再び雨模様の月曜日
群馬県の天気予報をみていたら、この9月は 昨年比10%程度の晴天率だそうでー
あと10日ほど、このすっきりしない天気が続くとのこと
さて、今日は先日(9/25)のライドから、秋空以外の場所も ご紹介したいとおもいます~
脚の向くまま、中之条からを嵩山にむかって走っていたら、この案内を目にし
わ、なんてタイムリーなんでしょう これは行かねば!
まずは 手前の割田下総(わりたしもうさ)のほうから 案内板の通りに走ってゆきます
こんにゃく畑の広がる地に
割田下総のお墓がありました
割田下総、といわれてもご存じない方も多いとおもいますがー
戦国時代の吾妻七騎(地侍)の一人で、真田昌幸・信之の家臣だった忍びです
ちなみに(最後の方に名前のある)出浦対馬守、というのは『真田丸』で寺島進さんが演じてらっしゃる役です
昌幸との別れのシーンで「すっぱ(透破)を使って家康を暗殺しろ」と言っていたように、甲州透破のドンで
割田重勝はその部下だったわけですが、知勇に優れた武将も、大阪の陣の後、盗みを働いた罪で
出浦対馬守に討たれてしまったそうです
割田という苗字は 走っていると この一帯でたくさん見ます
このお墓も 子孫と思しき方が最近新しく建て直したもののようです
お墓の前のミゾソバ
一方、唐沢玄蕃(からさわげんば 同、真田配下の忍者)の墓はここからほど近く
遠くに榛名の山々を望む 小さな丘の上にありました
両脇に ご親族のものと思しき墓碑が ずらりと並んでいます
こちらにも敵の馬鎧を盗んだという逸話が伝わります
(ちょうど先月『加沢記』の文書で読んだところでした)
この時代、敵方の鎧を盗むのが強さのステータスだったのでしょうか(笑)
非常に身軽で、助走無しで 高く飛ぶこと6尺(1.8m)、前跳び12尺(3.9m)、
左右へ9尺(2.77m)、後ろへも9尺(2.77m)
飛び降りては40尺(12m)跳べた、といいます
今オリンピックに出たら金メダル間違いなし!?
墓守のきのこさん
☆ちなみにこの二人は、別冊歴史読本『忍びの者132人データファイル』
吾妻の忍びは、出浦対馬守昌相、横谷左近、角田新右衛門、祢津潜竜斎
のちに信之に仕えた金子泰清、鈴木右近
忍びのテータファイルには、意外なところ?では、安倍晴明をはじめ、鴨長明
楠木正成、源九郎義経、山本勘助、滝川一益、石川五右衛門、間宮林蔵、松尾芭蕉…なども名を連ね
諜報を目的とする特殊能力に優れた人物=忍び なのでした
そういえば、ワタシこの日、スゴイ忍びの方に会いました!
忍者バッタり君
この後、嵩山(たけやま)をぬけて 新治(にいはる)のたくみの里に向かったのですが、
わたしが大道峠を越えている間じゅう、ずっと
自転車のこの辺に潜んでいたんですよ
回転するペダルの軸とともに クルクル回っており~
登坂の途中で気が付いたのですが…
遠心力で落ちないのかしら、それとも もう目が廻って下りられないのかも…と思いながらも
観察を続けつつ走ってしまいました(🙇)
バッタ君と二人乗りしたのは初めてです
途中で飛び乗ったとは考えにくいので 前回着地した地点から換算すると約10kmほどクルクル…
さすがに気の毒になって自転車からおりてみると
すぐさま、逃げるように飛び跳ねてゆきました
元気そうで良かった(笑)!
たくみの里に着いて
お昼ごはんは お蕎麦屋さん
セットのそばがきが美味しくて、追加注文してしまいました
その後は新治広域農道をバビューンと走り
ガガイモの芋を見たり
ヌルデ?のたわわな実に驚く
県道36号線 名胡桃の御城下に入り
りんご園の連なる道をゆく
必殺赤根峠を越えて中山まわりで帰りました
走行距離104km(総上昇量1679m)
坂では脚が重くて~ 運動不足がこたえました
でもこれ以上ないサイクリング日和、ご褒美をもらった気分です
秋の空と アキカラマツ
長らくお付き合いいただき ありがとうございました