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有馬在住

有馬温泉の旅館で働くスタッフのブログ。
有馬温泉・神戸・六甲山の自然や文化を紹介します。

六甲有馬ぶらり旅・第4話

2007-05-30 20:00:00 | 六甲有馬ぶらり旅

炭酸泉源から昔懐かしい街並みを少し歩くと、「銀の湯」に着きます。

銀の湯は、2001年に極楽寺(太閤の湯殿館)の東隣にオープンした「金の湯」の姉妹施設の外湯です。炭酸泉源から引いた温泉にラジウム泉をブレンドした銀泉を利用しています。

お恥ずかしい話ですが、初めて入浴します(^_^;)

銀の湯

日曜日ということもあって、結構混んでいました。

 

銀の湯 のれん

のれんをくぐって、銀の湯に入ります。

お湯は、すべすべした感じの温泉で、天上が高くて気持ちいいです。

金の湯とは、また違った趣きです。

サウナもありますが、今回は子連れなので、使いませんでした。

浴場で、「自称:昔は怖かったけど今は子どもが大好き」というおっちゃんと仲良くなりました。

子どもの着替えを手伝っていただきありがとうございました。

 

続いて、寺町界隈を通って、有馬温泉街へ下っていきます。

念仏寺

念仏寺は、北政所「ねね」の別邸跡と言われる見晴らしのよい、有馬温泉の中心街でも一等地の高台にあります。6月の17日(日)、18日(月)には、「沙羅の花と一弦琴の鑑賞会」が開催されます。

極楽寺

極楽寺の新緑もとてもきれいです。

願いの庭

「パパ、カラスやで!」

願いの庭には、三羽の水浴びをしているカラスの像が置かれています。

湯泉神社縁起によると、神代の昔、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の二神が有馬で温泉を発見したと伝えられています。

二神が有馬の地に降臨されたおり、三羽の傷ついたカラスが、水溜まりで水浴していました。数日にて、傷が癒えたのを見て、不思議に思われた二神が、調べられたところ、この水溜まりが、傷を治す効能高い温泉でした。

これが万病に効くと言われる有馬温泉が世に知られる始まりで、以後、三羽の烏と二神は、有馬の守護神として崇められています。

温泉寺

温泉寺は、有馬温泉の開祖とされる行基上人によって、724年に建立された古刹です。

賽銭箱

チャリーーン!

ゴーーーン!

「パパ、ばち当たらへん?」

当たるわけありません。

 

続いて、狭い路地を、天神泉源方面に向かいます。

湯本坂

「ここ、来たことあるーー」

そうです。湯本坂に続いているのです。

小さな頃遊びまわった思い出がよみがえります。

お友達

「あ、りゅうせいや!」

有馬保育園のお友達に出会いました!

今日一番の笑顔です(*^_^*)

有馬ループバス

ARIMALI、有馬玩具博物館、有馬ループバスなど、今回はすべてパスしました。(彼は行きたそうでしたが・・・。)

今回はぶらり旅なので、いつもと違う旅をします。

なんか楽しいことあるかも?です。

ツバメ

「パパ、鳥さんやーー!」

三ツ森さんの軒先で、ツバメを見つけました。

今から巣を作るところのようです。

かえるのUFOキャッチャー

「パパ、かえるやーー!」

きらくやさんで、かえるのUFOキャッチャーを見つけました。

玄米パフェ

きらくやのあかりちゃんが、有馬88(米)プロジェクトで提供する玄米パフェ(仮称)を試食させてくれました。

玄米のコーヒー寒天や玄米ポンセン、玄米フレークなど盛りだくさんのパフェです。

うまーい!

めっちゃ、美味しかったです。ありがとう!

 

やっぱり、いつもと違う道を通ると、楽しいことにたくさん出会えました。

最後は、旅館まで、あかりちゃんが送ってくれました。

今回で、このシリーズは終わりです。

 

日記のタイトルを『六甲有馬ぶらり旅』にしました。六甲と有馬の間の中点・は抜きました。

やっぱり、有馬温泉と六甲山は一体です!


六甲有馬ぶらり旅・第3話

2007-05-29 20:00:00 | 六甲有馬ぶらり旅

「ロープウェイ、ばいば~い!」

ホントに「ばいばい」にならないで下さい。有馬温泉にとって、六甲有馬ロープウェイはなくてはならないものです。

六甲有馬ロープウェイ

ところで、この黄色のロープウェイ、「もみじ」号なんですね。

赤色のロープウェイの名前は何だったんだろう?

