有馬在住

有馬温泉の旅館で働くスタッフのブログ。
有馬温泉・神戸・六甲山の自然や文化を紹介します。

有馬ナビ水無月号「北神戸の観光スポット」前編

2008-05-16 20:10:49 | 寺社仏閣

下谷上農村歌舞伎舞台

有馬ナビ水無月号「北神戸の観光スポット」の取材で、谷上、山田地区に行ってきました。

「さぁ!行こかぁ (*^。^*)」

有馬温泉から車で約30分、谷上、山田地区に着きました。

この地区は、古代からの交通の要衝で、歴史のある建造物や寺社仏閣が点在しています。

 

下谷上農村歌舞伎舞台

「しもたにがみのうそんかぶきぶたい!」

早口言葉みたいです。長男は、とても気に入ったようです。

下谷上農村歌舞伎舞台
神戸電鉄「箕谷」駅で下車し約10分歩くと、山田中学校の隣に天彦根神社がありますが、その境内に、江戸時代から伝わる『下谷上農村歌舞伎舞台』が保存されています。この舞台は、江戸末期1840年に建てられ、村祭りの時に農民自身によって歌舞伎や演劇が演じられました。江戸時代には原則として農民が芝居を観たり演じたりすることは禁じられていましたが、実際には神社に奉納するという口実でこのような農村歌舞伎舞台が各地に盛んに建てられ、兵庫県下には約170棟あります。

かやぶき屋根で本殿内部の木彫りの彫刻が見事な上に、直径約6mの皿廻し式の廻り舞台や釣り天井などさまざまな仕掛けが工夫されており、全国で唯一つ花道の一部が回転して反り橋が出てくるなどの特色から国の重要有形民俗文化財にしてされています。なお、1977年に不審火で焼損しましたが、2年後に修復されました。

若王山無動寺

「むどうじ!(大泉洋風に)」

若王山無動寺
神戸電鉄箕谷駅前で「衝原(つくはら)」行き市バスに乗車、「福地」バス停から徒歩15分で、『若王山無動寺(にゃくおうざんむどうじ)』 に着きます。聖徳太子により開基されたと伝えられる真言宗のお寺です。元来は、「福寺」と呼ばれていて、地名の福地もこの寺から名付けられました。明治維新後の廃仏毀釈の折に廃寺とされましたが、福寺の末寺の無動寺の名を使って再興したと言われています。平安時代に作られ、国の重要文化財に指定されている仏像が5体ありますが、ご本尊の大日如来座像は、聖徳太子が鳥仏師に刻ませたと伝えられる、ヒノキ材の寄木造りの巨大な仏像で高さが2.8mもあります。また、この寺の周辺の丹生山田の里は、「土地文化環境保存地域」に指定されています。

無動寺

きれいに整備されたお寺です。

龍

「あ!龍や!」

「かっこえぇなぁ~ (*^。^*)」

若王子神社

「にゃくおうじじんじゃ!」

若王子神社
神戸電鉄箕谷駅前で「衝原(つくはら)」行き市バスに乗車、「福地」バス停から徒歩15分で、無動寺に着きます。寺の境内の西側の一段と高い所に、1297年に橘長綱が建立した『若王子神社(にゃくおうじじんじゃ)』があります。元来は、無動寺の鎮守社で、若王子権現と呼ばれていましたが、明治初年の神仏分離令によって、無動寺から分離されました。1408年に橘光綱が建築した社殿が今も残っており、国の重要文化財に指定されています。三間社流造りの小さな社殿ですが、竪板葺きの屋根や棟木の飾板 (懸魚・げぎょ)の彫刻などが見られ、室町時代前期の建築技法を知る上で貴重な建物です。

案山子

「パパ、あれなにぃ~?」

案山子って言うねんで・・・

後半に続きます。


最新の画像もっと見る