【ビジネスで成功するマインドセット】伴走型メンターの随想

事業家・個人事業家に送る、ビジネスで仕事で大にしたいことをテーマに書きます。

仲良し家族の秘訣、江戸時代は良かった?

2019-09-11 05:51:32 | 日記
江戸時代の心学者 柴田鳩翁の道話にこのような話があります。
 

「ある村に、喧嘩ばかりする家族と、全く喧嘩をしない家族がありました。


ある時に、喧嘩家族の人が仲良し家族の家に、

仲良くするコツを教えてもらいに行きました。


すると、仲良し家族の人は


「うちは悪人ばかりだから喧嘩にならないんですよ」と言いました。
 


その意味を尋ねると、

「うちでは、嫁さんが掃除中に置いたバケツに、

 目の悪いばあさんがつまずいたら、嫁さんは「ごめんなさい。



そんなところにバケツを置いた私が悪かった」と謝り、


ばあさんは「不注意でつまずいてごめんなさい。私悪かった」と謝ります。



嫁と姑で「私が悪かった」「私は悪かった」と、

自分から悪人になるから喧嘩になりません」と言うのです。



ところが、喧嘩家族の場合ではその時、

「私はちゃんとやっている。あんたが間違ってるんだ」

「あんたこそ間違ってる。私はちゃんとやっている」

と皆が善人になるので喧嘩になってしまいます」(「鳩翁道話」)
  

正義ってなんだろうな?と考えさせられる話です。

何のための正しさなのか、

生きていく上での正しさとは何なんだろう、
 
表面的な態度・姿勢のみならず、心の態度・姿勢を正さねば…
 
いくつになっても学ぶことが沢山あります。 










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