昨日の門戸厄神に続き、今日は、広田神社のご紹介です。
近くは通ったことがよくあるのですが、訪ねてみて、神社の大きさにビックリしました。
広田神社は、我が国最古の歴史書である「日本書紀」にも登場する兵庫県で最も古いとされる古社の一つです。
201年、神功皇后が新羅(朝鮮半島の古代王朝)への遠征から凱旋する途中に天照大御神(あまてらすおおみかみ)のお告げによって、広田神社、生田神社、長田神社、住吉大社を創建したのが始まりとされています。広田神社は、天照大神を主祭神としており、スポーツ、学業・受験の神様としてご利益があるとされています。毎年、阪神タイガースが優勝祈願にお参りすることでもよく知られています。
5月には、500年以上の歴史のある田植の神事があります。御幣(ごへい)・早苗(さなえ)を授ける神社での神事の後、約1km離れた御饌田(みけた=神々へのお供え用の田)へ向かって、古式の装束での行列があります。御饌田では、民踊・吹奏楽・ヨサコイ踊りなどの伝承芸能が繰り広げられる中で、手で苗を植えます。
広田神社には、約2万株のコバノミツバツツジが群生しており、ツツジの名所としても有名です。古いツツジは、樹齢150年以上と言われており、兵庫県の天然記念物に指定されています。
アクセス
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阪急「西宮北口駅」より阪急バス甲東園行きに乗車、または、「阪神西宮駅」より阪神バス山手東廻りに乗車、「広田神社前」で下車
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参拝時間
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24時間
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休業日
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年中無休
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拝観料
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なし
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駐車場
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無料
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TEL
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0798-74-3489
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★「西宮」の地名の由来
広田神社は、京都の西方にある特に重要な神社なので、中世の貴族達は、これを「西宮」と別称し、広田神社への参拝を「西宮参拝」などと称しました。平安時代の百科事典である『伊呂波字類抄(いろは・じるいしょう)』を始め、いろんな古文書に広田神社を西宮と称したことが記されています。後に、“西宮”は、<msnctyst addresslist="28:兵庫県神戸市;" address="神戸市"></msnctyst>
神戸市
東部から
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尼崎市
西部までの広田神社の広大な荘園(しょうえん)全体を示す地名として使われるようになりました。