有馬ナビの3月号では、三木をご紹介します。
取材のなかで、三木の寺社仏閣、旧所名跡など多くの史跡を巡りましたので、この有馬温泉歴史探訪倶楽部でも、ご紹介していきます。
伽耶院は、7世紀中頃に、法道仙人が毘沙門天のお告げによって創建したと伝えられている古刹です。本堂・多宝塔・三坂明神社本殿・毘沙門天立像は、いずれも国の重要文化財となっています。
10月の採燈大護摩の行事に派、山伏姿の修験者が近畿一円から集まり、全山にホラ貝の音が響き渡ります。 中世にはかなり栄えましたが、豊臣秀吉の三木城攻めの折に焼失しました。江戸時代に姫路城主の池田輝政や明石城主の小笠原忠真らが帰依し、一部の堂塔が再建されました。寺の境内は、春の桜、秋の紅葉の名所として知られています。
寺の前を流れる川の岸辺には、露出した断層が見られ、その付近はアジサイの名所となっています。また、この川にはホタルが生息しており、5月下旬から6月下旬にかけてホタルの群舞が見られます。