宇宙色の
ランドセルをしょって、1年生の
黄色い帽子をかぶって。






「緊張する〜」と言いながら小学校に向かい
帰り道は「緊張した〜」と
ドキドキと過ごした様子。

さすが日本の子どもたち。
式典の最初から、「起立、礼!」の号令に
いきなりビシッとできていてビックリ。

受け付けをして、クラス分けが発表されて
ほどなくして体育館に整列し
入場してきたから、初顔合わせから
ものの数十分。打ち合わせや
練習などするヒマもないと思われるのに。

来賓の祝辞や先生のお話のたびに
おじきをして、着席。

きっとリオが見たら、子どもなのに
So many bow! (めっちゃお辞儀するね!)と
驚きそうな光景。そう言われてみて
はじめて、外に出てみて
当たり前と思っていたことが
そうじゃないと気づくことがいっぱい。

“礼に始まり礼に終わる”を
こんな小さいうちから
普通にやっているなんて。

私たち三姉妹もかつて学んだ小学校。
息子や姪っ子たち3人も同じ小学校。
そして3代目。


入学式の間じゅう、私の50年以上前の
入学式や、息子タツローの入学式や
卒業式、さまざま光景が走馬灯のように
脳裏をかけめぐる。

そして私はニューヨークから、
Saori とSayo ちゃんはフィンランドからまたここに集結し、
懐かしい校歌を一緒に歌える不思議さに
胸がギュッっと熱くなりながら。

お勉強、大丈夫かなぁ、と
不安を口にするけれど、大丈夫だよ♪
なんとかなるよ(笑)

それよりもたくさんお友だち作ってね。
思いっきり楽しんで、元気に遊んで
いっぱい食べてよく寝て、のびのびと。ね。

入学式の朝起きると、
はい。か〜かん、これ。あとで読んでね。
渡されたお手紙には富士山が書かれていた。








「富士山が愛の夢を作っているの、
だからハートがあるんだよ。 
そしてそれがパーン!となったら
みんな仲良くなるの。ケンカしている人も。」
という絵なんだとか。






ちょうどおととい
葉山にドライブに行った時
相模湾の向こうに夕陽に包まれる
黄金色の富士山を見たばかり。






実は今、描き始めたジェルプリントにも
ウチから見える富士山を
モチーフのひとつにしている真っ最中。

そして今日のかわいいプレゼントにも。

“富士山の愛”という言葉を
何度も口にするSayo ちゃん。
ありがとう❤️

記念すべき新たなスタートに
立ち会えたことに感謝しつつ
2人でお仏壇に手を合わせて報告した。

どうぞご先祖さま、
Sayo ちゃんをお守りください。

きっと富士山も見守ってくれているよね。

八重桜咲く道を歩いて
明日から、元気にいってらっしゃい!

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