
成果を上げている人が、部下の育成となると全くイケてない人になってしまう人は少なくありません。
それどころか、部下からついていけない、パワハラだ!など言われ嫌われることも。
相性と言ってしまえばそれまでです。
確かに、ある部下から見るといい上司、でもある部下からはNG上司、そういったことはよくあります。
上司から見ると、ついつい詰めたくなるような部下は、
・指示待ちだけで自分で考えて動かない
・何か困った時にしか報告や相談をしてこない
・やります、がんばります!とその場限りで終わる
等々で、何とかして成長してもらいたい、
成果をだしてもらいたいとの思いからコミュニケーションをとるものの、
相手の反応によっては『いい加減しろ』となるのも分からないでもありません。
そうした中、教え上手な人がいます。
教え上手とは、伝え上手、人を育てるのが上手いと言い換えてもいいでしょう。
その教え上手な人は、聴く力を持っています。
なんだ、ヒアリング力ね!と思ったかもしれませんが、
その通りです(笑)。
でも、この聴く力とは、理解力と深く関係しています。
ここで言う理解力とは、知識力、相手を理解する力を指します。
仕事で成果を出し続けている人は、当然ながらその仕事の知識、経験、ノウハウ等々が豊富です。
ですので、そのことを伝える、教える、時には気づかせることができます。
もう一つの相手を理解する力、こちらはどうでしょう?
ここが分かれ目です(笑)。
部下の指導は、単なる業務指導と思っていては甘い!
昔は鬼上司でもよかったかもしれませんが、今はどうでしょうね。
そういった人(上司)を好む部下もいるでしょうが、
気合と根性だけで売り続けることはお客様サイドから見ても難しいでしょう。
これからは、誰から買うか、これが重要になってきます。
そう考えたら、社内での関係性が悪いようでは、
組織としていかがなものか、それは顧客視点で考えればわかります。
教え上手な人の共通点は聴く力を持っている人です。