「さくら」は、ピンクやしなぁ・・・

有馬にお越しの際は、ロープウェイに乗って、赤色号の名前をご確認ください。

 

つづいて、町内を散策します。(このシリーズ、いつまで続くのでしょう・・・)

 

こぶし道

父 「いつもと違う道を歩こう!」

子 「回り道していこう!」

どこで、そんな言葉覚えたんでしょう。びっくりしました。

帰りは、こぶし道を通って帰ります。炭酸せんべいの香ばしいにおいがしてきました。

炭酸せんべい工場

炭酸せんべい屋さんの中に突撃取材を試みました。

炭酸せんべいが次々と出来てきます。最後は、このせんべいの端っこを落として製品にします。落とした端っこが、割れ煎として、通常より安く販売されています。

有馬っ子はこれをコーンフレークのように牛乳に入れて食べるそうですが、僕はまだ食べたことがありません。(今度挑戦します。)

湯之花堂の炭酸せんべい

帰りに、おばちゃんが、炭酸せんべいをひとつおみやげにくれました。(恐るべし!おばちゃんキラー!)

湯之花堂さん、ありがとう!

 

さて、こぶし道を進むと右手になんだか怪しげな(何か居そうな)雰囲気の所に出てきます。ここは、うちの旅館が制作した「有馬の昔話」のそれぞれの話を読んでいただくのが、わかりやすいと思います。

魚屋道

魚屋道(ととやみち)と山犬の恩返し(有馬の昔話より)

虫地獄

鳥地獄

地獄谷(虫地獄と鳥地獄)(有馬の昔話より)

愛宕山公園

左手の道からは、愛宕山公園につづきます。この公園の中腹には、湯泉神社があり、更に神社の参道を下ると有馬温泉街に出ます。

この公園で、昨年、「カブトムシ」を探していて、なんと「ヒメボタル(?)」を発見しました。

が、今回はまっすぐ進みます。

クレーン車

もうしばらく歩くと、

ばかでかいクレーン車が見えてきました。

 

「パパ、あのおっきいクランキー(機関車トーマスに出てくる大型のクレーン)何してんの?保育園からも見えて、怖いねんけど・・・」

「森や山を切り開いて、大きな建物を造ってるんだよ。」

「じゃあ、悪者やん!森や山がかわいそうや!」

「でもね・・・大人には大人の・・・」

「僕が大きくなって、ボウケンジャーになったら、やっつけてやる!」

 

子どもって素直ですね。この子どもの感性、勘っていうは当たってると思います。

こんなとこに、ドデカイ建物が建ったら、有馬温泉の自然や温泉にとって、ホントに大変なことになります。

未来の子どもたちのために・・・有馬温泉のために・・・

 

さて、ぶらり旅に戻ります。

稲荷神社の赤鳥居

稲荷神社の赤鳥居が見えてきました。本当はここにも登って、有馬温泉街を見渡したいのですが、彼が大分疲れてきたので、今回はパスします。(僕も大分疲れてます・・・。)

炭酸泉源

この稲荷神社から炭酸坂を下ると、炭酸泉源に着きます。

 

「パパ、何これ?」

「ここから、温泉がわいているんだよ~。」

「でも、赤くないやん!」

 

彼にとって、温泉は、赤いものなんですね。温泉が赤いと思うのは、有馬っ子です。でも、炭酸泉は赤くないんですよ。

炭酸泉

炭酸泉源では、飲泉も楽しめます。有馬温泉は、サイダー発祥の地で、有馬サイダーという復刻版のレトロサイダーも販売されています。

 

赤くない温泉にも、入りたいというので、次は、「銀の湯」に向かいます。

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六甲有馬ぶらり旅・第2話

2007-05-28 21:00:00 | 六甲有馬ぶらり旅

六甲山上バスを降りると「六甲ガーデンテラス」が見えてきました。

六甲ガーデンテラス

『欧米』

ひとことでいうと、そんな感じです。

六甲山は、神戸在住のイギリス人貿易商アーサー・グルームが、明治28年(1895年)たまたま狩猟にきてこの地が理想的な山荘地であることを知り、通称グルーム池のほとりに別荘を構えたころから、保養地としての開発が進みました。

以前の十国展望台がリニューアルして、英国調のテラスが立ち並び、観光客、特にカップルで賑わっています。

父子2人でいるので、なんとなく目立ちます。

おばちゃんたちに、声かけられまくりんぐです(笑)

 

で、テラス内を散策します。

 

どどーーーん!

見晴らしの塔

テラス内を歩いているといきなり大きな建物が目の前に現れます。

 

「お城やーー!」(ドラクエみたい(*^_^*))

 

見晴らしの塔っていうそうです。

早速、塔に登ってみます。(ドラクエです。)

見晴らしの塔

螺旋階段を、ぐるぐる回りながら登っていくと急に青空が見えます。

(もう完全にドラクエです(>_<))

さあ、着きました。

見晴らしの塔からの景色

少しモヤがかかっていますが、大阪湾から明石海峡大橋の方まで見えます。

ここは、標高888mだそうです。ゾロ目です。

「やるな、ガーデンテラス!」

湯山口のお弁当

さてここで、湯山口のお弁当を食べます。

パパのおむすびまで、ガンガン食べてくれました。ありがとう・・・(泣)

ホルティ

ところで、ガーデンテラスには、おしゃれなショップがたくさんあります。

見晴らしの塔のすぐ横の「ホルティ」には、世界各国の雑貨やお菓子などが所狭しとならんでいます。

 

「パパ、飴ちゃ~ん!」

 

すごい!飴やチョコの量り売り?ではなく、プラスチックの容器に好きな飴を詰め込めるだけ詰め込む?

