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自転車ライフと 里山のくらし、花や自然などなど

安野光雅展に

2014-08-05 | 日記

高崎に安野光雅展が来ていたので、何年かぶりに行ってきました

 

  高崎駅前の高崎市タワー美術館

   駅の2F部分からつながる通路でそのまま行けます(美術館は3,4F)

 

駅前は暑さのせいか人通りが少なくて・・・美術館の中はひんやり~

夏は美術館や映画館、水族館とか・・・行きたくなりますね

 

で、安野光雅さんです、

おそらく どなたもご覧になれば、あ、この絵みたことあるなあーと思われることでしょう

    

    わたしは旅の絵本シリーズがいっとう好き どれも好きだけど  

     

  

 

当時みたことのないヨーロッパの風景、落ち着いたきれいな色使い、緻密な描写

じっくり見ると気付くウイットに富んだ遊びごころ

文字がまったくないぶん想像力がふくらんで 見るたび違う楽しさがあるような絵本  

いろんな国、どのバージョンも良いんデス(日本編もあります) 

 

 

今回の展覧会は、『繪本 三國志』の原画展が中心でした

   絵本は2008年(氏、72歳)に出版

中国の物語だからと、(中国に取材&スケッチに行った際に入手されたという)みさらし絹本という素材に描かれています

絵具も、彼の地の土や画材を混ぜて混ぜたもの、というこだわり  

風景は実際に見たものに当時だったら・・・を想像して作り出した世界だということです

展示されていた82点 どれもイマジネーションをそそられる 美しい作品でした

実物を見てみると、ベージュ色の絹本の地に独特の光沢があり、角度を変えるとまた違った質感があらわれます

これはナマで見てこそ味わえる軽やかさと重厚感であるなあ・・・と感嘆しつつずっと魅入ってしまいました

   

 

 

ひとつだけ、残念なことがあり

展示の前半部分は、氏の初期の絵本作品 『ふしぎなえ』と『天動説の絵本』 の原画展示だったのですが、

        

   とても緻密に描かれていて、細部をじっくり味わってこそ この絵本の魅力がわかると思うのです

 

美術館の構造上の都合なのか、原画が額装されているのにさらに 絵から1mほど離れた部分がガラス張りになっており

原画じたいも小さめなのに体も乗り出せないし、ガラスに映る自分の影が反射して気になるしで

ちっとも絵を楽しめませんでした・・・ 絵本なのに絵と文章が1m離れてる展示って初めてみたわ

仕事がルーティンの流れ作業になっていませんか美術館の方々! と勝手なことを思いつつ、

お客さんの目線で物事を見ないといけないな、と反面教師・・・なにごとも勉強ですね

と、めずらしくネガティブなことを書きまして読んで不快な方がいましたらすみません

 

まあ、この後『三国志』はじっくり見れたので、真夏の美術鑑賞、行って良かったです

たまにはこんな時間もいいですね

コメント (2)
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