有馬ナビの12月号、1月号では、丹波篠山をご紹介します。
取材のなかで、丹波篠山の寺社仏閣など多くの史跡を巡りましたので、この有馬温泉歴史探訪倶楽部でも、ご紹介していきます。
八幡神社は、1024年に京都の石清水八幡宮の別宮として創建された神社です。1345年の戦乱で焼失し、再建された社殿も1579年に明智光秀の丹波攻めで再び焼失しました。現在の社殿は、1585年に豊臣秀吉によって造営されたもので、国の重要文化財に指定されています。鐘桜には、康応元(1389)年と天文12(1543)年という2つの年号が刻まれた銅鐘があります。
境内にある三重塔は、1460年代に建立され、1815年に再建されたものですが、神仏習合で神社に建てられた珍しい仏塔で、銅鐘とともに兵庫県の重要文化財に指定されています。