なんていったら、いいんだろう?そう、スーパーのセールなんかでよくあるやつです。

525円で、ハート型や☆の形の飴、小さな小さな金平糖まで詰め込めます。

これ、絶対、お薦めです。

017

時間もなくなってきたので、六甲山頂駅に戻ります。

きれいな植物や昆虫の写真もいっぱい撮ったんですが、パソコンに取り込むときに消しちゃいました。(もう1回、リベンジで撮影してきます!)

カブトムシ

駅の看板の上に、カブトムシを見つけました。

かなり強そうです。(ムシキングです。)

全長1.5メートルはある金属製のカブトムシです。(もう完全にセガトイズです。)

案内装置

駅の中には、有馬温泉や六甲山の施設を案内する案内装置?が置いてありました。いくらぐらいするんやろ??(うちの旅館も紹介されていました。)

さあ、ロープウェイに乗って今度は有馬温泉を目指します。行きと違い、30人以上のお客さんが乗車しています。これぐらい、毎便、乗車してると、廃線にならないと思うのですが・・・

龍泉閣の看板

ロープウェイの車内で、龍泉閣の看板を見つけました。ちょっと、嬉しい(*^_^*)

有馬ます池

眼下に、有馬ます池が見えてきました。ますを釣っている人も見えます。

この有馬ます池では、6月9日(土)、10日(日)に、「ホタル飛び交う幽玄茶席」が開催されます。

 

さあ、有馬温泉駅に着きます。

有馬温泉駅~六甲山頂駅の所要時間はたったの約12分。もっと有馬温泉と連携が必要だと思いました。また、山上の施設の体験プランなどを有馬温泉の旅館が販売することにより、ロープウェイの乗車率が上がるような気がしました。

たった12分ですよ。六甲山というより、有馬温泉の一部だと考えよう!

うちの旅館のプラン作りに活かしていきたいと思います。

さあ、このシリーズどこまでつづくのか・・・書けるとこまで、書いてみます。

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六甲有馬ぶらり旅・第1話

2007-05-27 21:53:15 | 六甲有馬ぶらり旅

「六甲有馬ロープウェイがなくなるかもしれない。」

って話を聞きました。

え!ほんまに?あんなにお客さんに喜んでいただいているのに・・・

 

これは、有馬の街を歩いて、ロープウェイに乗って、六甲山に行ってくるしかない!

ということで、長男(3歳)と、ぶらりと2人旅に出ました。

 

うちを出て、徒歩10分、有馬温泉駅前にある「有馬湯山口」に立ち寄りました。

「いっちゃん、お弁当あるよ!」

「あ、ほんまぁ。ありがとう!」

「はい、お代・・・」

のぶくん、有料なのね(当たり前か。)

有馬湯山口 有馬駅弁

湯山口の「有馬駅弁」です。おかずは700円ですが、別売りのおむすびも併せて買うと50円引きサービスがあります。限定販売品です。美味しそうです。

 

つづいて、太閤通りを歩いているとすごい人だかりが・・・

 

スーパーモンキーのナルト君

スーパーモンキーのナルト君です。土曜、日曜にフルーツフラワーパークから出張してきます。芸達者です。おひねりだしちゃいました(笑)

金の湯

金の湯前の丸い石(彼に言わせると機関車トーマスにでてくる岩のボルダー)の上に座って一服です。

黄色い花

ロープウェイ駅に向かう途中の旅館やまとの石垣に黄色い花が咲いていました。かわいいです。

子どもたち

もうしばらくいくと、いとこに会いました。奇遇です。今から、鼓ヶ滝公園に行くそうです。こっちは六甲山、六甲山!

六甲有馬ロープウェイ有馬温泉駅

長い急坂を上って、六甲有馬ロープウェイの有馬温泉駅に着きました。最後は、ダッシュです。

赤いロープウェイ

ちょうど、ロープウェイがやってきたところです。

「やったー、赤いロープウェイや!」

???

ロープウェイからの景色

ロープウェイに乗って、有馬温泉方面を眺めます。三田の奥の方まで、見渡せます。うちの旅館も見えます。

有馬温泉に来られたら、ロープウェイはおすすめめなんですが、乗客はまばらです。うーーん・・・(悲)

黄色のロープウェイ 

気を取り直して、

しばらくすると、反対側からのロープウェイがやってきました。ここが中間点です。

 

「うわぁ~!黄色のロープウェイや!」

 

なるほど、黄色と赤色のロープウェイがあったんですね。

去年の秋に乗ったときのことを覚えていたんですね。大人になったら関心のなくなることも、子どもにとっては、重要なんですね。感心しました。

六甲山 山上バス

さあ、カンツリー駅に着きました。今度は山上バスに乗って、六甲ガーデンテラスを目指します。

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