夜半から雪が降り、朝起きたら外が真っ白でありました
(幸い、急いで雪かきをするほどの量ではなくて)予定していた桐生ネイチャーセンターへ
「早春の植物の調べ方」講座へいってきました
途中倉渕の辺り(榛名西麓)まで積雪があり、樹氷のようで美しかった
高崎に近づくにつれ雨になってゆきました
我が家から車で2時間半の桐生には、もう春が来ていました
満開のチョウジザクラが迎えてくれました
講座は、午前中が桐生自然観察の森内を散策しながら観察、午後は座学でした
園内には約800種の植物があるそうですが、今日はそのうちの50種ほどとりあげ
見分け方のポイント、生態や環境の説明を聞きながらの観察は勉強になりました
ずっと雨で、よく撮れませんでしたが、一部、写真を載せてみます
コスミレ 葉が細く小さい スミレ類は春と夏で葉の数が変わる
カキドオシ 昔はゴマノハグサ科だったが、現在は(分類基準改定後は)シソ科
コクサギ(実) ミカン科 川沿いに生える
アオキ(雄花) アジアにしかない
テイカカズラ(割れた後の実)
つるは常緑 種は冠毛がついて風にはこばれる
ニワトコ(花) 葉は対生 成長が早い 花が咲き終わるのも早い
ネコノメソウ 水が流れるところに生える
カタクリ ユリ科 葉に斑がないものもある
キュウリグサ 先端がくるりと曲がるのが特徴
クロヒナスゲ 北関東にしかない
シハイスミレ(紫背菫)
距が細く後ろにピンと跳ね上がっているのが特徴
タチツボスミレ
花の頃の茎は10cmほど、花の後、その3倍くらいに伸びる
シュンラン
葉っぱは鹿が食べてしまったそうです、その後花がちゃんと出てきた!
ヒサカキ(雄花) 独特の臭気あり
サイカチ マメ科 幹に枝分かれした鋭いトゲあり
里山にしか生えない 谷のへりなど水辺近くに生える
トキリマメ(別名オオバタンキリマメ) (実)
鮮やかな赤い皮と黒い実 インパクト大!
花や木の名前を覚えるコツは
①興味をもつ
②基礎的な知識を勉強する
〇〇科という体系ごとに覚えると覚えやすい(※今後はAPG体系で)
③植物を四季を通して、また長い間を通して観察する
同じ植物を別の場所でも観察してみる
④野外観察をすると図鑑に載っていないことがわかる
何故ここに生えているのか
その植物の立場になって考えながら観察すること
⑤昆虫や蝶、動物、鳥などとのかかわりを調べる
⑥人間とのかかわりも考える
植物は衣食住すべてに欠かすことができない大切な存在であるという視点でとらえてみる
本日の講師は横浜国立大の奥田先生でした
学べるということはありがたいです
桐生の森では定期的にネイチャー系の観察会を行っているそうです
チョウジザクラ 筒が長くて下向きに咲く
今日は弛める一日となりました