気がつけば2月も終わり・・・
フッキソウもむっくりと起きだしました
雪もよく降ったのですが 仕事も忙しく ほぼ山籠もりの2月でございました
外に出たい気持ち(と 脂肪)をじゅうぶんに蓄えられたので これから元気に動き出したいと思います
・・・あ、自転車まだ帰ってないんだった(笑)
さて、今月のは~
ずっと気になっていたマンガ 『3月のライオン』(羽海野チカ著)
図書館に置いてあったので(マンガも貸出してくれます♪) 読んでみたらハマりました
内容は将棋界を題材にした青春ストーリーです
主人公は高校生ながらプロの棋士である天涯孤独の少年
連載は青年誌でされていますが 作家さんは女性で かわいいテイストの絵
人物の表情の書き分け 奥行きのあるストーリー 魂込めて書いてますというのが伝わってくる気迫のシーン
あっというまに惹きこまれ 将棋をよく知らないわたしでも それぞれの登場人物に感情移入してしまうのだった
魅力的な絵に加え、各話が短めで飽きさせない その展開の持っていきかたもお見事!
作者が将棋好きというのに加え、プロ棋士の方(先崎学氏)も監修されており リアルな世界観のなか、
白熱の対決場面では一緒に 盤上をみつめているかのような緊張感が味わえる
(1席終えるとドッと疲れます・・・(笑))
テーマは「孤独」と「苦悩」
努力だけでは勝てない世界 それぞれが悩みや事情を抱えながらも
好きな将棋のためにひたすら身を捧げている
自分はこんなになるまで何かに情熱を傾けることがあったろうか・・・と思わずにいられない
登場する棋士達もそうとうに個性的なのですが(でも実在してそうな(笑))
主人公をとりまく人間模様にもまた ドキドキさせられる
義父や義姉との関係とか ひなちゃんのいじめ問題とか
じっさい 生きてゆくのはいろいろな困難がつきまとうもので
天才棋士といえども マンガといえども そこは逃れられないのだった
いろいろあってもこの3姉妹がいてくれてよかったな・・・ 担任の先生もナイス♪
現在10巻まで出ています(9巻時点で休載も⇒昨年より再開されました)
今後の行方が気になる~
白泉社「ヤングアニマル」サイトから無料お試し読みができます♪
ちなみに『3月のライオン』という題名の意味は 著者によると
同名の映画のタイトルからとったそうで、
意味は"March comes in like a lion and goes out ilke a lamb" ⇒イギリスの諺より
3月はライオンのように(荒々しい気候で)やってきて、子羊のように(穏やかに)去る
(将棋界で)毎年3月に昇級をかけた試合の最終戦が行われるのに掛けてあるようです